碧に緑で描かれた円が
四羽の鳥となって飛びたつ
地には器と光が残され
祝いの言葉に響きつづける


泣いてはめざめ
泣いてはめざめ
水をほしがる子の手を握り
しずくの径に消え ....
ちょっと足らないだけだものね
八時二十分を指している
あなたの眉毛の上に
ボールペンかざしてあげる

いざ出かけようとしたら
小糠雨降り出して
傘を差そうかどうしようか
迷うのにも似て ....
尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ....
人違いをした
人違いしたのは
はじめてではなかった
はじめて人違いしたのは
デパートのおもちゃ売場で
母親とまちがえて
知らない女の人に
おもちゃをねだったときだった
知らない女の人は ....
自分を探す旅だって言って、リュックに詰めた誰かのカケラ

自分を食わす為だって言って、切り売ってきた自分のカケラ


無くなっちまった中身、抱いて

いなくなっちまった自 ....
{引用=




  くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが 
  よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
  とじる かんかくを きく ....
好きなところを数えるのは
大天井岳のてっぺんで星を
数えるようなものだから
その暗闇まで含めて
全部が好きなんだ

そしたらあなたは私を
うそつき、と言った

ほんとうには
遠かっ ....
不意に
日記日和だと感じた日は
ペンを
離さないで過ごす
 
夢で見たことや
その日にあったことを
全て
日記につける
 
 
例えば
夢に出てきた男の子が
かっこよかった、 ....
ガリガリ ガリガリ ガリガリ
休日だというのに
朝から電動バリカンの音が
騒いでいる
庭の木の手入れがすでに
始まっていた

ようやく訪れた休日なので
今日は一日ゆっくりしていたい
 ....
みんなの幸せを願った言葉を
みんなに届けようと
誰の顔も見ることなく
誰の心も見ることなく
蒼い天に放った

不自由な言葉は重力にひかれて
わたしの顔にへばりついた


ひっぱった ....
あたしを土壌にして
きみの心を蒔いて
あたしは水をあげて
とけて
てのひらかざすみたいで
自由の光りは湾曲して
吸い込まれて
それって
ふわふわで
白いの息だよねって

 ....
この 曇天のはるか上方
頂が雲の上に突き刺さる

巨大な山体は その裾野を引き
見上げるべき万年雪の銀嶺が
来光とともに不動の姿を現す

薄ピンクに染まる白の世界は
輝きが横たわり
 ....
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
 君の存在を世に知らせる為に僕は詩を書く
 毎日欠かさず 君に近づく為に
 手放しでも確実に天国に近づいているよ
 自殺した人は何処に行くんだろうね?
 僕の考えた世界かな?
 このまま終わ ....
橋の上を
こどもたちが
笑いながら歩いてる
橋の下を
川が笑いながら流れてる
あんなに笑顔で溢れていた橋が
今は静かにこわされてる
橋の向こうに
笑うひとが
いなくなったために
灰色に染まる
明くる朝の空は
じっと、目を閉じて
眠りを誘っている
 
少し湿ったような
生温い風が、吹くと
慌ただしく舞っていた
木の葉たちまでもが
眠りについてしまった
 
 ....
「自分よりも苦しんでいるひとたちがいる」だって?
「自分よりも自分に頑張っているひとたちがいる」の間違いだろ?

「頑張っているひとたちに申し訳ない」だって?
まずは自分に頭を下げるんだ

 ....
天気予報は 今日も一緒

あなたが手を振ってから 雨が降りっぱなし

メガネをなおす 文科系の薬指

おくを探る ながいながい薬指

おなじなんでしょ おなじなんでしょ

首が長い ....
夜が、二足歩行で
足早に通り過ぎていく音を
淡い錯覚にくるまりながら、聴いていた
抱きしめあう行為は どこか
呼吸と似ていて、ときどき
わたしたちは声を漏らす
ともすれば ....
あめふれば

