血のあがき(六)
信天翁

あごからくびすじにかけての草刈り
ふつかもしたらまたのびている

両手で皺波をさかなですると
休みない「いのち」の波がつたわってくる

若葉も日ごとにましている
緑陰を思う存分干からびた庭にしみ込ますために

それでは おいぼれのおらは なにを生成し
ターミナルでなんと絶叫すればいいのだろう


自由詩 血のあがき(六) Copyright 信天翁 2010-05-12 08:43:14
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