造られたのだ
望んだ訳でもなく
花の像に似せられて
花の代わりに飾られて
その美しさに比べられ

蔑まれては
やがて飽きられ捨てられる
色褪せても尚
枯れることも許されず
土に還る ....
月、ズレている 最終下り電車
残業帰りの疲れ
飲食店従業員という化粧
旅行帰りの子供連れの疲れ
デート帰りのいちゃついた欲望
窓を見つめる独り言
酔っ払いの不明な歓喜
忌避すべき酔っ払いの不潔な嘔吐
 ....
おねえさんキャラが年下になってしまった 雨ニモ灼熱ニモ

寒イ風ニモ地震ニモ揺ラガナイ

ヒトニハ依存セズ

アア、ボクモソウナリタカッタンダア、

ヒトヘノ嫉妬ハソウ受ケ入レ

裏切リニハ同情デ対処シ

 ....
子供たちの未来のためにって言やあ
許されると思いやがって
てめえが意味もなく長生きしてえだけだろ
(嫁さん妊娠中にフーゾク行ったクセによ)
本当にそう思うんなら
うろちょろ領海侵犯してる
 ....
匣が匣として閉じられ
いづれ花が華として咲く
あわい希望を閉じ込める

包丁は包丁として布に包む
棘が棘として働くように
強い怒りはやわらかくしまう

箪笥の隅でみつけた ....
からだもこころもつらいとき

ぼくはやさしくなれる人間だ

それがわかった

それだけでもぼくには価値があった

からだもこころもつらいとき

あのひとはがんばってくれていた

 ....
四つ葉のクローバーはたまにあった
摘んでみると奇形だということが分かった
君もまた奇形だった
五体満足だったが理知の骨がない
幼年の輝く混沌、その奇形
大きな闇に覆われ、大きな光に開かれてい ....
私の石はいま
眠っている
眠りながらも
あなたに関する記憶を育て
あの日と それにつづく日々を
絶対性のなかに閉じこめている
それほどに強い
あの日の記憶
どんな時間が私の上を
通り ....
ただ愛に生きてゆこう

疲れたからだを仰向けにして

ぼくは使命のうえに横たわった


任せてしまおう、考えてもしかたない

地球のうえで

宇宙の片隅で

安らかに穏やかに ....
大野原

大きな願い

望んでは

真を尽くす

清らかな華
凍った川をさかのぼる
振り向かずとも
わかっている


触れるものを飛ばそうと
緑たちは待ちかまえている
午後から夜への 径にふるえる


森の歩みが 響いている
 ....
しあわせという言葉に
やたら敏感でした

今朝もさむくて
首をすくめる
花咲いて 桜を想う
目の前で 怒っているこぶしの白が

私をみて
そう思っているはずの
みんな
みんな
 ....
     きみはなんて意地悪なんだ
     今日だしたばかりの春物の上着を
     嘲笑うかのように引っ張るなんて
     あぁ、きみが気分屋のお天気屋だってことは
     ....
幾年にも渡りここに構える木々

木々は川の流れを見守ってきた

木々は春のただ中に人々を集める

木々は川の両側に誇らしげに花をもうける

枝は川に手を延ばすように枝垂れる

花粉 ....
何のために作られてたか定かではない
もうとっくに誰も君の事なんか
忘れてしまっているよ

トーテムポールが森の中で
うんうんうんうん
あいづちあいづち

いつも何か言いたそうな顔ばかり ....
夜に私をからっぽにして
ひとつの音をひびかせるように
がらんと広い空洞にしたい

なにをいれてもみうしなう
まるで
つかめない空の星みたい

君の目に自分をみては
ここにいるかと確か ....
           130325


日常
常日頃
心掛けなくてはなりません
24時間を有効に過ごしましょう
朝食を抜いたり
寝る前に食事を取ったり
痩せすぎ
太りすぎにも注意し ....
その日のことは忘れない
一瞬の沈黙の痕
スローモーションのような動きで
逃げ惑う人々
サバイバルナイフ片手にそれを追い回す悪意
全ての音は止まっている
無音の中の惨劇は
それを取り巻く大 ....
ミルクティーに羽虫が浮いて
弱々しく回転するあなたを
私は忌々しく思ったし
終わりを迎えたあなたに
ほんの小さな哀れみもうまれた

