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国道の信号を過ぎると、畑があり、ゴルフ練習場があり、畑がある
モーテルがあり、また畑
朝夕の通勤道路を聖火ランナーが走る

出勤する時は、聖火リレーの前で
帰宅する時は、走った後だった

 ....
大人になったのわたしは 眠たい時に寝る
あるいは 眠たい時にも寝ることを許されない

子どものころは違った
短い針が9のところに来ると 布団に追いやられた
否応なく灯りが消された
二段ベッ ....
いつもありがとう

わたしは
あなたの顔を知りません
あなたの名前を知りません
あなたの住処を知りません
あなたの歳を知りません
あなたのことは、ほとんど知りません

わたしは
あ ....
彼は着いてきた

ぼくはあちらこちらへ行く
黒い森に行くときも
白い街に行くときも
彼は着いてきた

彼がいつからついて着たのかわからない
気がついたときには ぼくの少し後ろを歩いてい ....
どうして下らない男ばかり好きになるんだい
あいつは、君を幸せにしない
君のことを考えてすらない
それは君にもわかっているはずだ

君の話を聞くのは好きだ
しかし、あいつの話となると、聞くに ....
午前10時30分
一日に一便きりのフェリーが入港する
家々から 軽トラで トラクターで 人々が集まる
友人を見送る人々
来客を迎える人々
俄かに活気点いた港
ぼくは 人々をフォークリフ ....
ある晩、友人を呼んで、呑ン方をした。
小鉢をいくらかと、おでんも拵えて良い気分で酔っ払う。
私は、飲むのは好きだが酒には弱い。
その晩も、夜半が見えれば愈々眠たくなってきて、座椅子で眠っていたこ ....
君を失って 宙ぶらりんになったぼくの想い
誰か受け止めて呉れまいか

寝坊介の君は嫌いだ

外はもう明るんで
右腕には パジャマの君
腕はとっくに痺れてしまい
君に気付かれ ....
『神戸』

何も伝えていなかった。
だって、彼女は喜ばないかも知れないし、ここの所は電話を掛けてもメールを送っても応答がない。

走りなれた国道2号線。
昨夜の雨が洗った空気。
春色の空 ....
兄貴への手紙

兄貴。
ご無沙汰しました。
そっちの皆なは、達者にしているでしょうか。
組に迷惑をかけた末、浜を去って、人を心配する筋合いでもねぇのかも知れませんが、家族と思って過ごした皆な ....
鵜飼千代子さんのアマメ庵さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
聖火リレー- アマメ庵自由詩121-3-31
秋の夜長に- アマメ庵自由詩213-9-16
あなたへ- アマメ庵自由詩413-8-23
- アマメ庵自由詩313-8-9
もらい泣き- アマメ庵自由詩313-8-4
口永良部島本村港- アマメ庵散文(批評 ...5*10-8-11
- アマメ庵散文(批評 ...3+*10-5-13
ベッド- アマメ庵自由詩210-4-19
『神戸』エッセイ6500字- アマメ庵散文(批評 ...310-4-5
兄貴への手紙- アマメ庵散文(批評 ...110-2-18

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