骨は 眠らないのだけれど
眠っているということにしたい
わたしたち

その上には
幼いころからなじみの
山でも いっとう大きな木

幼いころからなじみの
いつもきつく吹く風が
今も ....
愛の向こう側へ逝ってしまった、アナタ

夢見ることも未来を語ることも無く

過去の想いが昇華した姿でワタシを抱きしめようとする、アナタ

喪ってしまったものの大きさにも気づかずに

欲 ....
ジョセフィン博士の勧めで
手紙で紹介された
アパルトマンに引っ越すことにした
もう親離れしなければと

0号室は管理人の夫婦が
1号室からは芸術家の卵たち
ここは芸術を育てる部屋
変わ ....
汽車の終点にて
夜道をゆく
同郷の者は足が早く
陰影が消える

この街路に
カラオケなど一軒もなく
酒を買い
憂いを消して

やがて畦道となり
ワンカップの瓶が転がる
春風が吹 ....
水をいれた空に

星で満たされた大地



ボクはキミと歩き

そして
一番線のホームを
羊の群れが通過していく
海の近くに
美味しい牧草地があるのだ
その後を
羊飼いの少年が
列車でゆっくりと追う

夕暮れ近くになると
列車に羊を乗せて
牧舎へと帰る ....
背の高いあの人の言葉は
いつだってやさしく降り注いだ
まるで霧雨みたいに
やさしく私を包み込んでいた

けれど滲んだ愛情は 蒸発してしまったんだ
今はもうあの人の言葉は
水溜りの上に浮か ....
蟻が空を見上げてる
土の上から
体よりもずっと小さい目で
大きな空を見上げてる
いつもは下を向いて
せっせと動いているけれど
まぶしい光が呼んだのだろうか
蟻は立ち止まり
空を見つめて ....
嬉しそーな顔しちゃってさあ
しょうゆチキンとかさあ
どーでもいいからさあ

僕がそんなことで
喜ぶわけないのもわからんのですか

なに、いまさら
いい父親ぶってるのですか

なに、 ....
都心の夜空にそびえ立つ
遥かなるバベル 
地中から湧上る人々が
巡礼のように押し寄せ 群れる

その明かりの下には
塔を創った人間とはなんの関係もない人々が集う

現代のバベルに灯る光 ....
生まれてしばらく麓で過ごし
それから春の谷をひたすら駆け上り
今やっと夏の頂上に辿り着いた
その先はゆるくどこまでも続く秋の尾根
私は行く先を眺めながら休憩している
さっきからこちらをじっと ....
いろんな人生のベストセレクション

そんなものを読みとばすみたいに

生きてゆけないのが感情なんだよね


化学工場の煙突からは

ちいさな火があがっていた

夜の宙空をちろちろ ....
何ひとつ
うまくいかない

そんな日常の中に
見つけたもの

探して探して
暗い夜道をひとり

歩いて歩いて
やっと

出会えた

君との日々を
宝物にしたいから

 ....
『おはよう』と
交わす言葉に
込み上げる
今日の愛しさ
噛み締め生きる


『また明日』
あると信じて
別れてく
沸き上がりくる
寂しさ隠し
果てしないと儚いの違いが
正直あまり分からない

息を覚えた頃
気付いた
ここにいるべきではない

ではどこへいくのか
どこへいこう
さしあたり
感動したい

ある日感動のあま ....
目が覚めたら朝が来ました
目が覚めても朝が来ました

昨日と同じ今日が怖いので
今日と違う明日が恐ろしいので

僕はバリアを張って僕を弾いてしまいます
僕らはオーラを発して僕らを放してし ....
この度は当社の製品をお買い上げまことにありがとうございます
つきましては、使用上の注意についてお知らせいたします

この製品は防水仕様となっておりますが
長時間に渡っての水中への放置等はおやめ ....
夢染める 折々の日々 同じ時 流れ流れて どこどこ憩う


日記にて 徒々なる日 綴りては 積み重なりし 笑顔と涙


ご機嫌に 口笛吹けば 飛んでくよ 茜の空に あの日の迷い


 ....
てばなしても
いいものをもっていて
届かない
雨あがり
ガラスむこうのひかりへ
わずかに
手、添わせば
悲しみの中でしか人は
本当に出会わないのだとすれば
これほどの奇跡はない