ひやしたクルマ

からでれば


しかいは白く

しめりました


あるけない位

あめのち白り


あめふれば

ひやしたクルマ

からでれば ....
いつもみんなよりも前に走っていた
けれどもそれは
人生のたった最初の十八年だけに
すぎなかった
次の四年間は
自惚れていた自分がいた
適当に時間を過ごせば
それで許されていた
ペースダ ....
何もかも 漆黒に 塗り上げて

夜 果てぬ 輝き
紅蓮の焔

暗い 情念 めりめりと
都市の曇天を染め上げ
ほら 暗く 唸る 獣のよう

君と僕
蛍光灯の涼しげな
小さな部屋で
 ....
黒になる。全てが黒になって沈んでゆく。ぼくらは恐怖ではなく、惑星に同化する幸福感に包まれる。呼吸が面倒に感じた。夜光虫というものを体感したのもこのときがはじめてだった。赤潮だとも知らずに、はしゃい ....               07/07/09



ギタ

ギタ

ギタギタギタギタ
ギタ

ギター
ギタ
ギタギタ
ギタ



線香花火のマシンガン
飛び散る ....
あなたを睨む

眼が痛む


守り隠すように
あなたは柔らかな腹部を下にして
その為に息苦しい眠りの上表には
あなたの背が波打っている
私は扇風機を止める
 ....
 夜に光る冷たい指輪は
 体温を吸い取ることもなく
 月の周りを、一晩かけて
 くるりくるりと廻ります。


 君の下唇に残された
 あかいルージュ
 のような灯火に
 優しく雨が降 ....
情熱家
君のカラーは
何色か
確かなことは
白でないこと

見栄を張り
残るは惨めな
自分だけ
ひとりで歌う
アマリリスかな

帰郷した
僕に変わらぬ
愛注ぐ
母に贈 ....
明日も
来ていいですか
と問いかけるのが
私の日課で
でも
獣らしきものは
月の暦の朔日のみで

あとは静かな小波のような
ほのかな思いが
引いてゆくような
満ちてくるような
 ....
そんなとこから
来たんだね

明日もまた
遊びにおいで

亀の餌なら
たくさんあるから
水在らあらあ氏 「最果て」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=123658

私はネット上にあるさまざまなサイトに自分の詩を投稿している。それは、いろい ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つばさいす- 木立 悟自由詩1407-7-10
明日になれば- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-7-10
尾崎豊- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-10
人違い- 小川 葉自由詩907-7-10
_『Hello_myself』- しろいぬ自由詩307-7-10
hibiki- はらだま ...自由詩16*07-7-10
コマクサ- たりぽん ...自由詩12*07-7-10
日記日和- 山中 烏 ...自由詩4*07-7-10
電動バリカン- ぽえむ君自由詩7*07-7-10
摂動- 悠詩自由詩5*07-7-10
野畑〜生えた先の双葉- 鯨 勇魚自由詩407-7-10
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白い朝顔- 生田 稔短歌7*07-7-10
CHE.R.RY(完全版)- 円谷一自由詩7*07-7-10
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催眠術- 山中 烏 ...自由詩607-7-10
寛解期症候群- 悠詩自由詩5*07-7-10
傘がない- ミコ自由詩607-7-10
リスク、- 望月 ゆ ...自由詩61*07-7-9
あめのち白り- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-9
人生マラソン- ぽえむ君自由詩8*07-7-9
夜のブロガー- アハウ自由詩807-7-9
Soundness- はらだま ...自由詩10*07-7-9
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初夏の人- A道化自由詩18+07-7-9
しずかに- 灯和未詩・独白407-7-9
花言葉3- 秋桜短歌5*07-7-9
月刊「動物園」- AB(な ...自由詩807-7-9
なるほどね- weed & s ...携帯写真+ ...3*07-7-9
水在らあらあ氏・「最果て」に寄せて。- ワタナベ散文(批評 ...8+07-7-9

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