マネージメントを行う者にとって、[部下に夢を語り、役割の範囲を伝え続け、成果を期待し励ましてゆく]ことは、きわめて重要なことだ

もうひとつ重要なことがある

それは、[部下のリアルタイムの貢 ....
知られずに死んでいった
ひとたちのことや
恐れずに失った
ひとたちのこと
果たせずに手放した
ひとたちのことや
踏み出せず諦めた
ひとたちのこと
ひとことに
 ....
詩について語り合おう
             鶏の首を絞めてから
            鍋にたっぷりの水をわかし
           たきぎの準備をしてから
          風呂を ....
若き日に帰りたりけり今日もまた午睡の夢のしばしの間

雀たち囀りておりにぶき陽のさしこむ路地に水無月の風

体力の弱りを知れど負けるなと言い聞かせては七十路半ば

パラソルの陰に座りて ....
そこには夜のみだらな狼藉もなく
煌々と一個の卵が一個の月に向かっている
                             「静物」より


吉岡実(よしおか みのる)の詩集『静物 ....
ジョギングする人とすれ違った
ネクタイをゆるめた長身の男の腕をつかみ
バランスをとりながら女が自転車をこいでいた
こんな夜中にこんなところを男女で歩いているとは
ふたりはどれだけ寂しかったのだ ....
いくら頭を抱えても 
仕方のないことで 
うじうじしている自分の{ルビ面=つら}を 
本の頁から取り出した 
厚手の{ルビ栞=しおり}で、ひっぱたく。 
もう同窓会は終わってしまったが

アンタに会いたいと思った
アンタがどんな先生に
おなりになっているか

あたしは
クラス委員

学級崩壊し
不登校になった女子を
かばった

 ....
宗教上の理由で
挨拶 謝罪 感謝等
封印してみた

朝起きてメシ喰ってたら
年上の同居人が
「おはよう。」
を無理強いした
ダッフルのフードに
マフィンかくして
家出するしかなかっ ....
{引用=
緩やかな咀嚼が
下痢を引き起こすことなく
幾何学によく似た
紋様を作った
ここは
水面
水面下は、見えない

緊急の事態には
コールボタンを押し
だれかれかまわず
助 ....
この悲しみはひとにやさしくなれる

いちど別れた女となんねんかぶりに会った

肌をふれあわせる以外のことを夜通しした

この女は最愛だったが

ふたりで制度のなかにくるまれることはなか ....
  学校帰りの
  黄色い子どもたちが
  葉桜の大きな
  大きな陰をこえると
  もう
  すっかり
  おとなになってしまった
楽しい声が歌となる
悲しい声が歌となる。
淋しい言葉が歌となる。
うれしい言葉が歌となる。

歌は言葉を引き連れて
言葉は歌に溶け込んで
人との間を漂って
人との間を翔び ....
宇宙から地上へとのびる滑り台を滑り降りて僕らは生まれた

あまりはっきり覚えてないけどあの光景をもう一度見たいから

僕らは長い時間をかけてより高い宇宙への階段を登ってる
ユキオからのポカンとしたメールに返信しながら発光するコンビニを通りすぎた
カワバタからはさいきん連絡がない
じぶんが返信しなくなったからだろう
カワバタと別れるといつも、ヨシミはじぶんが空虚にな ....
水を打ち水滴の付くあお葉見て妻の居ぬあさこころなぐさむ

知り人が不治の病に伏しおりてしきりに願う良くなることを

今朝もまた陽は昇りゆき風は吹く良き一日をすぐさむと思う

スズメバチ ....
校庭をタイヤ引いて
居残り特訓
砲丸投げをやれって?
砂場で練習

体格いい人には
かなわない。
県大会でも
散々な結果

疲れて水を飲んでいると
君はそっとタオルを出した。
 ....
小指の先が
少し内側に曲がっているのを
あなたは気にしているようでしたが

ペンを走らせるとき
他の指から少し離れているのが
文字のかわりに飛び跳ねているみたいで
好きでした

あな ....
拳を握り立つ女の背中の弓が跳躍する
大地のステップをくぐり抜け
夕映え瞳の奥
火燃ゆるその矢が到達すべき心臓へと導かれ
まさに射抜くのを誰もが目撃した

唇は乱れひとつなく
確信が彼女の ....
 
