時間は六時頃、多少のトラブルはあったもののほぼ定時で会社を出る事ができた。
めぐちゃんはそろそろ日課を切り上げている頃だが、家まで送ってあげる事くらいは出来るだろう。
昨日にも増して一段と冷え ....
ふと日常の糸がプツンと切れた
何もしたくない
頭の中と心の中では
この言葉しかなかった
そろそろ出勤しなくてはならない時間だが
立ち上がるのも面倒だ

決めた
今日一日は怠惰な生活を送 ....
犬を飼う

名前を呼べば駆け寄ってくる
わたしの膝を枕にする
エサを貰おうと必死にお手をする
私の影が見えなくなると甘ったるい
声で鳴く

犬を飼う

犬を飼う感覚
爪先がそっと
水鏡を優しく犯して
小さな波紋たちが
ちゃぷちゃぷと揺れている
 
指の腹でなぞった
かたつむりの足跡は
今はもう
乾いてしまった
 
 
抜けるような空は
白と ....
さっきあなたが 流した水を

飲めないで


未来のあなたは死んでいく


.
肌の表面から熱を奪ってしまう
チリチリと焦げ付くような視線が恋しい

ストーカーは勘弁だけど
犯罪一歩手前の絡み付く視線は、どこ?

釣った魚に餌はやらないのが信条の男ばかりで

 ....
君か生きててくれりゃそれでいいって

しょうもない悟り開いたのはさ

君が生きててくれる以上

望めることがないからさ

その上君ときたら

今も死んでいってるんだってね
 ....
太るから虫歯になるからと

チョコレートを食べ残す子供もいれば

チョコレートの味も存在も知らないで

一日中カカオを摘み続けている

子供の奴隷もいるんだ

命の重さは平等でも

環境は平等じゃな ....
寝息の届くほどのところの あなたへ
わたしの お耳は旅に出た まま 帰らない
伝えたいことがあるけれど
それさえも 届 かない

だれも どこも いまも
それほどに変わった様子は無い ....
ちいさな木の葉が浮かんでる
水の流れは冷たくて 透き通るように澄んでる

白い手が泳ぐように招いた
わらうように白いきれいな歯並びがのぞいた
その一瞬で まるで おとぎばなしのように恋した
 ....
 神様が僕を殺したがってるよ
 だってほら、喉の奥から込み上げる耐え難き精液の匂い

 神様が僕を殺したがってるよ
 だってほら、喉の奥から込み上げる耐え難き血液の匂い

 不安なんだ 不 ....
海の隙間から寝間着の紳士が上陸する
レディファーストを欠かさない紳士は
すでに同伴の淑女を裸にして太陽にさらしている
用意周到に船で密輸された薬品のことを知っているので
紳士は安心して夜を待つ ....
今日、久しぶりに夕焼けを見た。
赤からオレンジへ、オレンジから青へ、青からグレーへ…
言葉では言い尽くせない色の数々に
ただ圧倒された。

久しぶりに見た夕焼けは
なんだか切ない。
毎日 ....
はじけ飛ぶネジ
ひん曲がる側板
進化の順番が刷りかえられた
幻視者たちはそぞろ歩きで逃げ出すしかない
思考中止
重力0
宙を舞うピンボール
素人には単なる
鉄の塊
ただうるさいだけ
 ....


今朝から眼鏡の手入れをしている
透き通ったリンゴが
近づいては離れていった

明日から得た切符は
どことなく頼りなく
手元で伏せる

汽車に乗る
時間が乗客
会話が聞こえ ....
今日、いつもあるべき所に
自転車がなくなっていた。
いったいうちはどうやって家に帰れというのか

誰かとしゃべりたくなったのか
携帯で妹に電話してそのことを伝えたら
 「あほか、そんなん盗 ....
言葉。
なんにもとくべつじゃなかったことが、わかってザンネンな気持ちもあったけど
なんだか爽快に思えて笑えてしかたなく湯船にトぷん。
うつむいている君の右側を思い出したんだ、ふと・ン。
君の ....
今からずっと未来に
ある子どもとおばあさんが会話していました

「ねえ、おばあちゃん、何かお話してよ」
「う〜ん、じゃあ、昔話を聞かせてあげましょう」
「むかしばなしってな〜に?」
「お前 ....
  ヘンリー 私の膝の上でお眠り
  窓辺に当たる雨の音を聞きながら
  
