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某所で、
>意味がわからんと言っていた軟弱者が何人かいましたが、
>意味を伝えるだけなら詩なんか必要なないじゃん。
>詩は作者と読者の共同作業であるべき。
>僕が1から ....
◆詩集は目につかない?
あたしなんざこの年になるまでほとんど詩なんぞ読んだことはなかったわけですが、その理由の最たるものは、「詩集は簡単には手に入らない」これにつきたように思います。
まず書 ....
#6
屋根裏の姫
廃屋となった古い旅館を安価で買取り、なにやら得をしたような気分で引越しをした。築100年の余を越え、廊下の椋の板も黒ずみ真ん中がへこむ。梁や柱の材も曲 ....
#2
雨の魚
雨に濡れながら歩いていると
死んだ魚の匂いが漂ってくることがある
湿った空気が ねっとりとまつわりつき
地球が水の星だったことを思い出す
そんな時、あたし ....
ー盲目ー
まだ陽の上らぬ未明の朝
風紋が鮮やかに浮き出る灰色の砂丘を
暁の月へとむかう 黒烏
凄絶な月の海に至る道は
煌々と白い光に照らされて
泥だらけの足で踏みこんで ....
床下の古い梅酒の甕の中に
老女が一人 ちんまりと正座している
皺だらけの顔でにこにこと笑いながら
一匹の小さな透明な竜と遊んでいる
琥珀色に澄んだ酒の中で 軽く竜を弾く
竜 ....
卯の花と牡丹と金盞花
目の下の黒いくまと日焼けのしみと
赤茶けた髪の毛と手の皺の灰と
磨いた鍋底と花の終わったシクラメンと
藤とシャガとあやめと
終わってしまった菊桃と枝垂 ....
まず蕗の薹
雪が溶けて、側溝に水が流れたら大根を
切干しに干せるのは寒のうち
あとは塩して、漬けものの樽
味噌を仕込むのは
麹菌が繁殖するほどにぬるく
雑カビがさほどには混 ....
砂原を歩いていると、人間の手が蠢いていたので、掘り出した
父だった
父はこんなところに埋まっていたのだ
途中から誰かがわかったので、指先でなでるように、焦って掘り出した
息をし ....
昨日の月は
尖った 細い 月爪だったので
夜を枕でくるみこんで
空を引掻いてしまわないように
唄を歌って
ふかい、ふかい 息を吐いたら
枯れた冬 ....
北大路京介さんのリーフレインさんおすすめリスト
(10)
タイトル
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日付
詩とイメージ__−萩原朔太郎_蛙の死−
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リーフレ ...
散文(批評 ...
21+*
08-10-25
ア○ゾンでパルプ詩集を売ろう!!
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リーフレ ...
散文(批評 ...
15*
07-7-4
「ものとおん」#6
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リーフレ ...
自由詩
6
07-6-12
「ものとおん」#2−#4
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リーフレ ...
自由詩
7*
07-6-12
月の朝(あした)
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リーフレ ...
自由詩
9*
07-6-5
古梅酒
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リーフレ ...
自由詩
10*
07-5-7
初夏
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リーフレ ...
自由詩
5
07-5-2
春の食卓
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リーフレ ...
自由詩
11
07-4-27
砂原に
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リーフレ ...
自由詩
38*
07-4-21
月爪
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リーフレ ...
自由詩
16*
07-4-18
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