安全ピンなら安全ですから

早く抱きしめてあげてくださいと

好きな色のリボンを渡した



 
仰向けになって

受け止める光

顔を洗うまで

両手を出して

何度もすくった

言葉を並べて

伝えたいことは

水に映らない

こだまするだけで
この世界は
空間に
時間を加えて
3.5次元だけど

2次元の平面に
閉じこめられた

3.5次元の世界の情報は

ブラックホールの
エントロピーからの
贈りもの

「ホロ ....
冬の始まり秋の忘れ物

真っ赤な紅葉が
地面に寝そべり
手袋と間違われて
拾われる

掌に乗せる小さな芸術

手を温めるには
物足りないけど
目を休めるには
十分すぎる

 ....
仕事終わりに 君と駅で待ち合わせ

駅の椅子に腰かけて携帯を開くと、電車に揺られているであろう君から
「疲れた。今すぐ甘いものが食べたい気分」
と連絡

考えるより先に身体が動いて ....
最後の一粒を吸収する前に切られる臍の緒。
人間がみんな不完全なのは、そのせいかもね。
たとえどんなに遠く
はなれていようと

君と僕はつながっている

138億年も膨張する
宇宙の先端に

君がいたとしても
つながっている

僕がYESというと
君は予期したよう ....
内側に包み
外側へ発す

光のような
明るさと優しさ

こんなに正直で
みんなに好かれ

結婚しない
理由を知りたい

大丈夫

その後に続く
言葉のことだけ

今は ....
秋の山中に巨大なプレーンオムレツあらわる。
黄金のイチョウの木々、楓はケチャップソースなり。
手紙を書こう

こんなにも夜が長いから
たまには手紙を書こう

伝えたいことは
どう言葉にすればいいのかわからないけれど

私の心を掬い取って
素直な気持ちのままに美しく着飾らせてあ ....
こんな下らない世界にて、僕のお腹は下ります。
全人類が空へ上った後も、僕のお腹だけは下ります。
少年のやわらかく
細い指先に宿るのは
老獪で強豪な指し手

不釣合いなやさしい眼で
駒を狩る

序盤は研究で速く指し
中盤は一時間余の長考に
沈むこともある長考派

質駒はもちろ ....
僕は、君が喜ぶような冗談をずっと考えている。
冗談を君と言いあう時間が、冗談みたいに楽しいから。
笑いながら楽しそうに話をする君が冗談みたいに大好きで、
その気持ちは、冗談にしたくないなと思う。
なんねんぶりかに
積もって雪は
街を無音の
影絵に変えた
車は止まって
どこにも着かない
なにもできない
朝から晩まで
追おうとしたけど
届かなかった
それもまたいい
それも ....
お陽さまに手をかざしてみたい

生きているってわかるから

お月さまに挨拶したい

今日は充実していましたって

瞬く星々 ひとつひとつに

流れてもらって 願い事したい

明 ....
大切にしていた、
とてもお気に入りだった、
食器が割れました

パリンと音を立てて
それっきり何の役にも
立たなくなりました

そればかりか
その破片たちは、
わたしの手に傷をつけ ....
未来から
遠い遠い過去の木霊
確かに響いてくるのなら
私たちはもはや何処にも属さず
あらゆるものに優しく開かれ
柔らかに終わりを待てばよい

)あまたの感傷を一つの確信に変え

ふる ....
月から流れる光が
砂時計のように

ゆっくりと
時には早く
街に降りそそぐ

誰もいない
暗い部屋の窓にも
月の光が温もりを照らす

街灯のない道に
小さな花が咲いている
月 ....
ご飯を炊いて
魚を焼いて
味噌汁作って
食事をする
生活の回る
快い音が聞こえる
幸せとはこういうものだ

洗濯をして
ベランダに干して
部屋に取り込んで
きれいにたたむ
 ....
朝焼けを見ながら食べた卵焼き

この風に去年も触れた気がしてる

青色がのんびり過ごす晴れた空

夕焼けに町はほんのり大人びる

真夜中が夢のむこうで待っている
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは 
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した

いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香  ....
ちまたには暗いニュースばかりが続いているから
明るい話題が欲しくなる

そんな思いを数にたとえるなら
きっと算数だよね
数学じゃなくて

悪い噂は
それがたとえデマでも
一度立つと
 ....
ことばって何処にあるの
辞書のなかに埋もれているの

人間って何処にいるの
へそまがりな生き物じゃあなければよいけれど

幸福と善とはいっしょなのでしょうか
あるいは幸福のしっぽが見え隠 ....
音楽に身を預けている電車内

生き物としてこれからを暮らしたい

視力など使わなくても視えるもの
宵に呼ばれて寄れば良い酒 酔ってよろけた夜の路


魚も鍋も奉行がさばく アクをすくって膳こらす


熟した柿はむかずに啜れ 女むかずにゃ啜れない


周回遅れ時代と競う 若さ失くし ....
君と僕の手と手を合わせて
世界の光を反射させよう

カゲのある微笑みでささやく
今朝の起きぬけの君の愛の言の葉
とても遠くから聴こえて
美しく透きとおっているかと思った

君 ....
もう、曇ることのない空が、
心のなかで泣いている。
なんどでもあの子のように笑うんだ

この星は月といっしょに生きている

未来でも未来へ夢をみていたい
あたしの祈りを
占うにつけて
星占いなどあてにならないと
言いたくなるんだ

知らされる
思いどおりにならない街だと

蜂の巣をかつて駆除しようとして
美しく透きとおるハネに ....
自分が生まれた時にはもう
詩を書く人は存在していなかった

もう絶滅していたのだ

詩を体感するには
過去の詩人を探すしかなかった

遠い昔の
言葉のおにぎりは
なんと美味しいこと ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
安全ピンなら- AB(な ...自由詩2*19-11-25
騒めき- ミナト ...自由詩219-11-21
ホログラフィー回路- st自由詩519-11-21
手袋- ミナト ...自由詩3+19-11-15
小説の中では生きれない- 愛燦自由詩119-11-14
臍の緒- クーヘン自由詩1*19-11-14
量子の彼方- st自由詩419-11-13
大丈夫- ミナト ...自由詩319-11-11
オムレツ- クーヘン自由詩5*19-11-11
手紙- 霧の小灯自由詩419-11-10
下ります- クーヘン自由詩4*19-11-10
四百年に一人の少年- st自由詩219-11-10
冗談- 水宮うみ自由詩4*19-11-9
雪の日- 秋葉竹自由詩719-11-9
空に逢いたい- もっぷ自由詩3*19-11-9
無価値- 都築あか ...自由詩419-11-9
贈り物- ひだかた ...自由詩519-11-8
永遠の花- 丘白月自由詩319-11-8
幸せ- 葉leaf自由詩519-11-6
一つの一日- 水宮うみ川柳4*19-11-5
恋愛詩- Giovanni自由詩10*19-11-5
誤算だらけのラブソング- こたきひ ...自由詩719-11-4
ことば- 梅昆布茶自由詩1519-11-4
生き物として- 水宮うみ川柳3*19-11-4
老若男女恋愛事情_【都々逸】- ただのみ ...伝統定型各 ...6*19-11-2
ちっちゃく咲いた白い花びら- 秋葉竹自由詩719-10-31
晴天- 水宮うみ自由詩1*19-10-31
憧れ- 水宮うみ川柳2*19-10-30
そしてしあわせな夜へ- 秋葉竹自由詩819-10-30
詩の無い世界- 丘白月自由詩419-10-30

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