玄米
朝焼彩茜色

玄米の歯ごたえが かすかな非凡を生む
それでも昼寝をし 覚えていない夢に脳の神経を疑う

春の特番を拾えるものだけ 目を通す
心の表皮だけを滑り 忘れる内容
それでも明かりを灯すテレビ 凡のど真ん中

メジロと同調した ひとひらの束
かすかな四季感を刻んでゆく 凡と非凡のど真ん中

かすかな変化を期待している 
例えば 玄米を食べる

歯ごたえがいい

とても


自由詩 玄米 Copyright 朝焼彩茜色 2013-04-08 22:04:41
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