祭りの翌朝散歩をする

 懐かしい人との再会帰郷とよく似る

 人の見ぬところで何かゞ行われる

 うち捨てられたゴミが昔を語る

 たまには黙って消えてみよう
タワレコのCDの匂い吸いにいきたい


ピックじゃなくパンツを投げるミュージシャン


まったく輝いていない謎の明かり


スーパースターが光速で飛んでいく
本日のお品書き~日野菜漬~


  白飯をうれしがらせる日野菜漬


 漬物の中で一番うまいと頑なに信じている日野菜漬だが、残念ながらあまり知られていない。「いい酒は旅をしない」というが「 ....
例えばフィンセント・ファン・ゴッホが
生前に一枚の絵も売れなかったように
カフカのように

俺の才能は凄すぎて
現世に生きる二流三流どもには
上手く把握しきれないだけだ

ゴッホの ....
無音 寂しさ あけた窓

網戸を通りくる

ひんやりと 爽やかな毒

いつ終わるのだ この

淡々と浅はかな枠の占有

急かされるように いや 

急かされたせいにして 席を空 ....
今、私に寒いと感じさせている私の皮膚と私との距離 本日のお品書き~ボルシチ~


 ボルシチや一階五十円二階千円


 一物二価とはまさにこのことだろう。べらぼうめ、たいめいけん。ということで、私は専ら1階の人である。

 たいめいけ ....
神楽坂から平井まで
定期を買って通勤してた

神楽坂下、艶やかな夜
お先に失礼して
飯田橋から黄色い電車で
平井まで、カタンコトン

恋人と暮らす川の町で
アサガオの紫を見ました
 ....
虚無感と実感混ざって複素感


歩くという行為がわたしの家だった


良い酔いの宵、いよいよよ よよいのよい。


時計みたいなメトロノームだけ鳴っている
ビールを飲めば
ハットトリックを決められた
リカーショップで買った
日本酒には
一本だけ買うなと記されていて
無礼にびくびくする私が居た
肉だけを食べてニイニイ(兄)は去って行く
私は二 ....
一一で
やりあう時に
組み合って
「ひははっ」てまず
笑える奴が
俺の地獄みたいな乾きを
お前が癒せるとでも言うのか?

お前は誰だよ
俺の事なんか何も知らないくせに

けれども間違っているのは当然俺の方だ
こんな奴にわざわざ気を割いてくれる
そ ....
原発事故が起きたのは人災で
海にひどいなと思う

原発事故の処理水海洋放出は
海にひどいなと思う

それでも変わらず恵を与える
海は大きいなと思う
特に予定はない
何もない休日

雨降りだけど静か
鬱陶しさはなくて静か
自分の奥深くに触れそう

湿気が身体を触る
ジメジメがまとわりつく

あまり悩みはない
もしもたくさんあっ ....
  あさりの朝


(浅蜊、蛤仔、鯏、浅利:学名: Ruditapes philippinarum)の味噌汁を
いつだったか おいしかった
朝だったような
記憶は積もるほど夢になる
素直 ....
 この町は大きいが地下鉄がうるさい

 日本が中心の地球儀を探す

 会話の順序が気にかゝる

 誰も彼もが利己的に見える

 楽しい場所が脳裏に浮かぶ
命が生まれては消えることに絶対的な意味なんてなくて
それでも道端の動物の死が悲しいのは
僕が生きているからなんだろう
大ちゃんは
いつもエプロンをして
前歯は二本抜けていて
何も聞いても
「ゴーオッ。」としか話せなかった

「大ちゃん。おはよう。」

『ゴーオッ。』

「今日は、何の作業するの?」 ....
 虚空の夢計画通り太りゆく

 飽きもせず蛾が電灯に集まる

 鳥の立場で物を語るような悟り

 シンクロする月の光と風のハミング

 目先の退屈に気を取られる
僕が世界と繋がるために
涼やかな夜風を浴びながら
今日も一つの詩を書き留める
それは静かな吐息をついて
雨降る白壁に投映される
夢の間に間の幻灯機
巨大な毒蜘蛛を追いやって
雨滴を溢す紫 ....
森は茫然と立っている
差し込む陽射しに年老いた裸身を晒す

