君は今どこにいるのか?
深い深い海の底で
さながら交換不可能な進化の果てにいるのか?
でも君は人気者だよ
今だってセカイジュウのケンキュウシャたちが
瞳を真っ赤に染めて
君を探してる
で ....
わたしはただやわらかい
ふとんで眠りたいだけ
なの


文句言わないで
わたしを見ないで
あなたには
見えないものになりたい

わたしは
わたしのように生きては
あなたの不都 ....
{ルビ玩具箱=おもちゃばこ}をひっくり返したような

ガラクタみたいな現実の数々

散乱して  壊れていて

どれから片付けるのか

しばしの間  眺めている



ゆきずりア ....
空高く猫背を気にして君を待つ約束の無い公園通り

枕抱き眠りにつく初夏の宵 夢に見るのは君の曲線

色男ため息ついて開かせる女の心と財布の紐を

カラオケで悲しい曲を歌ってはそれよりマシと ....
ことばなんて おぼえちゃいけないのかな
保育園の先生に さよなら を言いわすれた
ユキ姉ちゃんが
いつまでも半ベソをかいている
そのすぐ傍で たあくんが
「あびば ぷぅー」と叫びながら
そ ....
くちびるは人体で一番敏感である箇所
一番皮膚の薄い部分

誰よりも先にキスをした人は
それを知っていたのだろうか

やわらかくて あたたかくて やさしい

それはキスの相手が君だからか ....
五月晴れの匂う
青い空の下
潤いの粒がキラキラ光る
生き生きとした緑の葉っぱたちが
風に揺られて
カサカサと何かお喋りをしていた
何だろうと聞き耳を立てても
わたしは人間なので
うまく ....
今は昔、をとこありけり。
まめにあやしき箱の詩歌の会に投げ入る。
よき歌には数を賜るも、をとこまれなり。
せむかたなしとて時うつるなか、いとになき歌を
思ひ浮かべり。すなわち投げ入れて数を待つ ....
何の気なしにそいつを手に取ったのさ
わけなんてありゃしない
そこいらに落ちていたゴミを拾ったような
そんな気軽さ

赤茶色の表紙
そいつはずいぶんふてぶてしい面をしていやがる
まるで鏡に ....
セイタカアワダチソウは
他の植物の
成長を抑える物質を出し
いつの間にやら増えてゆく
あっという間に増えてゆく
あれ、なんか
どっかの誰かさんと似てません?

 どっかの誰かさんは
 ....
月光をすくい、すくって
髪を洗い
ほっそり
とうめいな櫛を曳く

鎮まってゆく肌、肌に
しみこんでゆく
流麗な調べ

{引用=
呑まれても
ひとひら
抱きしめても
ひとひら
 ....
なんでも願いを叶えてくれる女神さま
もしも「あの子がほしい」と願ったら
いったい何をしてくれますか
ぼくはどうしていいか判らないのです
それほどあの子を好きなのです
コルトレーンのサックスが
僕のペンを踊らせて

水色のノートに
リズムを覚えた言葉達
派手に転んでは
また立ち上がる

詩がダンスなら
人生だってダンス
空白のページに
素敵な言 ....
あの人がほしいあの人がほしいあの人がほしくてたまらない
でもどうすればあの人を手に入れたことになるのか判らない
たましいをわしづかみにしてあたしのとりこにして
お互いの区別がつかないくらいど ....
砂浜のちいさなたそがれに汐風をうけて
ふとった子蜘蛛が舞い降り詩集の端の水をのむ
大気中のかなしみも八つにきざみ鋏角にはこび
せんべいのように噛みくだかれたこころ
わたしはお前に咀嚼されな ....
犬小屋で眠っていると、
きつねのこんに声を掛けられた。

「どうして、
 そんなところで眠っているんだい?。」

ぼくは、
わるいこだから。
そう答える ....
露草色の空を
のどかな雲が流れて行く
いつか見た雲が白い蝶をかたどって
私の頭の上を
風に吹かれて飛んで行く

どこへ行くのと手を振ると
今度は白い子馬となって
東の空へ駆けて行った
 ....
朝、自転車に侵入された
ちょうど起きようとしているところだった
カロロと卑猥なペダルの音を耳元でさせ
とても恥ずかしかったが
俺は初春のように勃ち
自転車は器用に車輪をたたみ侵入してきたのだ ....
「秒針」