眩しさの中で大事なものを見失い
愚かにも己の力と過信する時
太陽の下 
多くのものを焼き尽くしてすべて失う
 ....
突然の激しい雨に言葉切り
雨戸を閉めた君の白腕


さぁさぁと静寂の中に衣擦れと
息遣いのみ聞いている午後


まだ止まぬ長雨の中見送られ
しぐれ柳をくぐりて走る
ゆれてゆれていま夏風に何問うのでしょうあじさい紫陽花この白昼夢


青い花いいないいな
でも紫も
名前に負けない輝きがある

昨日の雨は飲んでしまった?
それとも土に凍りつ ....
カエルの傘を買ってもらった

二才半のひなちゃんは

雨も降ってないのに傘をさし

お部屋の中でも傘をさし

コンビニの中でもさしたがり

車の中でも傘をひろげて

とうとう母ちゃんにおこられちゃっ ....
例えば

地雷で盲目になった戦争孤児の少女の状況は

誰かがひざまづき心をこめて祈ったところで

何も変わらないでしょう

「では私に何ができるの?」

知りたいのです

 ....
己が道を求め
憧れながら
それでも道を外れ
手を伸ばしもせず
そのくせ夢を語り
あぁ何するものぞ
何するものぞ
ほとんどの人は、もう
溺れているの
誰も気づいていないだけ

澄んだ指さきが
アルカディア、と答えて
空の一角をさす
新しい風景、新しい秩序
それは
見たことのない宇宙

(行け ....
生きる希望などこの世界には無い。
あるとするなら、それは君の胸のうちにしかないものだろう。
押してだめでも
引けないときがある

一歩でも下がれば
負けてしまうと思うときがある

失敗しちゃう事も
それなりにある

後悔する事も
けっこう頻繁にある

でも意地を張 ....
なくし物を忘れることと
さがし物を思い出すのは
どこか似ている
{引用=これでおわりかもしれないことが

毎日たくさん響きあっていると知って

目の中だけにある見えない雪に溺れた、溺れそ ....
ドレス姿の君の影と
ちぎりちぎった招待状とを
蒼穹に投げ放つ

傷つけたくはないけれど
少しぐらい
傷ついていてほしい
北大路京介さんのおすすめリスト(19013)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- こむ自由詩3*07-6-12
亡霊への哀悼- 鈴木カル ...自由詩3*07-6-12
博士からの手紙(アパルトマン推敲)- yoyo自由詩11*07-6-11
帰路- yoyo自由詩6*07-6-11
想夜- 夕焼け空自由詩5*07-6-11
行程- たもつ自由詩1907-6-11
灰色の海、透明な傘と- 衿野果歩自由詩6*07-6-11
蟻が空を見上げてる- ぽえむ君自由詩9*07-6-11
親孝行可能?- うおくき ...自由詩3*07-6-11
遥かなるバベル- いねむり ...自由詩107-6-11
羚羊- 小川 葉自由詩107-6-11
他人が書いた詩を読むように- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-11
ハヤテ_ココロ- 和森朱希自由詩407-6-11
あいさつ- 秋桜短歌7*07-6-11
創作する訣- ロカニク ...自由詩507-6-11
ピエロ。- もののあ ...自由詩14*07-6-11
使用上の注意- 柚木自由詩607-6-11
ありがとうの六首- おるふぇ短歌607-6-11
想撮空間「手」リアリズム- 紀茉莉携帯写真+ ...307-6-11
美しい人- アマル・ ...自由詩607-6-11
しぐれた日- いまいま ...短歌7*07-6-11
あじさい- アイバ  ...短歌207-6-11
傘とひなちゃん- a/t携帯写真+ ...1007-6-11
祈る- a/t携帯写真+ ...607-6-11
力弱き信奉者- プル式携帯写真+ ...3*07-6-11
アルカディア- 佐野権太自由詩27*07-6-11
希望- DoGear自由詩307-6-11
意地っ張り- 優飛自由詩7*07-6-11
傾く- 唐草フウ自由詩15*07-6-11
離離- FUBAR自由詩5*07-6-11

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