みとめてやる
みとめてやる
たとえおのれを否定することになっても
他人にオレがそのレベルだと思われても
人は信念とともに若く疑惑とともに老ゆる
ちんけな言葉だなと思っていたら
....
吸血は性交渉の隠喩ですンならナースの採血はB
吸血は性交渉の隠喩です蚊取り線香蚊取り線香
太陽も水も苦手な吸血鬼平均寿命は案外ショボいな
垂直の壁をするする登れても自分の城に ....
会えてよかったですあなたが遠いところに行ったみたいで淋しかったから一つずつ小さな部屋の窓ガラスが静かに開け放たれていくようなお話かしらあなたがこれからも清潔な歌をうたいますように瑞々しい歌がうたえま ....
厚い雲に覆われた首都に
おとずれる月曜日の朝は
不機嫌で繊細に過ぎる
君の不在を覆い隠してる
久しぶりに区民プールに行く。全然気づかなかったが、この街にはあちこちにプールがあるんだよね。そんなにニーズがあるんかしら。プール。
水泳にはあまりいい思い出はない。中学の授業ではおぼれかけた。高 ....
塩分の
うすい膜が
少年、
夏は飛んでこない。
眼を充血、
陸のリンゴ。
焦りすぎだという警告
与え、
外って、どこだ?外って
水をたたえて
おれは
遠す ....
去ってしまったあの人は、拙文に対しても
作品として本質を見出そうと温かく優しい眼差しを以って
努力して読んでくれていました
去ってしまったあの人は、現代詩が成立するには
作者と読者の双方に ....
起承転結。
シーリングファンを眺めていたから神経衰弱
わたしは眠る
何処に
毎夜訪れる生贄の儀式
わたしは焼かれて
再生させられているのかもしれない
夢を往復するために
いや
目覚めこそ幻覚
わたしは起きている感触 ....
あまりにも苦しいから
もう子供なんかいらない
そう叫んだら生まれた
あなたは私にいう
生まれてから記憶があるまでの私は
私でないと思うようになった
だから
なぜ生まれたかを思い出 ....
キューブの内側は白い部屋
上の面は解放されていて
太陽の光が
四十五度斜め上方から降り注ぎ
部屋の内部は
濃いグレーの三角柱と
白い三角柱に二分され
その中央に球体の女が
在る。
....
鏡の中に
鏡の中に、ともに映った
妻の姿と僕
にっこり微笑んで
買い物のため
二人で訪れた,スーパー
明日は。その後は
君と僕
きっと幸せだろうね
三十二年一緒だ
君には少 ....
おれはくるしみたい
おれはおまえでくるしみたい
たとえば八月の朝
池をながめるベンチのよこで
たとえば熱い夜道
家までつづく短い坂のうえで
たとえばオクラを
並べた皿のマヨネーズの横で
....
小学校から家に帰ると
母の店に勤める悦ちゃんが来ている
兄たちは学校からまだ帰らない
今のうちに二人で遊ぼう
きっと楽しい時間になるだろう
ぼくはランドセルを投げだす
悦ちゃんは少年少女世 ....
霧が晴れる頃に土星の位置を確認する
優美さと沈着さを兼ね備えた惑星より
1610年のはじめましてから今日まで
こんにちは ありがとう ありがとう
話は変わって古びた書物のページに
以前の ....
いいんだ、もういいんだ
これまでのことは
産まれてきて、居場所はなくって
どうしようもない日々ばかり続いて
気がついたら
何処でもないここへと辿りついて
でもいいんだ
次のひかりは見えて ....
「このまま
デブネタを続けられるということは
結局のところ
あたしに
未来はないってことでしょう
右を向いても
左を見ても
デブには生きづらい
ことばかりじゃあり ....
「太陽だね!
向日葵も振り返る」
みたいな物語を思い付いたので、
この夏の主人公気取って、ふわり
スキップしてみようとしました。
上手にできませんでした。
不器用な自分に苛立ち、お酒でも飲 ....
ぼくの手は機械だ
ちんこをさする機械だ
頭のなかじゃきみのこと考えてるのに
ただひたすらにちんこをさする
この手でふれたいきみはうつくしい
ちんこなのかもしれない
そんなふうにぼくのちんこ ....
《2005から今に至るまでの整理》
生育によるうつ病と診断される。
突然、目の前に突き付けられた事実に自分のことながら自分で混乱する。
夕方に突如出て翌朝にはひく熱の原因や人間関 ....
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ
初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
....
それは水晶の月が照らす場所
星が流れる一瞬の間にだけ現れる
清らかな幻想の大地
そこにいるのはサファイヤの瞳に白銀の髪の麗しき姫
「さあ、旅人よ、この聖水をお飲みなさい ....
今日も風呂に入った
心がさびしくて
妻が、頭を背中を顔を
洗ってくれる
それが楽しくて
ありがとう、ありがとう
ただそう言った
{引用=
6月の雨が
まだどこかに残っていて
それが7月の終わりになっても
降り注いでいる
一月以上寝かせたからだろう
いらないものがたくさん混じってる
人間の気持ちに置き換えたら
....
ただひたすらに暑いから
手をつなぐのも
抱き合うのも
なんだか嫌になってしまうね
どこかのアニメじゃないけど
ドロドロに溶けてしまえば
手もつながなくていいし
ましてや抱き合わなくて ....
これ以上
歩かれへん!と言い放ち
おんぶせがんだ
君が居た頃、、、
どんなことがあっても そこが 帰る場所であること
深呼吸して すとん おちつくところまで
ごまかさないで 嘘つかないで まっすぐに
最後までこの場所を守ることに力をおしまない ....
ピンク色の
ケセランパサラン
ネムが水辺で揺れている
水は水だけで流れているときには黙っている
石があるからつまづいて
さらさらとせせらぐ
ぶつぶつ文句でも言ってるんだろうか
テ ....
灯台みたいに光る目と
夜空を照らす回る首
両手は常に塞がっています
だって、なにが起こるかわからないでしょ
いつだって捨てられないもので手が一杯なの
{引用=お馬鹿さん
どんなに利 ....
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