日差しがやけに暖かくて瞼を閉じた
こんなことしかこんなことだけ心に抱いて歩いていくだけ
さよならを温めるだけの今も
みっともなく伸びた影二つに夕暮れ落ちて
小さな心を確かめる
今触れなくて交 ....
50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春 とある公共放送の番組で二本のドキュメンタリーをみた。ひとつは海外で創作活躍をしている画家ともう一つは日本で人気のあるバンドメンバーの音楽家だ。そのどちらも若いクリエイティブな創作家であることには違 .... 海の見える窓は
花瓶と 古びた鉛筆の
水中のような色の部屋だ
幸せを運ぶリモコンで
僕は そして
テレビに目を閉じさせられていた
過ぎた日の でも 僕は
友達の残した言葉に微笑んでい ....
そうしてまた
真っ白な一日が 経過する

僕は何一つ手に入れなかった
心の奥に貼り付く無限
認識の荒野に曝されたまま
謎は謎として残されて

そうしてまた
真っ白な一日が 経過する
 ....
時々 ぼんやりと 窓の外を見ている時には
街の景色を思い出している
自分ではなくさせられた 朝を
描いた部屋で
電柱を見ているのだ
たぶん きっと 誇らしげに
食虫植物が翅を休める虫を絡め取ってゆっくりと飲み込んでいく映像が脳裏でずっと繰り返されていた、一度首を刎ねられてまた繋がれたかのように身体はどこかバランスを欠いていた、信号を伝達する回路がどこかで .... モンゴリアンチョップ、
イナズマレッグラリアート、
サソリガタメ。

エンズイギリ、
ウエスタンラリアット、
ジャーマンスープレックス。

リキラリアット、
マンジガタメ、
アリキ ....
朝から何もしていないけれど
その空白の間を
誰かが駆け抜けて行けば良い
メトロノームが振るように
いつか出会える音の前で
正直になりたい

足を伸ばせば
地面が足りなくなるから
膝を ....
大晦日にだけ現れる道歩く


蜘蛛の巣につかまった風 ゆれている


雪がふる 時が止まったように白


窓ガラス あなたが星を描いただけ
歌声が心に残る女性歌手懐かしさ含む歌詞とメロディー

優勝を決めたチームの努力知る練習の日々告げる番組

公園で遊べば子供心湧く仕事の日々にオアシスを呼ぶ

思い出の素麺流し振り返るコツが ....
君が好き君が大好き初茜


お揃いの冬帽子で行く散歩道


胴長の猫眠る横の初日記
雑居ビルの片隅の
空き部屋みたいな光景が
心情として焼き付けられていた


雪の夜


悪魔が暖炉を探して
往来を彷徨ってる
人々は戸を閉ざして
気の早い春を待ちわびてい ....
単純な答をぼくはたぶん知っているのだろう
人生って単純だけど優しい遊園地だなんてね

知性あるいは悟性とかいろいろあるけど
現実を処理できなけばとりあえずぼくだ

珍しい動物新しい道具予測 ....
 音楽室

あなたが好きな曲を何でも弾きこなせるようにピアニストになるよ
あなたが好きな曲を何でも弾きこなせるようにピアノになるよ

 高原

今はもう存在しないかもしれないその星に
 ....
心を奪ってしまう
Eテレのくま
まつ毛の下で
すばらしく跳ねる関心
持てないマグを
もとうとする指
区切られた
きみ
裏方のママは腰痛で
でも
わらってる
きみがジュースをこぼす ....
 何のはなしだかわかっているわね?

「え?」じゃないわよ

 あなた、飛んだでしょ、また

 空を飛んだでしょ? 夕べ

 何とぼけて眼から光線出してんのよ

 こっち見なさい、 ....
段々自分、
ひとりきりの自分を思い出している
昔からいつもノートを持ち歩いているので
「何を書くんだ」とよく父に怒られた
詩を書くとは言わなかった

ペンのインクが減っていきます
インク ....
コロナはただの風邪だって
あなたは言うけれど
たぶんそれは間違っている

恋はただの勘違いって
あなたは言うけれど
それもたぶん間違っている


にわかには覚め難い
肺いっぱいに ....
頭ん中の電球が破裂して
覗き込んだ心ん中は真っ暗闇に変わっていた

俺は口が下手で
上手く意志と感情を伝えられないし
無理してそれをしようとしたりすると
緊張してしまうから
声が引きつっ ....
本気になれない自分がいる
今風に表現するならマジになれない自分がいた

