励ます誰かの言葉より
一緒に歩く仲間になろう
哀しみ哀れむ涙より
心に響く歌声が
砕けた心を蘇らせる
失ったことを忘れないこと
それと同じくらいのこと
これから何かを求めるため
進 ....
開いた唇から落ちるのは
無意識の反動で
顔を伏せた瞬間
「それでも良い。」
の一言が
(覚えのない傷を、増やしたのかも知れない。。)
…気が付いたのは、いつの頃か ....
わたしのなかのみんなが
はしりさっていきます
わたしはおいていかれるけど
みんながてにもっているのが
わたしです
わたしはおいていかれるけど
君が隣で眠るのに怖い夢見たなんて言えない
お詫びして訂正します妻と子は妄想でした実は独身
ありがとうとか
そんな言葉に心ふるえて
でもやっぱり
だれかをうらんだりしている
いいひとだけではいられない
それってみんな おなじ?
あたたかいお茶いっぱい
それだけであなたが ....
大きなお世話を
売る店が
だいぶ減って
しまったから
世の中は
だいぶ自由になって
他人の
一挙手一投足を
監視したり
嘲笑したりして
ときを
費やしている
....
こんばんは
こんばんはといえば夜ですが
夜になってもまぶたの裏が痛みます
きっと蛍光灯のせいでしょう
蛍光灯はしろっぽくってあおっぽくって
だからやつのせいでしょう
そういう ....
怒っていた
思い通りにならないことに
いうことをきかないひとに
いいたいことをいえないじぶんに
怒って
むくれて
投げ捨てて
あ
やばい とおもいなおして
なきなきひ ....
そろそろいい歳なので
生意気になるべきだ
自分が自分になるための
いさかいはとことん受け取るべきだ
世界の一員である前に
自分自身であるべきだ
生意気でなければ
こんな男に価値はない
....
息子が帰り支度をするのを見つめながら先生からきょうの息子の様子を聞いていた。
お礼を言って先生にぼくは微笑み保育園を出た。
ぼくは笑顔をよくほめられる。あるとき仲間に黒人であることの利点を ....
たくさんのベランダは ひかってる
さかなの呼吸のようだと おもう
ひとすくい ひろって
あきらめて 放す
ぼくらはヤドリギを しってた
ひりついた アゲハの細い ....
あなたの胸に、耳をつける。
はらはらと
降りつもる、ゆき。
さいげんなく現れる、ぶあつい雪片。
あなたにふれた手のひらが、やはらかく折り重なり
何層にもなってゐる。
ぼくのも、知らないひと ....
母とはいる温泉
縫い代のような
オーラ感じる湯けむり
ははは はは
なのに
おんなへんで並ぶ肩
なにごとかもとけだして
白いゆげ
母と娘の二人旅
相場は
笑いだ
上を向けば染みとおるような青が
涙を誘う
けれども
白旗は
まだ上げられない
0次元
面積を持たない点は哀しくて
あられのようにパラパラと降りそそぐだろう
なんのうえに
1次元
線虫となった哀しみはのたうちまわって
それでも面積を持てない
2次元
....
ねぇおじさん。
どうして人は孤独になるの?
それは、孤独を感じるほどの、
ぬくもりを知ってしまったからさ。
どうして人に孤独があるの?
それは、き ....
とある雑貨屋さんで
綺麗にディスプレイされていた
マトリョーシカを見たの
凄く可愛くて連れて帰ろうか
迷った…
興奮した私は一旦、店を出て
深呼吸
自分で作ったら
きっと、もっと愛着が湧くなと
....
死んだ魚の隣で
ビニールの袋の中で
スケルトンな体をくねらせて
白魚は泳ぐ
その臓器の あまやかなピンク色は
ゆるされている時間の刹那を泳ぐ
なにやら虚無からの出立や ....
ごすいって
ひすいに似たような
石
たおやかに
睡り続ける
午後
もくもくと
宝石になる練習をしよう
纏足の爪先から
あたたかな成分が溶け出していく
あらがえない{ルビ麻薬=レ ....
ソリティア
白は孤独
白は正しく
やがて 汚れる
自分を守れ
と
私は言いたい
逃げて
逃げて
ぶざまに
転んで
泥だらけ
スーツも何も
あったもんじゃ
ないん ....
僕は学ぶ
知らないことが怖いから
僕は調べる
バカにされないように
節操も無く 大量に
規則性を匂わせながら うず高く
知らないでいたくない
把握して ....
あなたは眼の前で
ひとがひとに殺される所を視たことがありますか
ぼくは一度だけあります
そこはサイゴンの中央広場でした
それは公開処刑でした
若い女性で南軍からベトコンのスパイとして
....
タバコの味のするキスは
久しぶりだった
待ち焦がれていた瞬間が
こんなにも
やすやすと手に入る
夢なの、
問いかけた唇を
あなたが封じ込めた
大きな手のひらは
私の胸 ....
耳をすませてみてよ
聞こえるかい ギターの絃のはじける音
シンセサイザーの 機械的に透明な音
地を這っていくような 重たいベース
いくつも重なり合うドラムの心拍数
張り上げたボーカルの肉声
....
君が居なくなった時
ほんとうにだめだと思った
これは、まじで、まともに
しんそこからだめだと思った
僕は多分君を全然大事にしなかった
空気の中の酸素ぐらいに思ってた
精々数%のなけ ....
1月の曇天は、この田舎町に
たくさんの雪うさぎを放ちます。
最近は、昔ほどは多くはないけど
それでも今年も雪うさぎが放たれました。
雪うさぎたちは、放たれた ....
生きる事が許されなかった子供達が
大人になったいま
それでも生きると
決断する事の
哀しさ
生きる事は許されない
ただ生きるだけである
自然にも社会にも逆らい
生きるだけで ....
涙して書く詩なんて
これからいくつもあるだろう
そう思いながら
ナポリタンを食べる私
食べながら涙が出てきた
何なのよ このシチュエーション
思わずケーキセットを追加
椅子の上の荷物 ....
白目向いて愛想笑いしている
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