純粋な心を持つ人へ
ヒヤシンス
あなたは自分を愛してくれる人に抱かれて消えたいと思ったことはないかい。
あなたは自分の頭を優しく撫でてくれる人に包まれてなお、このまま消えて
なくなりたいと思ったことはないかい。
一度でも感じた事があるならあなたは正常だ、という私を恨みに思うかい。
あなたはあなたを否定する人と刺し違えたいと思ったことはないかい。
あなたは人に、差別してるんじゃない、区別してるんだ、と言われたことはないかい。
あなたは人に、あなたの為を思って、などという言葉を吐かれたことはないかい。
それらの対人関係に不満を抱えてしまったあなたは正常だ、という私を恨むかい。
あなたは、自分は褒められて伸びるタイプだ、と感じた事はないかい。
あなたはきっと褒められて伸びるタイプだよ、という私を叩きのめしたいと思うかい。
あなたはあなたの琴線に触れる言葉を言ってくれる人全てを信じてやいないかい。
人間の複雑極まる感情は即座に理解できないよ。
じゃあ何を頼りに生きてゆくのか。自分だよ。
自分の感性を信じて生きる事。これは出来る。他人が何と言おうとぶれない事だ。
まずは僕がやってみるからね。何にも心配いらないよ。見ててご覧よ。
それからでも遅くはないだろう。それまで消えたりしないでね。僕からのお願いだ。
よく見ててね。いつもあなたの事を考えて詩を描くから。