的が外れてしまうかも知れないけど
たとえば
逃げ場のないところに追い詰められても
自らの拳を振り上げて闘えない腰抜け ....
人に話しにくい夢をみた
その夢はこんな夢
杉の樹だった
長い事ずっと杉の樹
星や森の理性が
ティンカーベルの様に幹を交流してた
そして山火事
白亜層の匂いで
目が覚め
さめた目をさ ....
僕と君はお互いに色を塗り合いたい
おしゃべりは絵筆の一刷き
互いにおしゃべりすることで
相手に色を塗り合っている
君は思い出話で僕を桃色に塗る
僕は仕事の話で君を水色に塗る
そうして互いの ....
残念だけどこの物語はここでおしまいです
眠る前に何かを思い出そうとすると
こんなふうに説明を受けて眼をさます
残念だけどね、残念だけどって

あのよ俺んちにガレージがあってさ
下だけコ ....
僕は時々思い出すのだ。あの頃、昔、僕が歩いていた景色を。そして、休日に訪れた店の、やや歳のいったマッサージ師を。奥さんが台湾の人で、ピータンをふるまってもらったことがある。あれは、安アパートに暮ら .... 憧れ、夢、予感の
余韻の奥に輝くもの

わたしが私であって
私で在らぬもの

未知が胸奥から押し寄せる

感覚を越え
溢れ流れるこの今に
透明な姿になってしまう前に、
好きだった景色をこの目に焼き付けておきたいと思った

一喜一憂の中に浮かぶ心
きみの記憶に降り積もっていく色彩
過ぎ去って風よりも透明になったもの

寒い夜 ....
あやされて育った。雲の切れ間から赤い赤い血が滴る。
ヒロイックな風儀に巻かれないでください。
遊泳する中でも、これ、この指は本物です。
操るのでなく、触る、目を瞑る、と
この指先が、世界の中心 ....
真っ逆さまの光の頂
 集めた八重歯を笊で濯いで
女は大きなアサガオの
   白い蛾に似た花を吸う
小さな蜘蛛が内腿の
      汗の雫に酔っている


生木の煙 風の筆
飛び交う無 ....
人類誕生から6千年
輪廻転生を信じるなら
何十回も生まれ変わって
進化して来たのかな
それでもこの程度の人生か

ちょっと計算してみようかな
例えばこの世で75年
あの世で75年とする ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日差しこの手に- viraj自由詩221-1-14
50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春- 北大路京 ...短歌321-1-14
破壊と構築について- アラガイ ...散文(批評 ...7+*21-1-14
別荘の部屋で- 番田 自由詩321-1-14
真っ白な一日- ひだかた ...自由詩521-1-13
アパートの一日- 番田 自由詩321-1-13
リズム、グルーブ、その連続- ホロウ・ ...自由詩1*21-1-12
必殺技- 浮蜘蛛自由詩121-1-12
空にも似た日- ミナト ...自由詩221-1-12
時を折る- 水宮うみ川柳3*21-1-12
思い出- 夏川ゆう短歌221-1-12
散歩道2- もっぷ俳句421-1-12
実感は理性的じゃない- ホロウ・ ...自由詩3*21-1-11
単音- 梅昆布茶自由詩7*21-1-11
初恋の描き方- 空丸自由詩321-1-11
心を奪ってしまうEテレのくま- 道草次郎自由詩2*21-1-11
そこに座りなさい- 墨晶自由詩3*21-1-10
ノート- 由比良 ...自由詩221-1-10
冬の日- umineko自由詩2*21-1-10
頭ん中で電球が破裂した- こたきひ ...自由詩421-1-10
敗北者とか負け犬とか- こたきひ ...短歌721-1-10
夢物語- 道草次郎自由詩1*21-1-10
色を塗る- 葉leaf自由詩121-1-10
トライポッド・ジャーナル- 竜門勇気自由詩2*21-1-10
かつて、相模大野で- 番田 散文(批評 ...221-1-10
未知- ひだかた ...自由詩521-1-9
浮遊憂いの目- 水宮うみ自由詩3*21-1-9
ギター- 由比良 ...自由詩221-1-9
中る- ただのみ ...自由詩5*21-1-9
転生するにもほどがある- イオン自由詩2*21-1-9

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