二丁拳銃前に突き出しドアを蹴破る。
 ナイフの風が吹く。二の腕、頬を切り刻む。
 赤い光が目に刺さり、黒から白へ、警報が鳴る。
 天井から落ちる滴が水溜まりを走る。
 心臓は腐っていた。
寝る前の入浴
妻は顔と手と
背中を
すっかり
洗ってこすってくれた

それから
ぐっすり寝て
朝の鏡には
若くなった
自分が

ありがとう妻よ
君のために
こうして詩を ....
どんな時も星空はある。
雨の夕方にも曇りの真夜中にも
青々と広がる空が頭上にあるときも。
その青空の、雨雲の、曇天の、
その上には常に闇があり星があり、
この世は闇に閉ざされた空間こそが常で ....
昼下がり輝く庭を眺めてた暗い部屋から籐椅子揺らし 「頑張らなくていいよ」

君はいつもそう言った

「頑張れ」「頑張れ」「頑張れ」と 応援している人に雑じって
「頑張らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」
一際大きな ....
「はい、二五十円ね」
安さ(そこそこうまい)が自慢の弁当や
座って食べれる気さくなところ

小さな厨房は午前二時から真夏の修羅場で
汗と油と大さじ少々がフライパンのような熱でうたって踊る
 ....
それが大事なら

少しの失敗だって堪えるもんだ

そんなことが重なれば

意外と脆くも混乱する

なんとか眠るのが

精一杯な夜もある

それすらできず

気持ちの溢れる ....
帰り道
君の後ろを歩いてて
なぜ空を撮る?
見上げれば
























 ....
セーブポイントがないから




ダンジョンの最深部で極上の宝物抱えて






持ち帰れずに死んでゆく






 ....
夏の踊り子たちが、フロントラインで
そろそろお終いみたいな
けだるさをステップし始めた
ウェイターは素知らぬ顔、だけど少し冷汗をにじませて
「お帰りはあちら」と色褪せたドア ....
とかげたちが庭の敷石の

こんもりしたのに静止している

とかげたちが静止しているのが

なにかに似ていると思った

ちいさな蛇のような

ちいさな恐竜のような

ながいしっぽ ....
また背中にGがかかる
いや、重力ではなく塊りが押して圧迫している
左の肩甲骨の上に乗るコンフュージョン
緊張が高まり首筋まで凝ってくる
あまりの重さに頭の中で
コットンフラワーが咲き乱れ
 ....
いつからだったかな
何もかもが
大体分かった

あの時は笑ってた
何もかもが
意味ないもん

広く広く
遠く遠く
ガタガタです
歪んでます

今日も笑ってる
何もかもが
 ....
{ルビ仙娥滝=センガタキ} 自然クーラー 癒されて
                  (昇仙峡にて)

  仙娥滝 ダイナミックな 人生を
                  (昇仙峡にて) ....
 チョコレートをショコラと
 言いつづける店員に隕石、そのころ


 モノリス(不思議な扉)に触れたロボットは
 しゃっくりに悩まされつづけ「考え」を考えるように ....
あたしは この夏
オーバーワークなんじゃないか?

自分の器以上のことを
やろうとしている
気がする

普段のあたしでは
かんがえられない
5泊6日の強行な
海外旅行

2泊3 ....
これって本物なの?

