曙光が閃く、落日の近付き

流れるもの、只 流れるままにし

 水平線、能動的に描き
 垂直に、開く鮮烈な像

光の蝶 舞う
遠去かる 
宙の縁に触れ 燃えあがり
忽然と消え また ....
1.1
 脳の奥にいつまでも残る風景。この上なく優しくて、これ以上無いくらい、大切な景色。秋の生暖かい涼しさが部屋の中まで浸み入ってきて、全身を包む。とげとげしい、狂った秒針が僕の中で震える。手の付 ....
結局のところ、残されたのはがらんどうの部屋のみだった。北に空いた窓から、曇りがちな今日の午後の光が遠慮がちに忍び込んでいるだけだった。気づかなかったけれど、午前中には少しの間雨が降ったらしい。窓か .... 奥深く行く生く
意識の明度、
あくまで保たれ保ち
より明るみ明るませ
映るモノ 待つ


沸き立つ
思考という力動
今、静かさに
意識の微睡みの覚醒にて
感情を生き直観に捉えられ ....
貴女の靴紐を結ぶために
僕は走ってやって来た
だけど貴女は逃げちゃった
僕より速く走り去り
貴女はまた逃げちゃった

いよいよ大気は冷たくなり
いよいよ明るみは褪せ始め

刻むリズム ....
春の水蒸気は何処に行つたのか
この空は{ルビ禊=みそ}ぎするものの色
永訣の色

地上は百色さんざめき
めざましくもゆたかである

いちめんの輝かしき生存
疾風は田園の暮色をよ ....
バツ悪そうに 帰宅した主人

悪魔の みてくれ

曼殊沙華の王冠

秋の味覚がせいぞろい

采配を うけもつ

今年の秋は キミにしびれたい

紅葉に見とれていたら叱られた ....
汗が流れて、田畑が散る。
畦によろしく、わさびにもよろしく、全世界によろしく。
人型の充電器で、今日は衛兵として、明日は線条結線として。
マリネに込められた、様子見、豆がつぶれ、雲みたいに平静を ....
社畜会社員
お互い人見知り
初日不安
店でそっと指を掴まれる
昆虫のケージで連れ帰る
ずっと後ろ姿で拒絶
毛に触れたらジャンプして吹っ飛んだ

ヒマワリの種即食い
ご飯で間合いを ....
天国と地球の狭間に在り
光の響きに注ぎ込まれていく
ヒビキの速度と一体化しながら
巨大な何かの残響足跡残像

反復され前進し反復され

天国と地球の狭間に冷ややか覚醒して生き
ひたすら ....
手に入らなかったものは
ポケットにしまえない

だから置き場を探すうちに
冷たくなっていく

思いはこんなにも
熱いというのに

君との未来が
空を突き刺す日は来ない

星でさ ....
あの国道沿いの中華料理屋は昨年潰れて取り壊されたわけだけど
更地になった場所に雑草が生えていて「ああ、そうかぁ」とため息混じりに感心したわけだ
全くもって日常という言葉は恐ろしくて
感心ばかりし ....
鮫がいたんだがな
 とポケットをまさぐる
 何もなかったので有るふりをした
  洋ちゃんがそれを見て大きなあくびをしたよ
 何もないくせにポケットだけがふくらんでいる
          ....
「腕時計は狂うのに
 砂時計は狂わない」
先輩の一言が離れない

「腕時計は直せるけど
 砂時計は直らない」
友達の一言が離れない

「腕時計は停められる
 砂時計は停まらない」
 ....
          - 自由律、因果律



 クスクスの ハリッサ良く效く 辛さ哉


 材料は、 牛乳、卵、 「白い粉」。


「プディング」 は 食べたが 「プリン」 など知 ....
夜に
優しく撃たれて
ひとり、またひとり
人は
優しく死んでいく
夜に
まだちゃんと慣れてないから
きみは泣く
これからはじまる長い旅路の
最初に出会った
得体の知れないその不安は ....
精神の国をぶんどった
瞳に映るのは町並み
一生で作り上げたはずの美しき景色
分け合うことができるだろうか
私の国と同じになってよ
あなたと歩きたい道
純白に覆われた道
時には草陰に花も咲 ....
病院が白いということ
全ての記憶に
カルテのような
置き場があること

始まる命と終わる命が
手を振りながら
点滴よりも静かに
空を見上げてしまう

誰かいないか
何か聴こえるか ....
眠るように死にたい
そう願うのは人間だけじゃない
夜行性の雀蛾や鼬鼠
         僕と私
昼寝する象海豹だって同じこと

