誠実な嘘で騙してあげるから

死ぬまで一緒にいてくれないか
自己陶酔の狭間に

置き去りにされたメロディーを弾いた

メジャーな旋律は流れない

あなたを想いながら弾いたから



久しく使わなかった涙腺は

ろ過機能を失っていた

 ....
差し上げる

貴方の好きに したらいい

貪ったって 構わないから
ちょいとアンタ

一体如何したって謂うんだい?

アタシをこんなにしておいて・・・

今更 怖気づいたとでも謂うのかい?



なぁんにも心配いらないよ

アンタの心まで盗った ....
暗闇
夜の間に
泣いた?

朝露になって
きらきら光る涙は

もうすぐ
こぼれ落ちそう

もう泣かないで
朝がきたから
あのひとの
気持ちみたい

乾いてるとこ
濡れてるとこ

陽の光で
輝きで
よく見えないけど
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた


立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃


駆け上が ....
時間は意識しなければ

いつの間にか流れているけど

本当はこうしている間にも

一秒一秒刻々と動いている



僕達はそれに気付かずに

過去にしがみついたり
 ....
木犀が息をする

星が散らばる

中天に傾く

オリオンを探す

あっちが南か

僕は独りだ


夜はとめどなく

秋の透明な孤独を

人はとめどなく

見えない ....
シリカゲルの砂浜に打ち寄せる波間に
ひとを仕合せに出来る鐘が見えた気がした
それは瞬く間に沈んでしまったけれど
少しだけ笑顔を取り戻したカモメのジョナサンが
何かを叫んで実家に帰ったんだ
眠 ....
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき

こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶

蒼いそらを仰ぐ

還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちゃんとした
ハートじゃなくても

受け取ってくれる?
緋の蝶を君のみぞ知る胸に彫る無血のいたみ翅広げ咲く

手のなかの諸刃はいつしか時じくの命となりて食らうかなしみ

疼くはばたき連れて生きるというならばわれをともない生きてくれぬか
やったわ休みよ

起きなくちゃ!!

だらだら昼まで寝ていたら

お洒落に決める意味がない

お化粧コーデに費やして

気付けば辺りが真っ暗よ!

さあ起きて!

リボンコ ....
全てを飲み込んで許し
傷つけ吐き出す


片足がほろんでいる男の
肘にぶら下がる女

際限なくせばまり風にうずまく砂は
常に何かを形作ろうとし瞬間
走るように崩れ去り
うめきすら ....
野いちごを食べて、細いけものみちをわけいった。
蔦が絡まる門が、行き止まりを告げているが、
白い壁に覆われた一対の塔をもつ建物は、
わたしを甘い蜜のように誘惑した。
とり憑かれたように、門をく ....
無の境地
酔わされたままの脳裏
闇に恋をしたわけでもなく
光を庇ったわけでもない
ただ茫然と
駆り立てようとする何かを
拒んで求めて無くして
ほんわかとした雰囲気に
さ迷い浮かんだ風船 ....
秋じゃなければできなかったのでしょうか
空洞は風が増すほどに
流れてゆきます

 いちにちの日短さ
 胸の欠けてゆくそして
 焦げてゆく茜の陽
 

沈んでゆき夜になる前の隙間で ....
もうずっと、同じところを浮遊している
まだ2日だけど、かなり時間が経った気がする
あたまの中はぼーっとしている
マインスイーパを考えずにやって 何度も爆発させてしまう
爆発してるのは何だ
 ....
根を張れ
根を張れ

川底で流されるようなやわいのじゃ駄目だ

コンクリートの片隅に根を張れ

目の前を誰かが通り過ぎていっても
根を張れ

土に埋まって見えなくなっても
根を張 ....
暗闇に光る君の瞳
影から影へ移る君の姿
君は夜に生まれたから
そのまま夜を身にまとい
ひとり息を殺して闇を行く
夜は君の姿
闇は君の心
影は君の名前
そして沈黙が君の言葉
けれどそん ....
晩夏の草むらに足を踏み入れると
かわいた空気がひび割れて
よれた、真っ白いシーツが敷かれ
見たことのない男が横たわっている
あばらの上には、何本もの{ルビ径=みち}があり
そのどれもが、わた ....
君は強いね

