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どのような一日にも正しく夜が訪れること、真新しい傷にも沈黙の色が塗られていくこと、手続きを終えることなくありのままに申し送りをしていく、例えられた光、覚えたままの足取り、省略や ....
とおくからデッサンしていた。いつも。
▽
減ってく音にまもられてた。はいいろにぬりたくったせかい。りょうてとりょうあしを伸ばしたらなにかにあたった。これがぎりぎり。 ....
きみのおくの ひかるとかげ
ねむそうで やさしいしるし
触れようとした すこし
ここも ひんやりと
朝の気配に 湿ってしずかだ
空になったペットボトル
森のなかの ....
たくさんのベランダは ひかってる
さかなの呼吸のようだと おもう
ひとすくい ひろって
あきらめて 放す
ぼくらはヤドリギを しってた
ひりついた アゲハの細い ....
真夜中のモータープール。コンタクトのまま寝てしまってたみたいだ。世界は半透明な膜に覆われていて、ゲンジツカンがない。筋肉痛で首がごわごわだよ。ルームミラーに映る曲がったスプーンのような月が、不 ....
暗闇のつくりかたはおしえてくれなかった、調剤を違えたことで淡くにじむ夜に、わたしたちの薄い網膜は死にかけたダイオードのようにうつくしく墜落していく、埃を纏ったディスプレイの熱を、いくつ ....
あけましておめでとうございます
ワタシタチの眠る透明な棺の前で
あけましておめでとうございます
生まれそこないの世界は明るいから
輪郭が壊れてるほうがすきです
キミにO2残量ゼロ ....