私の問いかけに彼は口元を僅かに歪ませながら首を振った

遊びに来ないかとでも誘われたのだろうか
今となっては定かではないのだけど

大手町あたりで待ち合わせ丸の内線 ....
 何となく最近書く気がしないので、改めてに最近詩について考えていることをアトランダムに書いてみます。

飯島耕一の詩集「バルセロナ」を読んで

題材は身辺の見聞、私的個人的な記憶→語法も日常的 ....
歌詠もう晩夏の午後の家々は訪ね回るも留守がちにして

空き部屋がほとんどなのにただ一つ人が住んでて福音伝う

一時間妻と働き汗流しベランダにいて共にくつろぐ

コーヒーの苦い味わい楽しめば ....
誰かの謀略

それを利用して金儲けする

オレは暴かれることはない

誰かのなかにオレは入っていない

誰かに、その謀略に、気づいているだけの話だ

幾種類かの誰かがいる

謀 ....
92年型フォードに乗って
いつか君を迎えに行きたい
92年型フォードに乗って
君をどこかへ連れて行きたい
そうやって口説き落とした女のもとに
92年型フォード・スペクトロンで乗り付けたら
 ....
蝉時雨、妊婦の私は耐え切れず、旦那残して実家に帰った。 気がつけばいつも
おれはみんなの輪の中から
弾き出されて
尻餅ついたおれを
半笑いで見下すやつら
おまえたちの考えは
たくさんの人たちが喜ぶ
口当たりのいいワイン
甘ったるいも ....
新学期一日目にさっそく実力テストとかいうのがあった
夏休みも終わりかけのころともだちからいっしょに勉強しないかと誘われた

そいつの家は古びてはいたけれどお金持ちの匂いがぷんぷんとしていた
床 ....
背中を切ってきた
麻酔が切れてきたので少し痛む
抜糸は来週
アホみてぇな金がかかる
スネかじってる間はいいけど
一人でこれ払う事を考えると厭になる
保険入っててこれかよ
泣けてくる
 ....
そこは四方があって

曇り空ともうまくやっているのに

写メで撮るとやはり

音のない洞窟としか言いようがない場所だった


どこからか蝉が鳴いている

耳鳴りみたいな音が消えない

この景色に小鳥で ....
「靴」と書かれたTシャツを履いたねこ


マッチ棒燃やして待ちぼうけの2人


いばらの道をスキップでかけぬける


永遠と52秒のにらめっこ


しりとりのたびいなくなるカメ ....
ビルの屋上で靴を脱いで
飛び降りることが出来るなら
樹齢百年の木の枝に
縄をかけて首を吊ることが出来るなら
富士の樹海に目印なしで
足を踏み入れ迷い彷徨うことが出来るなら
実行する ....
雨が煙る

夏の薄ぐもり

校舎は外装工事中

乳いろの海

潜望鏡だして

あっちを覗いては

こっちで息をする

おまえは海だから

おれは両生類みたいだ

敷布にくるまれている

外装工事中のよ ....
食欲を満たすことと似ていて

定時がくれば欲しくて堪らなくなる


こんな自分を浅ましいと感じながらも

私は君のズボンに手をかける


払い退けられても手を伸ばして

埋まら ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鼓動- 光井 新自由詩310-8-19
入浴(3)- 生田 稔自由詩410-8-19
想像せよ- 佐々宝砂自由詩4*10-8-19
真夏- ハイドパ ...短歌2*10-8-18
ループクリーナー- 愛心自由詩5*10-8-18
弁当やの麦茶- 乾 加津 ...自由詩4*10-8-18
大事なことだから- 短角牛自由詩310-8-18
ドコモを掲げて- TAT短歌2*10-8-18
さらりーまんが_あらわれた!- TAT自由詩4*10-8-18
そうして夏は行ってしまった、翼竜の化石のように- ホロウ・ ...自由詩1*10-8-17
星座たち- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-17
重力加速度- 渡 ひろ ...自由詩18*10-8-17
曇り空と二人の自分- 逆鱗社長自由詩110-8-17
山梨一泊旅行のお土産- ペポパン ...川柳6*10-8-17
しゃっくり第七星雲- ヨルノテ ...自由詩210-8-17
オーバーワーク- 森の猫自由詩2+*10-8-17
四谷見附のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21+*10-8-16
暑い中、最近詩について思ったことなど- ……とあ ...散文(批評 ...6*10-8-16
盛夏すぎ今日も伝道- 生田 稔短歌310-8-15
謀略- 吉岡ペペ ...自由詩110-8-15
松田- セガール ...自由詩2+10-8-15
真夏- ハイドパ ...短歌1*10-8-15
300の魂- 寒雪自由詩110-8-15
夏休みの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-15
ペインをイマジンしながらノイズに耳をすましSOSを。- 虹村 凌自由詩6+*10-8-14
静謐- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-8-14
知り合いはいません。- sh川柳4*10-8-14
Live_Strong- 寒雪自由詩110-8-14
外装工事- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-8-12
ⅹⅹⅹ- ala自由詩1*10-8-12

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