八割飲まずに諦めて
シンクに流しに行く 夜中

 ....
簡単だけど
おいしいものをつくる

みんなでたべる
わいわいとたべる

おいしいね
そういうから 君が

おいしいとかんじる
おなかがいっぱいになって
これがしあわせなんだとおも ....
円空さんの木彫りの仏像を観にいったのに

円空展よりさきに常設展をまわってしまった

千年以上まえに作られた仏像が何体も置かれていた

微笑する仏像が発する古代と洗練の息吹に

ぼくは合掌せずにはおれ ....
わたしのやる気が逃げて行った
元気や根気も一緒のようだ
荷物をまとめ
手に手を取って
わたしのやる気が逃げて行った
追いかけることなどできはしない
途方に暮れて
薄闇の
終わりとも ....
鼓膜が歪むくらい丸められ詰め込まれた愚劣な落書きにも似た囁きのあれこれは限られた空間で腐敗し膨張し支配し圧迫し痛烈な痛みを脳にまで届かせる、暴力的な静寂の中で網膜に虚ろを記録し続けている霧雨の午後、混 .... この季節の雨音は、近づく春の足音です。

街の影に隠れていた雪うさぎたちも

一斉に次の冬へと旅立って行くと

“また来るわぁ。”と

駆け足の2月もすれ違いざまにささやい ....
見えない敵と
戦うよりも

たった一人に
向かう心を

少しずつ
羽ばたきながら
空の広さを
私は思う

あげは
風の強い日は

少し低きを
私は飛ぼう

あげは
 ....
J−POPについて書こう。疲れているような心境のときや、なにをすべきなのかがわからないときにそれを聴くと、自分自身が癒されるように感じるのは何故だろう。それにしても、昔にくらべてボーカリストの不足 ....  
 
駅前で女が
ヴァイオリンのように泣いていた

男がやって来て
指揮者のように煙草をふかし始めた

観客のように
人々は足早に通り過ぎた

銀色の魚が身を翻し

都会は ....
おんなじようなものが

仲良く並んでいても

それは調和とは言えない

ちがうものが

仲良く並んでいて

はじめて調和と言えるのだ


ちがうことを怖れてはならない

その寂しさや煩わしさを

嫌が ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9946)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
造花の詩- ただのみ ...自由詩24*13-3-28
月、ズレている- 北大路京 ...自由詩513-3-28
終電_第二便- ……とあ ...自由詩9*13-3-27
おねえさんキャラが年下になってしまった- 北大路京 ...自由詩313-3-26
ボクハ強インダ- 吉岡ペペ ...自由詩1213-3-26
当たって砕けろ- 花形新次自由詩213-3-26
花びらの荷づくり- るるりら自由詩18*13-3-26
わかったこと- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-26
奇形と世界- 葉leaf自由詩613-3-26
砂になるまで- 岡部淳太 ...自由詩913-3-26
安らかに穏やかに- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-26
題「真を尽くす」- ジム・プ ...短歌1*13-3-26
こがね_こがね- 木立 悟自由詩313-3-26
- 朧月自由詩413-3-26
春だってのに- 石田とわ自由詩8*13-3-26
ソメイヨシノをめでる- 小川麻由 ...自由詩4*13-3-26
あいづち- 灰泥軽茶自由詩13*13-3-26
空洞- 朧月自由詩513-3-25
_花びらの荷づくり- あおば自由詩11*13-3-25
祭りの前- ……とあ ...自由詩10*13-3-25
開花宣言- Seia自由詩213-3-24
おいしいしあわせ- 朧月自由詩513-3-24
円空さんより太郎さん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-3-24
- ただのみ ...自由詩18*13-3-24
生まれを鎮めるためのなにか_(The_Collection)- ホロウ・ ...自由詩3*13-3-24
ジャポネーゼ・マンドラゴラ。- 元親 ミ ...自由詩613-3-24
あげは- umineko自由詩17*13-3-24
J−POP感慨- 番田 散文(批評 ...213-3-23
都会魚- たもつ自由詩713-3-23
証拠- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...813-3-23

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