すべてのおすすめ
人々は完全なる統一者が欲しいのだ
人類の境目を自由に行き来するもの
国境を越えて旅をするもの
脅威も肉親も死もすべてが祝福され
私たちはいなくなる
この境目すら
もはや越えられていくのだ
 ....
運命とは。
戻ることはないから安心してもいい
並列された時間軸に迷いはなかった
それはみな意志の極限を指しているから。

時が鳴り響くように。
(私たちがモナドと呼んでいたもの) のよ ....
かなしみにあいにいこう
イドを掘って地下の水脈から
どこにもない抽象的なものに


‡音の出ない笛
書けない手紙
飛べないロケット


固定化された夏の行事と
 ....
Aへ
二人で共有できないことを
送ります

明日行くはずだったとこ
もう行ってしまった?
僕ももう少し

Aへ
階段の話
あれから
もうしていません
誰にもいうつもりもないです ....
ダイダラのうえにダイダラをのせて
最初の神は作った。作った。

走りきったはじめてのわたしの機械達
油の流れる身体のすみずみまで
その線形に織りなす世界とそこにひろが った 岩 コケ 非
 ....
また会おうよ
宇宙は回帰する

あたしの身体は
太陽にあげた

だから
眩しくて
みえない
光 ふたつ
硝子の向こう側の黒
透き通る風 

マンションの構造という構造の
窓から

か細い点光が
ゆらゆらと
空へあがる


最後は
孤独ではない

生きる事が
 ....
すべてを
告白することは
祈りと一緒なんですね

死者の
煌めき

空が沢山の命で満ちているので
海はこんなにも静かで
綱がある
それは共同宿舎の壁に空いた穴から
霧の中へと消えている

自転車が一台
きしんだ音を振るわせて
綱の上を走っている
私から切り離された言葉を
書き留めて意味のあるのは君だけど
私には意味がない

伝えるために言語が存在するなら
言葉が誰かを必要とするなら
それは言葉ではない
ありがとう
三歩さがって

クレパスを
飛び越えた

黒い谷は
(どこまでもは
いかない)
屋上は
(いつだって)
柵に囲まれてるから

わたしの
喉です

絞られたひ ....
そうして静かに笑っている
打ち寄せる波が
無数の誰のものでもない顔の寄せ集めだと
気づく


波に囲まれてフワフワと飛沫と共に
浮かび上がる髪の隙間に
微細な空気の雨滴


笑っ ....
大事な事をかくして

二番目の事をやりはじめた

それからは すべてが言い訳になった
空が悲しみで一杯に満たされたから

抱きしめたくて仕方がない

腕をおもいっきりのばして

太陽が光を届く限り

私の腕はそらを抱きしめる

悲しみが空を一面埋め尽くすので
 ....
空が青いから
走り出した

どこへ行くのでもなく
ただ走りたかった

なぜなら
空が青いから
希望とは明るい絶望のことです やあ、



俺だ、俺だよ

最近は元気でやってるか?



あの頃から

なんにも変わってないよ

津波で沢山人が死んだし

あの頃も

沢山人が死んだしね
 ....
だれもこれいじょうここに入ってくるな

そう叫んでいるわたしは

だれもこれいじょうかかわらないでください
だれもこれいじょうくるしめないでください

そう叫んでいるわたしは

 ....
わたしのなかのみんなが
はしりさっていきます

わたしはおいていかれるけど
みんながてにもっているのが
わたしです

わたしはおいていかれるけど
生きる事が許されなかった子供達が
大人になったいま

それでも生きると
決断する事の
哀しさ


生きる事は許されない
ただ生きるだけである
自然にも社会にも逆らい
生きるだけで ....
いつか空が大笑いして
わたしを吸い取ってくれるといいね

しわくちゃになった空の歯の隙間に
挟まって
カクカクとゆれるわたしの両足

15時の道ばたには
もう子供もいないから

突 ....
少し先の未来のわたしが
日の光とともにわたしにナイフを
差し込んでいく

瞬間にわたしはいる
そして瞬間だけわたしはいる

あとは
ただ殺し殺されるだけの輪の中

繰り返される ....
結局
いきるためには
ばかみたいにうすっぺらい
「わたし」みたいな
大文字のわたしが
元気よく
ポジティブに
泣きたいときはなき
喜ぶときは喜び
共に生き
ときには哀しみ
そうし ....
君のことがいやだって
嫌いなんじゃないよ?
嫌いなんて面倒な事は
いわない

ただ、なんとなくいやで
一緒にいたくないんだ

鏡の向こう側で
わたしの顔が
わたしに囁く

君は ....
どこにもいけないなら
外に出た振りをして
あなたの脳内

*

かなしいって
なんだっけ
スカートが
くるくる
まわるので

*

言葉がきらい
だから
わたし

 ....
愛や憎しみは力でも原子でもなかったという驚き
あらゆる原子の内に秘められた精神

なにもかも包み込むような恐怖が
優しさの毛布によって包まれている

そう
すべて
とか
最後のと ....
夜道
を往く

飛び出さぬように
胸に手をあて

前を屈んで
見れば

アスファルトの
地平線
そびえたつ


きっと
扉を開けたら
内臓物が
詰まってるから

 ....
日常はなんともかけがえのないものなのに
サラサラと指の間から抜けてしまうような一日

何も変わらないものはないのはわかっているつもりでも
琥珀になって

世界中にそんな風に人間が住んでいる ....
月は
  か細い骨に結えられ
震えるように
  汚泥を吐き出す
 
空が
  骨で作られたドームを作り
隙間から漏れる光が
  手のひらで溶けていく
何をなくしてしまったのか わからないなら
それはわからないまま そっとしておけば良い

それはいつかきっと 自分から君をみつけるだろう
小さな痛みとして 君を傷つけることで

その血を流す ....
鵜飼千代子さんの佐藤伊織さんおすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メモ- 佐藤伊織自由詩3*15-10-29
- 佐藤伊織自由詩215-6-2
あいにいこう- 佐藤伊織自由詩515-5-23
Aへ- 佐藤伊織自由詩315-4-7
ダイダラ- 佐藤伊織自由詩3*14-11-8
祈り- 佐藤伊織自由詩513-10-17
祈り- 佐藤伊織自由詩213-10-17
- 佐藤伊織自由詩313-10-3
自転車- 佐藤伊織自由詩313-10-3
伝える力- 佐藤伊織自由詩313-7-11
夜空- 佐藤伊織自由詩313-6-12
雨滴- 佐藤伊織自由詩213-5-14
大事なこと- 佐藤伊織自由詩213-5-9
ありがとう- 佐藤伊織自由詩313-5-3
空が青いから- 佐藤伊織自由詩413-5-3
希望- 佐藤伊織自由詩213-4-22
ヒカリ- 佐藤伊織自由詩1*13-4-6
エントロピクス- 佐藤伊織自由詩313-3-5
みんな- 佐藤伊織自由詩1013-2-28
青空- 佐藤伊織自由詩113-2-21
空がわらった- 佐藤伊織自由詩9*13-1-20
円環- 佐藤伊織自由詩313-1-11
1- 佐藤伊織自由詩3*12-12-17
1- 佐藤伊織自由詩212-12-4
11月- 佐藤伊織自由詩112-11-3
原子論- 佐藤伊織自由詩312-9-15
夜道- 佐藤伊織自由詩110-4-29
- 佐藤伊織自由詩210-4-4
- 佐藤伊織自由詩210-2-19
何をなくしてしまったのか- 佐藤伊織自由詩210-2-16

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