あぜ道の草刈機の音

遠くに聞こえ 想像する

労働する人の尊い汗のしたたり

うなられた田んぼ そしてその へり

へりの必要美に心奪われる

水がはられた田んぼに思いをはせる
 ....
本当に言いたいことはペライチなのに
本当の気持ちはペライチなのに

好きと言えない

理由をつけて逃げるたび
僕の中に
説明文が積みあがってく

本当に言いたいことは
本当の気持ち ....
うっすら目が開く
窓の外は光で満ちている
部屋の中で春の匂いでいっぱい
蛹が孵化するように起きて
あんまり心地良いので二度寝

お昼過ぎ
町は活気で満ちている
生活の音が聴こえてくる
 ....
桜に出迎えられると
晴れがましい気持ちになる

今日の新入生という
気持ちになる

薄い白は
希望の色か

あおいそらにすけて
今日もわたしはがんばろうとおもう
 文学と社会科学は無縁であるかのように思われがちだし、実際、文学をやっている人間が社会科学に明るいかというと必ずしもそうではない。むしろ、社会のことなんてそれほど興味がない人がたくさん文学をやっている .... 淡色の国を歩けど

 辿り着く里のなし

囀る小鳥の声 
 
 響く朝に

 太陽の子

 かかる影の

  桃色に染まる風の先に

   解けだした あの日のひとり ....
編集でなんとでもなる入社式 はらはらと降り注ぐ花びらの中
おさげ髪をなびかせて
少女は桜並木を駆けて行く

誰に会うために急いでいるのか
息を弾ませながら
少女は桜並木を駆けて行く

君のその澄んだ瞳の奥に
誰 ....
わかりあうことはできない
あなたの心臓とわたしの心臓は
ちがうかたちをしているから

そのことばに
わたしのからだはどんと押され
がけっぷちへとどんどん近づいてゆく
話にならない、とあな ....
あっちにとっちら

こっちにとっちら

あてもないのにとっちらとっちら

お金もないのにとっちらけ

何かに期待して

誰かに出会うつまづきダイビング

ころがるこころが

 ....
安らぎを

承認を

魔法の杖を

こころの通い合いを

ぼくを

うまくゆく全てを

貴方に差し上げたい


なんのために?
(ガリガリ君の)
あなたの孤独に
( ....
つぎの約束をしよう


どんなに小さなことでもいい
それで明日が約束されるわけでも
約束が約束されるわけでもないけれど


つぎの約束をしよう


約束は絶対ではなくて
約束を ....
悩み多きは誰か
悩んでいるというよりも
考え続けているとした方が
幾分か楽になる

楽になることは罪でもないのだ
少し開放して
予測不可能な未来を
覗こうじゃないか
ボタンがとれたシャツやズボンがある
もう何年もそのままほったらかし
衣替えの季節になると
そういえばといって結局ほったらかし

ただ今日はなんだかムズムズして
針に糸を通す
ボタンをつけ ....
よわいという
ところにきみとわたしの真実という
嘘っぽい現実が
隠されているので探してみてください。

という手紙を
ゆうべの食卓できみに差し出した
手が
春だというのにつめたくて ....
泣きたい時は水面に揺られて
私という器に水を張る
たっぷりと注いで染み込ませて
体中が潤い続けるようにする
泣き叫ぶ声が私を呼んだら
ひしゃくで水をすくって
たっぷりと捧げよう ....
うぐいすが鳴いた

私を出迎えるように
うぐいすが鳴いた

姿をみせないままに
うぐいすが鳴いた

去年の今頃と同じように
うぐいすが鳴いた

ききなれたその声に
気持ちが晴れ ....
恋してるってめっちゃ思ってる。
あんたの手が私よりでっかかったとか、
あんたの汗拭いてあげたくなったとか、
あんたの後ろ姿見てるだけで涙が出てきたとか。
「おいっ、金ねぇから缶ジュース1本だけ ....
葱。
葱をみている
きざみ葱を頼まれたが
青い部分ばかりで一パックこの値段とは
いかにも法外である

ひと振りの葱を取り、握りを確かめる
銘刀「下仁田」ほどではないが
なかなかの白鞘で ....
入道雲がたかく盛り上がっていた
あの丘の向こうにぼくらの夏がある

縁側にふたりならんでこしかけて西瓜を食べた

僕が種を飛ばすと君はぼくより遠くへとばそうと
おたふくみたいに頬ふくらまし ....
ポケットのなかで

45分しゃべりつづけた

書類のしたで

45分しゃべりつづけた


せまい湯舟に

ぼくとあなたと

あなたの児と

さんにんでつかって

慌た ....
 