同僚の男性社員にそう言われた日

ハイヒールのかかとが折れた

折れたかかとを拾い上げ

折れたままのハイヒールを履いて

電車に乗った

折れたほうのハイヒール ....
空 オレンジのカーテン
倒れこむように暮れてく街
夜に馴染もうとする
窓の三日月が悲しいな

目が回りそう
くるくる回る世界の色に
変わらなきゃその色に

寂しさたとえれ ....
人間を演っていると
大切なことを忘れてしまう
俺たちはもう
鎖を千切ってしまっている

もう一度
方舟が迎えにくることはない



?.

詭弁を操るマリオネットが
お前の冷 ....
{引用=落花することに歓びがあるとするならば
目の前に横たわる海鼠状の災禍を受け入れてみたい}

あなたと
わたし
コロシアムと密かに呼び合う
誰ひとり立ち入ることの無い塔屋の片隅で
ふ ....
君が部屋から出て行ったあと。

もう君はいないはずなのに、

君のぬくもり、君の香りがまだ、残っているよ。

今にも、君の声が聞こえてきそうで…

「全部持って帰ってよ」
と、迷惑そ ....
 
意味なんて
ないのです

意味を添えるのを考えるのもわずらわしい。

あなたの返事がこなくとも、
あなたに何かをおくりたい。

あなたへのメールを 手紙を 何でも
伝える手段を ....
不幸せの数を数えてみた
ひとつ、ふたつ、みっつ
数えてるうちに
意味がわからなくなった
なんでそんな事数えてるんだろう
ひとつ、ふたつ、みっつ
いくら数えてみても
意味なんてわからなくて ....
すべてにけりをつけて
ゆっくり回りだす世界に
打寄せる思い出
消えるわけじゃない
最後にゆっくり
涙をこらえて踊る
涙色の照明に照らされ
「またね」
言葉に隠された
「さようなら」
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19013)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プロポーズ- 快晴短歌707-10-20
脈絡のないトリオ- めぐちみ自由詩207-10-20
心臓だってくれてやる- みへき渉短歌307-10-20
手練手管- ライチ自由詩2*07-10-20
夜の間に- 風音携帯写真+ ...4*07-10-20
雨上がりのアスファルト- 風音携帯写真+ ...3*07-10-20
「青い春」と呼ぶ- 千月 話 ...自由詩14*07-10-19
アナログ- 1486 106自由詩10*07-10-19
木犀の息- 吉岡ペペ ...自由詩307-10-18
空き缶- 虹村 凌自由詩6*07-10-18
還れない朝- 風音携帯写真+ ...9*07-10-18
いびつ- 風音携帯写真+ ...4*07-10-18
タトゥー- Rin.短歌1107-10-18
おでかけ- 梓ゆい自由詩107-10-18
砂丘- ふるる自由詩21*07-10-18
森のひかり__デッサン- 前田ふむ ...自由詩23*07-10-17
未知- 見崎 光未詩・独白3*07-10-17
鏡の泣くとき- 唐草フウ自由詩15*07-10-17
距離- はるこ未詩・独白207-10-17
- 中町あき ...自由詩507-10-17
黒猫- 未有花自由詩12*07-10-17
径(みち)- 望月 ゆ ...自由詩20*07-10-17
ハイヒール- yoshi自由詩407-10-17
黄昏カメレオン- azure_garden自由詩607-10-16
_- 猫之面未詩・独白5*07-10-16
秋、ふたたび- 恋月 ぴ ...自由詩28*07-10-16
君のあと- amor自由詩507-10-16
あたしも乙女だったというだけ- 哀詩自由詩5*07-10-16
幸せの数- プル式自由詩6*07-10-16
ラストダンス- プル式自由詩10*07-10-16

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