 
砂でできた掌が
記憶の水に
崩れていく
そしてそれを受け止めようとする別の
掌がある
赤茶けた鉄路は
臨海の工業地帯へと続き
大きくカーブする
その付近で
群生する草の穂 ....
ほらほら
みんながえずいてる
サザエのせいで食中毒
貝にあたると悲惨だな

さーて、来週のサザエさんは

カツオです
深夜、姉さんたちの寝室を
こっそり覗いてみたら
営みの真っ最中 ....
数となって光りがふってくる
私を包む光り

とかそうとする
私のかちかちの心
少し震える足

正しいことをうたおうとする
あなたの文章に
風の中で触れた

そうです
と言おうと ....
三本のアジサイの木はふくらみて六月に入り咲きいださんと

豊かなる朝の陽を受け今朝もまた歌書きつまに贈らむとして

出勤す妻のこころをはげまさん朝食ととのえ漢詩紀行をみる

今日も ....
                 100602




なにかを感じるような気がする
姉と会ったのは一度だけ
30歳も年が違うのだから
お母さんのお友だちかと思った
それ以来、家族の ....
さーて、来週のサザエさんは

ワレ、もといワカメです
このあいだ、お兄ちゃんのお友達の
中島くんが訪ねて来たんだけれど
私以外は誰もいなかったので
「ごめんなさい。今は私だけしかいないの。 ....
すべてのものが途切れた
俺は寝床で
もやのような昨日までが
流れてゆくのを眺めている
あらゆるものの
スイッチを落とした部屋は
空気の音だけが
反響して

 ....
遠くから聞こえるチャイム 岩尾商店のベンチでこっそりキスした


せんせいの涙と怒鳴り声は全力でぼくらを抱きしめている


雲を切るようにピイッと笛の音 ゆらゆらゆれる25メートル ....
二つの日のあいだのある一日、そしていつものように、星のない夜という夜はなく、女の長い腹が、それは小石だ、ただ眼にうつるもの、ただ真実なものが、瀑布のなかをのぼってくる。    
           ....
亡き君の 記憶の海で 耽溺す 未来を閉ざし 過去へ過去へと 知らない言語を聞いている
彼が何を言っているのか、私には分からない
「大好き」かもしれないし
「死んでしまえ」かもしれない
「そこ空いてますか?」かもしれないし
「昨日のテレビがどうした」こ ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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誰かの葬送- ホロウ・ ...自由詩5*10-6-5
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青山一丁目から- 吉岡ペペ ...自由詩810-6-4
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先公(センコウ)- 森の猫自由詩3*10-6-3
あいさつ- ハイドパ ...自由詩8*10-6-3
幸福な結合- 真島正人自由詩5*10-6-3
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詩(うた)と歌(うた)- ……とあ ...自由詩5*10-6-3
滑り降りてくる輪廻- 瑠王自由詩5*10-6-3
生死の皮膜- 吉岡ペペ ...自由詩310-6-3
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だめもと- ペポパン ...自由詩5*10-6-3
指先- ベンジャ ...自由詩4*10-6-2
拳を握り立つ女- 瑠王自由詩4*10-6-2
穂先- たもつ自由詩610-6-2
よりぬき来週のサザエさん- 花形新次自由詩6*10-6-2
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六月に入る- 生田 稔短歌310-6-2
空色の損、ソーダ水_2- あおば自由詩4*10-6-2
来週のサザエさん- 花形新次自由詩3*10-6-1
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潮騒- ハイドパ ...短歌2*10-6-1
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