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ゆびからめ体ひっつけおでこあて 互いをみつめる瞳は
ただいまの声が家にこだまする 今日もひとりでご飯をたべる
嗚呼今日はなんだか少し酔ってみたい チューハイさえも呑めないあなたと
おちょこでも呑めない僕と杯を? 僕はサラミとこいつで充分
ひざまくらあなたのかみをなでなでとしあわせきぶんでわ ....
遠くからみているうちがきれいだな ベットサイドに花が置き去り
街灯のあかりを月と見間違え、曇り空みて息を吸い込む
禁断の果実を膝に、本を手に 赤い少女の白い微笑み
スカートの裾から伸びる白い脚 どんな脚でも眺めてしまう
一日の終わりもなんだか楽しいね こんなにひとがいてくれるから
予想より濃厚なんだねこのスープ 鶏だけだからシンプルな味
他のより、かためにゆでた細麺と 鶏ガラスープ、溶け合うようだ
気がつけば、スープ飲み干しお勘定 安いしうまい、ラーメンの鑑
ごめんね、とホントはちゃんと言いたいよ だけどなんだか負けた気がする
きみの言う一つ一つがあまりにも ただしい意見で 黙ってしまう
子ども過ぎ。きみだってたまに、子どもだよ。 そう ....
コンタクト外してみてもかわらない きみの笑顔がかわいくうつる
のみやすい。きみは決まって頼むけど 甘くないかなお酒のくせに
中にチョコ 周りサクサク ビスケット なんておいしい カントリーマアム
眺めれば 眺める分だけ せつなくなる まあるい月の 形に恋して
甘い蜜 赤い果実が すぐそばに むせかえるほどの かぐわしい薫り
美味しいね 赤い果実を 食べたこと 月は知らない ....
桃かじる 熟すたびに 苦くなる 重ね重ねた 年齢の味
かくしごと 二人だけの 笑顔だよ あの子にちょっと 分けてしまったけど
かわいてる ぼくをそっと 湿らせて 水を吸い込み 吐き出すは、きみ
窓の外 ぐるり見渡し 水浸し 街を沈めよ 雪解けの水
外の街 人の差す傘 並び替え 空に届けよ 赤青黄色
街の空 雲の谷間に 春の色 赤に染まるよ つないだ手と手
空の赤 視界を覆う ....
夢に見たラーメンほおばりきみ想う 夢にまでみた二人の朝日