良かれ悪かれ言いたい事を言い放つ
無責任な投げっ放しジャーマンスープレックス
再び上げるガードガードガード
何処まで来たかもわからない
どれくらい遠くまで来たかもわからない
今は僕 ....
普段は誰にも
しないことだけど

今度君に会ったときは
少女もびっくりの無邪気さで

『大好き』

何て言いながら
腕を絡めてみよう
「ぐちょくなんだ?」

親友が わたしのことをそう呼ぶのが
“愚直”の意味さえ知らない私でも
ムカッとできる力を含んでいて、

『愚直だね』
(って言えるあなたは逆に言えば)
「ひきょ ....
少女が腰をかける
やわらかき光が
屈折して
一人二人三人

1時20分
私はスケッチをしている

桃色の土はしめりて
昼間の太陽はなし
 
お茶の水橋を医科歯科大学の方向に渡る と
すぐ聖橋の下を潜って秋葉に抜ける道へと右折する。
途中、神田明神から降りてくる坂の方向に左折し、
秋葉の方向へ右折する 
と いつもの明神下の路 ....
点と線 愛結ぶ距離は遠けれど 会って交わる時間ほど
計画立てる2人には 短きことをも忘れ去られる

交わる手 交わる顔を見合せば 離れる事を惜しむほど
重なる身体 溶け逝く2人

改札で  ....
遠くでサイレンの音が聞こえる
今夜は誰がハッキングされた?
世界が裏返ったり
誰かが寝返ったり
こむらがえったり

毎日誰かが射精と受精を繰り返す
毎日何処かで誰かが出生 ....
独り身の
暗い我が家に
この夜は
稀な待ち人
蛍一匹
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....


小さい頃
簡単に見つけられていた
色のない蝶々が
最近見つけられなくなってきた

視界の端で
鋭利に騒ぐ蝶々を
捕まえてはネットの中に
押し込めることを
よく していた ....
 その身を削いでゆく
 どこまでも
 いつまでも
 と、いうわけにはいかないのだ
 だれであっても
 どんなひとであっても

 あげくの果て
 使いものにならなくなった
 ....
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね

つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
愛をもって
夥しい量のそれで溢れる
愛を口にする
受け止めきれない体は
玉の汗と息を止め
真っ白な愛に拒否反応を起こし
私を殺めてしまう

愛をもって
悍ましいほどのそれを湛えた
 ....
水たまりで加速する人格
の輪郭に適度な凶器が刺さったままだから
もはや懐かしいんですよすでに全部が
といいながら地図を破り捨てて笑った
まさこをみたのはそれが最後だったってお兄ちゃんが ....
ゆく道の車の窓に
雲を光らせ 幟旗を押し立てて
見知らぬ男たちが手を振る
起きぬけの笑顔で

すぼめて垂らした傘の先を
水たまりに映して
参議院選挙の投票に行く

昨日死んだ紺の背広 ....
チェロが重低音を響かせる中
正座した理屈が
墨を含んだ筆をとり
大きな美濃紙の中央に
ごつごつとした岩山を

描く



モノトーンの岩山は
山肌の陰影だけ 浮き上がり
山の際 ....
隣の男が
うちのウサギを盗もうとしていた

その男はバニーガールのように網タイツをはき、ウサギ耳をつけている

おれはウサギテロリスト
世界に散った哀れな飼いウサギを集め
反乱を起こ ....
こらどけと
俺の寝床にグースカと
寝てたジジィを
起こす公園
片親とか貧乏とか



決して触れられたくない琴線抱えてる子供は








暴力で捻じ伏せるか







 ....
夏の初め
曇り空の海に浸かり
上向きに浮かぶ視線は
隠れている
太陽を探すばかり

くるりと反転して
水面を押して
飛び立って行くであろう翼を
もぎ取る勇気もなくて
黒い染みを広げ ....
日本復活
ビートルズ復活
君はどっちを選ぶ?

ユニコーン復活は嬉しかった
ピストルズ復活はがっかりした
プロレスラーの復活は当たり前だ
復活って何だ?
復活に何を求めるんだ?

 ....
後姿すくと少女の背中したあした二歳のきみの髪梳く

生まれて一度も切ったことのない毛先肩を過ぎる誕生月

おめでとうと言えばおめでとうと応える吾子二歳の誕生日

蝋燭吹き消しまた点けて点け ....
どうすれば頭がよくなるのか考えた結果
鯖をたべればいいとわかった
DHAという物質が含まれていて
あたまがよくなるらしい

あと ネギもよくなるらしい
あたまが

あと、優秀な人間のい ....
ここは
とうめいな
牢獄の中

交差点を 行き交う人々は
誰も
ビー玉のなかの 僕に
気づくことはない

声を嗄らして 叫んでも
誰の耳にも届くことはない

つぶやくように 生 ....
眩しくて大切な輝きの君

君の高みは遠いけど
それでも
君を愛しているから
君を幸せにしたい

君がいつでも心の底から笑えるような
そんな笑顔を守りたい

君の高みは遠いけど
そ ....
夕暮

赤い信号が消え
青になる
辺りはうすく、たそがれて
私たちの車は、角を
曲がる
ふとしては考える

幸福、幸福
いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう

雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの

ひ ....
世間 世間 世間・・・

世間とは一体なんなんだね

世間が許さないと言ったって
それは誰なんだい
どこにその実像があるんだい

複数の人間のことかい
はたまた・・・

世間が許 ....
かみなり



ひんまがり 醜く よじれてペンダコのように頑なな私が
理想としているのが 渡り鳥の抑揚のように柔らかい けんこうこつだよ
ほしいよ
大理石の有翼女神像すら
空に ....
ブブゼラという字が既に騒がしい



しかめつら東大仏文それなりに



批評屋の作品集見て大笑い



ハイボール薄めりゃいいのか炭酸詐欺


 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
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