真夜中に他人目(よそめ)を避けて歩く人々に万歩計は要らな ....
 !と?喧嘩して=で振り返れば諦めもつくの

洗濯機の下から水があふれ出してきて
ホースが切れたのかと思えば流し口に糸屑がたまっていただけ
わたしが馬鹿だから気づくのも遅かったんだ。

 ....
藤棚をみて終わりにしたい

そう思いながら隣の庭が消えてしまう

積み置かれた状況 不要物 

必要なものだけを鞄に詰め込んで

きみは何処へ行くというのか

即興で書いている ....
「エースをねらえ!」。

有名な漫画ですが、テニス漫画という以外は何も知りませんでした。
とある筋から入手して読み始めましたが、第11巻のサブタイトルが

「宗方コーチの死の巻」

・・ ....
              じっとしていろ
子供のころはよく言われた
      じっとしているのが苦手で手脚が     鶏
                        僕  みたい
 ....
土砂降りを浴びて
雷さまが落ちた夕暮れに
雲と蒲焼きの匂いが過ぎてゆく
汗とガリガリ君も遠ざかる

そして何処からともなく
幽かな松茸の馨りがやってくる
定番は土瓶蒸しに焼き松茸、
そ ....
自分が不幸なことを
時代のせいにしてはいけない
むしろ時代に没入し
時代を生ききることで
時代を超越出来る


リルリ

ザネリ


リルリ

ザネリ
あやとりのはじめ。そらへとんでいくともしび。たいようのまわりに。さいているわが。まじわるときは、いっしゅんのまたたき。 急流に傾く一途に揺れる岩 頷き
少年は片足を乗せ真っ直ぐな視線に耐えていた。
重層な雲に覆われた街の歴史的建造物
白蕗の羽織で啜る軒先茶屋の框
  まるで、ピラミッドから眺めているような視 ....
君の腕の中に横たわり
安らぎが散らないように
僕の呼吸を置いたら
君の産毛が逆立っていった

知らなかった花を見るように
君のことを観察したい

肌の光り方とか
爪の切り方とか
ど ....
水浸しの草原に黒い鳥たちがいる
どこまでも濡れた大地に星が映っていた
シマウマに乗って宇宙へ行く
果てしなく遠い、天地の境を行けば
そこに揺らめく虚空の入口がある
朝が来れば揺らめきは消えて ....
悲しみばかりが増えて
このままではいけない
花弁をバラしてみても
ご飯を食べても

言葉を知って勇気を出して
幸せを探しに行こう
どんなに遠くにあってもかまわない
歩くための足の準備は ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光の蝶〇広がる闇- ひだかた ...自由詩5*23-9-28
メモ1- 由比良 ...散文(批評 ...3+*23-9-28
がらんどうの部屋の抜殻- ホロウ・ ...自由詩3*23-9-27
詩想19〇五行歌形式、用いて- ひだかた ...自由詩723-9-27
懐かしい人- ひだかた ...自由詩723-9-27
訣れ_(旧作)- 石村自由詩10*23-9-27
あなたの方が可愛い- ルルカ  ...俳句3*23-9-26
さなぎ- 由比良 ...自由詩123-9-26
ハム子- 秋田の米 ...自由詩323-9-25
Heaven_And_Earth2- ひだかた ...自由詩7*23-9-25
金木犀- ミナト ...自由詩3+23-9-24
跡地- 入間しゅ ...自由詩223-9-24
ポケット- アラガイ ...自由詩11*23-9-24
砂時計は狂わない- イオン自由詩3*23-9-23
Die_Gestalt- 墨晶川柳3*23-9-23
こんな夜は子守唄を- そらの珊 ...自由詩16*23-9-22
二人で- 黒髪自由詩10*23-9-22
旅立ちの詩- ミナト ...自由詩623-9-17
夜の興亡- アラガイ ...自由詩13+*23-9-17
カワウソ- アラガイ ...自由詩9*23-9-7
それだけのこと- アラガイ ...自由詩13*23-9-7
エースをねらえ!第9巻の詩が好き- 松岡宮散文(批評 ...3*23-9-5
やじろべえ- アラガイ ...自由詩15*23-9-4
詩情の薫りご飯- atsuchan69自由詩6*23-9-4
時代- 渡辺亘自由詩523-9-1
軌道上で世界は移り変わり、かえしたのは。(更新中)- 武下愛自由詩4*23-8-30
不本意な三角形の乱立- アラガイ ...自由詩10*23-8-28
人間開花- ミナト ...自由詩323-8-27
シマウマに乗って宇宙へ行く- atsuchan69自由詩12+*23-8-26
言葉に勇気をもらい- 黒髪自由詩6*23-8-23

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