ONE WAY
ヒヤシンス

この線路を真直ぐ歩いてゆけば僕らの夢に辿りつけるのだろう。
灼熱の太陽も、吹き付ける砂塵も、もはや僕らの敵ではなく、
熱く燃え上がる僕らの前には一本の道があるだけだ。
先人たちの偉大さをその足元にしっかりと踏みしめながら。

一度限りの挑戦だ。失敗は許されない。
でも失敗なんて糞くらえだ。
もし天に神というものが存在するのなら、
失敗を怖れる奴よりも後悔する奴の方をお叱りになるだろう。


線路は真直ぐ伸びている。この道を行けばきっと見つかる。
僕らみんなが幸せに過ごせる憧れの場所が。
突然の嵐に道を見失うこともあるかもしれない。
心の誘惑に負けて道を外れてゆく者もいるかもしれない。
でも道は一つしかないんだ。その腕を伸ばせよ。
 

一度限りのカーニバルだ。何も怖れる事じゃない。
失敗なんて糞くらえだ。
君が伸ばした腕はみんなで支える、そして再び歩き出そう。
約束しよう。僕はみんなを愛している。

一度限り、一度限りなんだ。
僕が求めるより強くみんなは求めているかもしれない。
誰だって、過去に泣くより未来の笑顔を求めるだろう?

一度限り、たった一度限りなんだ。
悲しみを乗り越えてこの道を行こう。みんな一緒に。
みんな僕の大切な仲間だ。

一度限りの大冒険さ。僕はみんなを愛しているんだ。


自由詩 ONE WAY Copyright ヒヤシンス 2013-08-14 01:38:34
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