  時々は 可愛い耳をぴくんとさせて
  解った振りをしてくれれば いい

  ひとり言を 話すから

 ....
誰を呼ぶ

ベルベットの夜に
闇に浮かぶ
蒼い影

疲れ果てた身体に
染み入る
日毎大きくなる
その清浄な 音色

窓枠に立ち
両腕を平行に
潮の香りと風を抱く

私の腕 ....
たばこを吸い終りふと手を見てみた

たばこの臭いのついた君は僕にいろいろなチカラを与えてくれた

そして僕は君を通じて怒りも知り
愛することも知った

それに気づいた時に
僕は
ふっと思った

ありが ....
陽射しを包み込んで
柔らかい手をした
風が
頬を撫でる

気持のよいそよ風

抱きしめてあげたい
その温もりを感じて

応えてあげたい
その優しさに感謝して


風は黙って ....
銀色に輝く
紋白蝶の魔法の粉
きらきら

どれほど集めれば
自由に羽搏けるといふのでせうか
あをいそら

一枚二枚
母の髪を梳くやうに
幼い私
蝶の翅をもぎ取る ....
   吐き出したのは
 
 
   溜め息と
 
   嫌悪感
 
 
 
   抑えきれない息苦しさに
   もがき苦しみながら
   空を見上げてみれば




  ....
もしかして、これを愛の事だと思ったのなら
そんな日には死んでしまった母親の事を考えるような手つきで
ギターを弾けばいいさ

Dmにテンションを入れて、Cの時に歌えばいいさ

もしか ....
変わっていく君が怖くて

ボクは逃げた


置いてかれる僕が醜くて

キミは笑った



ぼくはね、何も変わらない
不自然な自然体


卒業、あれから
もうすぐ
はっぱがね 雨でぴてぴて おちてきて
どうろに ぺたり
はりついた

きをつけの しせいで伏せる はっぱたち
もう帰れん もう
親の木に

風吹いて とばされてても
おぼえてる おぼ ....
たしかに輝いて

儚く光る



生命のかがやきは

いつまでも



此処に



ある
話せば長くなる
言わない方が良いと思う
嘘つくつもりはなかった。
知らない方が良い

あちらこちらへ
ふらふらふらり
渡り歩いてゆく
彷徨えるジプシー

尾を引かない
切れ味抜群 ....
こころは今、穏やか
あの頃にみた
夏の坂道で
一斉に立ち昇る綿毛

花が行く、
歩き急がないで
だけど抑えられないのは
高揚
澄んだ青に
フォルテを描く

ステップを踏む、つま ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19142)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小説『Is_it_no_use_crying_over_sp ...- 散文(批評 ...3*07-6-16
怠惰を努力する- ぽえむ君自由詩10*07-6-16
犬を飼う- 一絵自由詩307-6-16
真夏日- 山中 烏� ...自由詩14*07-6-16
悲しきことかな- ちいさな ...自由詩107-6-16
*砂漠に花を咲かせましょ*- かおる自由詩11*07-6-16
煙草一本の答- 三条自由詩107-6-16
チョコレート- a/t携帯写真+ ...607-6-16
近くって遠い- ひより未詩・独白5*07-6-16
水辺のほとりで- いすず自由詩6*07-6-16
カミサマがボクヲ殺したGIRL- 影山影司自由詩107-6-16
仮面- 小川 葉自由詩4*07-6-16
夕焼け- 麻生ゆり自由詩4+*07-6-16
新しい案内板- ネット詩 ...自由詩5*07-6-16
匂い- たけ い ...自由詩607-6-16
愛しい人- raira自由詩607-6-16
たいせつなことば。- 未詩・独白2*07-6-16
ずっと未来の話- ぽえむ君自由詩6*07-6-15
輪廻の雨- 千月 話 ...自由詩24*07-6-15
解放- 深月アヤ自由詩2*07-6-15
ありがとう- OLGA携帯写真+ ...307-6-15
優しい風- 乱太郎自由詩17*07-6-15
搾取- 朝原 凪 ...自由詩8*07-6-15
吐く- 秋桜自由詩8*07-6-15
まぁ、見てみろよ_- 那津自由詩307-6-15
・卒業、あれから・- はち自由詩607-6-15
おちばのきもち- 唐草フウ自由詩13*07-6-15
ほたる- 秋桜携帯写真+ ...5*07-6-15
チョウチョ- ペポパン ...自由詩7*07-6-15
花が行く- かのこ自由詩907-6-15

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