来る日来る日は雑然と降り積もるもの
過ぎ去った日々だけが温かい寝床だ

森に佇む独りぼっちの木々たち
無表情に見合いながら黙り ....
水槽に流れるおだやかな時間


他者だったことを忘れて声になる


春色の初夏 黒板へ吹いた風


思い出せない想い出を持っている
光がすぱっと切れるのを見る、閉ざされている。咄嗟の思考を掻い潜るように鳥の影が横切っていく。
摩天楼、
さよならの仕方も忘れてしまうような僕たちの頭上、四角い世界。枠外から枝が葉を揺らしては風の証 ....
 時を超え差出人知らずの手紙が届く

 行動に移せぬ苛立ちもある

 目覚まし時計に勇気づけられ

 時にはポリフォニーに心揺らされる

 大蛇に飲まれて明日を知る
生きれば生きるほど
恥を重ねることになるから
早いうちに
けりをつけた方が良い
とずっと思って来たが
年を取るほど感じなくなって
何とも思わなくなるのも
どうやら本当らしい
恥をかきま ....
枯れ葉落ち枝だけになり冬本番派手な厚着に目を奪われる

山々は蜜柑畑の集まりで温暖な島居心地がいい

小雨降り涙色した街になる感動的な芝居目にする

寒い午後ニューカレドニアの写真見る四季 ....
ひまわりを背に
端正な顔立ちがしっとりと崩れてゆく
シャッターの音が
シャッターの音だけが
あたり一面に 静かに 降り注いでゆく

火曜の午後
思いつくまま講義をすっぽかし
キミを ....
本のなか文字のひろがる風景で存在しない曲を弾く人。



きみの黒い髪が宇宙みたいだった 青い景色に浮かんで見えた。



火のように月日はもえて土になり金いろの木に水をやってる。
 ....
 高台から遠浅の浜を眺めると波の照り返しには目が眩む。
鰯の群れを追いかけて飛沫をあげるスナメリが、
                    ハセイルカの一団を連れてやって来た。
小屋の喜三 ....
廃れた通り、その先の名前のない草たちが太陽へと貪欲に伸びる荒地のさらにその向こうに、梅雨の晴間の太陽を受けて存分に輝く海があった、水平線の近くでいくつかの船が、運命を見定めようとしているかのように ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9834)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由律俳句「食べられる退屈」(20)- 遊羽俳句3*21-5-26
光の香り- 水宮うみ川柳1*21-5-26
料理で俳句⑱日野菜漬- SDGs俳句321-5-24
来いロシナンテ- TAT自由詩321-5-24
寂しい夜- 短角牛自由詩2*21-5-24
_- いる短歌221-5-23
料理で俳句⑰_ボルシチ- SDGs俳句321-5-23
神楽坂から平井まで- うめバア自由詩621-5-23
足した日々のこと- 水宮うみ川柳2*21-5-22
二十歳とハットトリック- 間村長自由詩621-5-22
ほんとに信じれる奴だ- TAT短歌121-5-22
些末な話- TAT自由詩2*21-5-22
海にひどいな大きいな- イオン自由詩1*21-5-22
雨降りの休日- 夏川ゆう自由詩321-5-22
ショートストーリー- 空丸自由詩721-5-21
自由律俳句「食べられる退屈」(17)- 遊羽俳句221-5-21
消える- 水宮うみ自由詩4*21-5-21
四十年前のこと- 板谷みき ...自由詩2*21-5-21
自由律俳句「食べられる退屈」(16)- 遊羽俳句321-5-20
一つの詩を- ひだかた ...自由詩12*21-5-20
不可逆の森- 宣井龍人自由詩10*21-5-19
鰓呼吸- 水宮うみ川柳3*21-5-19
美しい世界- 鳴神夭花自由詩321-5-17
自由律俳句「食べられる退屈」(15)- 遊羽俳句121-5-17
マイソング- 花形新次自由詩621-5-17
常夏- 夏川ゆう短歌321-5-17
シャッターだけが降り注いでいた- komasen333自由詩2*21-5-17
雲のような存在- 水宮うみ短歌6*21-5-17
底のない浜から- アラガイ ...自由詩12*21-5-17
飢えた魂は余計な肉をつけない(リロード)- ホロウ・ ...自由詩2*21-5-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328