体がうごくとき、心もうごくだろうか?

心がうごくとき、体もうごくだろうか?


あなたに、うごくだろうか?




 
軽トラが農地の空地に
放置されて顔だけになっている
車輪は地中に埋まって
後ろの荷台は錆びてもげて
かろうじて面影を残すのみ
緑の雑草や蔦が生い茂り
うす紫色の花がたくさん綺麗に咲いている ....
とんがりコーンを指にはめて突く パン屋の店員がかわいい
国民的美少女のような店員

名札には『まさひろ』
男みたいな名前だな
もしかしたら男性なのか。いや、そんなはずはない

他の店員を見たら名札には『さとう』、『 ....
きみの柔らかい生き物を
毎晩夢に見る
わたしの柔らかい生き物を
かつて沼だった土地に放した
放物線を描いて
慎ましい身なりを合言葉に一斉に種弾く
それからの手記
それからの鐘の音
きみ ....
こがねの王冠をかぶった
いたずらにゆがむ顔
愉快だ、ハハ

水をさすピエロ
仮想めいてる存在が

黙ってなよ
君がね

くちげんか 地球儀を回す
すいーん すいーん
小 ....
 残酷な花 さくら

 残酷なさくらが残酷な世界に咲く

 残酷な世界に

 残酷な美しさで

 残酷に胸に裂く


 
西洋ではエイプリルフールだって言うんだろう
その日は嘘を吐いても良い日だ
だから、私が死んでも誰も本気にしないだろう

きっと、

「いくらエイプリルフールだからって
 そんな嘘はいけな ....
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 天候不順でさぞかし桜もとまどっているだ ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新緑の予感- 小川麻由 ...自由詩5*13-4-4
ペライチ- うみこ自由詩4*13-4-4
どねどね- 灰泥軽茶自由詩4*13-4-4
桜並木- 朧月自由詩713-4-4
社会科学と文学- 葉leaf散文(批評 ...3+*13-4-4
- 山崎 風 ...自由詩113-4-4
編集でなんとでもなる入社式- 北大路京 ...俳句413-4-3
少女は桜並木を- 未有花自由詩15*13-4-3
距離- ロクエヒ ...自由詩213-4-3
とっちらかる- 灰泥軽茶自由詩6*13-4-3
なんのために?- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-2
「つぎの約束をしよう」- ベンジャ ...自由詩10*13-4-2
悩み- 田園自由詩413-4-2
ボタンをつける- 灰泥軽茶自由詩15*13-4-2
よわいという- かんな自由詩7*13-4-2
泣くという事- 田園自由詩5*13-4-2
うぐいす- 朧月自由詩313-4-1
- 文字綴り ...自由詩3*13-4-1
ネギ侍- 佐野権太自由詩9*13-4-1
ぼくらの夏- 梅昆布茶自由詩11*13-4-1
たった幸福- 吉岡ペペ ...自由詩613-4-1
うごくだろうか?- 殿上 童自由詩21*13-3-31
軽トラ生い茂る- 灰泥軽茶自由詩10*13-3-31
とんがりコーンを指にはめて突く- 北大路京 ...自由詩613-3-31
まさひろ- 北大路京 ...自由詩313-3-31
篝火- 嘉村奈緒自由詩813-3-31
play?- くめ自由詩2*13-3-30
残酷な花- 山崎 風 ...自由詩3*13-3-30
出来れば四月一日に死にたいという男の話- ……とあ ...自由詩12*13-3-29
- あおば散文(批評 ...7*13-3-29

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