いちばんほそい針が
無段階に滞りなく
滑ってゆく
きちんと六度ずつ
かっちこっち
鳴っていたはずなのに
いつのまにか


一秒、
という物差しを
見落 ....
私たちは互いを必要としながら
それぞれの場所で夕陽を眺め
明日の湿度を欲しがり飲み込む振りをする

あなたと私は
埋もれてしまったいつかの夏に
栞を置いたままかもしれない
そ ....
捨てられてた子猫
 拾ってあげられなかった僕だから

ずぶ濡れの君を
 ほってはおけなかったんだよ

優しいだなんて思わないでおくれよ

ただの罪滅ぼしだって
 そう思ってくれてかま ....
 目を閉じて君を思い浮かべれば
 ほら 目の前に君がいるんだよ
 永遠の10代に憧れる僕
 海辺のカフカじゃないんだからさ
 僕には君とセックスすることを想像できないんだ
 Hなことしか考え ....
水面を
揺らさないように
しずかに
飲み込んだ
息を
止める
息を
こぼしてしまえば
瞬く間に
揺れ打ち
歪む満ちてゆく月
梅雨の晩送られし日々の紙一重

夕立の山小屋のよな紙一重

麓から頂上までをなぞる指

折り紙を折る指に癖あらわれり

夏服を脱いで蜉蝣乱舞せり

青簾恋匂い立つ畳の間
たったひとつの言葉

大切な
なくしてはならない
いきている喜び

あなたのもとに届けたい

母の日のカーネーションのように
感謝も込めて

日中の眩い陽射しの下で
踊る蝶々も ....
心呼吸

嵐前夜の群青に染まる午前七時


「めげない。」


と誓う
油断してたら
君に出会って
涙が零れた。

今も誰かの口から漏れる
言葉の洪水。
素敵ね
なんて心からの賞賛も
アイラブユー
なんて君への勇気も
簡単に流れ去って
チンケな佇まい ....
ドラムカンの 外にはみだしてくる
火の勢いに のまれてく

窓から見下ろした 交差点
流し込んだ 健康飲料水
一回 千円のカットだけの看板

マラソンの金メダルのテレビ放送
セルフサー ....
ああ、言われてわかった

あたしはもはやこの人と

また仲良く愛し合いたくて

必死になってたんじゃない


「ごめん」


この一言が欲しかった



それだけだった ....
出来るだけ
あとを残さないで
この時間の流れの中に自分をゆだねて
明日で消えるようなあとなら
ただ一時の気まぐれの独占欲なら
この肌に何も残さないで

触れるのさえ怖い
そんな臆病なら ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シーラカンス- 麻生ゆり自由詩7*07-5-23
めざわり- 蒼木りん未詩・独白4*07-5-23
恋愛戦線(男性篇)- 渡 ひろ ...自由詩5*07-5-23
こぼれおちるもの(其の一)- 快晴短歌4*07-5-23
きときと。- 角田寿星自由詩16*07-5-23
キスについての一考- 朽木 裕自由詩10*07-5-23
五月晴れの日に- 小原あき自由詩19*07-5-23
古典詩ほうらむ(第三段)- ぽえむ君散文(批評 ...7*07-5-23
アルバム- あveC自由詩407-5-23
セイタカアワダチソウ- 麻生ゆり自由詩5*07-5-23
月下夜想- 佐野権太自由詩15*07-5-23
願いごと- a/t携帯写真+ ...507-5-23
ダンス- Porter自由詩19*07-5-23
地獄絵図- a/t自由詩107-5-23
メランコリーの砂浜- soft_machine自由詩16*07-5-23
「_こんくんこん。_」- PULL.自由詩11*07-5-23
露草色の空を_ー海へー- 未有花自由詩22*07-5-23
侵入- たもつ自由詩1407-5-23
「秒針」- ソティロ自由詩11*07-5-23
私たちの欠落(夏の日の)- 藤丘 香 ...自由詩45*07-5-23
少年- 優飛自由詩6*07-5-23
- はじめ自由詩6*07-5-23
月のしずく- 未詩・独白507-5-23
青簾- 小川 葉俳句507-5-23
たったひとつの言葉- 乱太郎自由詩12*07-5-23
*群青志願*- ちと短歌2*07-5-23
ある光- そらいろ ...自由詩1*07-5-23
火鏡- 砂木自由詩13*07-5-23
「ごめん」- よしか未詩・独白207-5-23
残り香- 暗闇れも ...自由詩507-5-22

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