軍艦を持っていようと
戦闘機を持っていようと
ミサイルをもっていようと

外国に戦を仕掛けず
外国を攻撃せず
腹の立つことも我慢して

バーチャルゲームで
破壊し殺し

世界の平 ....
ある背景
それはひとつの主題による架空人物を創りあげること
しかし
君を忘れた
時は既に70年近く過ぎ去ろうとしているのに未だ未解決な題材を前にして
【拝啓日本人の皆様へ】いまになっ ....
錬金術者が月面裏に潜んでいるのが 映っている
巧みに調合をさせた 得体の想像に皺の夜 眉間
悩み試案の中のフラスコと月中枢 
媚薬を小指で混ぜる 雲は実験からの煙 燻らすうてな

一番深いク ....
                130819

酷暑の首都高渋滞発生中
エアコン壊れたオンボロ車の中で
熱風扇ぎ炎熱地獄を味わいながら
イライラしても始まらな ....
くびれ白く膨らんだ夢
濃く陰りうごめく野心
頬を染め淡く恋ごころ


わんわん泣いた幼子の
なみだ上った夕暮れの
隙間に射した金の細糸


重なり競う夏の雲たち
空も狭しと見 ....
 ドキがむねむね


毎日コーヒーショップに来ては
テーブルにノートPCと書類を広げて
何やら書いたり考えたりしている
メスのニワトリがいる
近くのオフィスに勤めているのだろう
赤 ....
小学校の新学期のような香り 
ニスの塗っていない木晒しのカウンター 両サイドに詩人

木漏れ日は蝉の亡霊と小春日和 ぬくぬくと光は木霊する

カウンターに座り 両サイドに詩人 語りを始める
 ....
解夏


他力本願で
影響
与えられるままに
受け取るだけの姿勢が
わたしの不安を煽ると気付く
ぽっかり空いているのが
パートナーへの気遣いや
その他の行為
すべてだとして
わ ....
円周率の最後の一桁に出会ったら
宇宙はそのときめきに吸い込まれてしまうだろう
数字とは限らないその解は
きっと愛を語る詩人のように嘘っぽい
輪転機が無限に探すが
解けない問題こそ美しい詩のよ ....
沖に出てあおむけに視るこんなにも空の広さがおしよせてくる

優しげな名前とは裏腹に盆過ぎて泳ぐ子 戒める海月

光る波ひとつふたつと三角の硝子の意志が増殖してく

足裏の次第に砂がさらわれ ....
信州の古城の櫓跡から
千曲川を眺める

川面の風景の上には
大きな空が広がり
風が吹きわたる
風に膨らまされた空は
何も言わず、僕の頭上にある

古戦場の舞台となった古城
望める山 ....
またひとつ哀しみに満ちた爪を拾う

またひとつ絶望で破れたこころを拾う

あなたの夢は何色ですか
涼それは
沸騰している中身(こころ)を
落ち着ける小さな風鈴(ねいろ)

涼それは
身体を刺すような棘(あつさ)を
癒す青い海(ぬりぐすり)

涼それは
のしかかるような熱風(おもさ ....
「愛する人に愛されたい」
「あなた以外は要らない」って
同じ思いでいて欲しい


そんなの我儘だってことは分かってる
でも我慢できるほど私たちは大人じゃなくて


無条件に愛せない幼 ....
住む人の居ない
山の墓地

お盆には賑やかに花々が供えられている
生まれ故郷を訪れた人の形跡が
風に揺れる

たった今まで
誰かがそこにいた証拠
ロウソクの炎が
消え残り
線香の ....
こんな晴れた日にはあなたに会いたい。
見えない翼を広げてあなたのもとに飛んでゆきたい。
あなたは驚くでしょう?
私には見えない翼があるってことを。

こんな風の涼しい日には今すぐあなたに ....
君が悲しみに暮れる夜。
見えない僕は君の傍らに腰掛けただ微笑んでいるよ。
言葉なんかいらないと思うけれど、
もし必要なら夜が明けるまで話をしよう。

君が記憶の扉の中、淋しさを感じる夜。 ....
群青色の夜空を指で穿つと銀色に輝くんだ。
ほら、そこかしこに。君に見えるかい。
君もやってごらんよ。
そうすればこの夜は満天の星空に変わり、君と僕は今繋がる。

僕と君、二人の手を重ね合 ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた

指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
創作意欲と背反している創作技術
作りたいのに作りたいものはこれじゃないんです
ディスプレイに打ち込んでいるこの文章も
作りたい訳だけど作りたかった訳じゃないんです

歌いたい歌はここにあ ....
きっと思い浮かぶ光景も景色も 今は繰り返すだけで
背景はいつも同じ中に 似たりよったり 歌っている

今は緩めの目尻を撫でながら また繰り返しを刻む いつもの事

お水にカボスを絞って透明同 ....
ご馳走になった
そらまめとエビスビールを思い出し

テトラパックのそらまめと
エビスのロング缶を
セブンイレブンで買って来て

ホタルしながら
ひとり送り盆

わたしも ....
山から差す日差しで顔を洗い
谷から吹く風で口をすすぐ
毎日そんな素敵な朝を迎えて
岩盤浴の様に 大地に寝ころび体を清める

そう 人間がもし水を必要としなくても
生きていける生き物だったら ....
高く登った太陽が
より濃く写す真夏の影
それは微睡む、眩む昼下がり

汗ばんだ首をそっと撫でる風
窓際の儚く揺れる竹簾
それは蝉時雨の白昼夢


向かいの酒屋で風鈴鳴れば
土佐錦、 ....
真っ赤な
パラボラアンテナは
今日も恋をする

南の島の
センチメートル波を
受け取りながら

灼熱の
コンクリートの上で
鮮やかに咲う

真っ赤な
パラボラアンテナは
 ....
   下駄をはく爪さき紅くはにかんだほら朝顔がしじまに惚れた
           
              

   かなしみのかなしみの声聴こえたら痩せた背中の骨なぞらえる ....
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた

海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色

 ....
くずれた コンクリート
身でたどる 無
囲う羽に 野が歩む

キミドリ草 と 居留守メモ文字
続きの光 撫でて 振り返って

きれの裾 メモに はさまれて
何所へも行けない 行きたくな ....
低い低い太鼓の音が燦と祈り 鳴り罅いる響き
受け取らずにはいられない 貴殿の懐からの暖かな心

遍くこの風に 草を石で磨り潰した色味が 包む 私の懐を
颯爽と澄むこの神無月の空の下に 惹かれる ....
 男がいた
 一度は膝を屈し生まれ在所へ戻った
 そこまではよくあるはなしだ

 だけど男は
 厩へ戻ってきた
 きっとそのとき思ったのだろう
 もう俺にふるさとはないと

 体を鍛 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今、日本が平和であるとすれば- イナエ自由詩9*13-8-20
【リンダ】- アラガイ ...自由詩7*13-8-20
錬金術一線を掘る- 朝焼彩茜 ...自由詩613-8-19
風に舞え- あおば自由詩10*13-8-19
でっけえな- ただのみ ...自由詩13*13-8-19
ドキがむねむね/リーマン- 壮佑自由詩12*13-8-19
両サイドに詩人- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-19
解夏- はなもと ...自由詩613-8-19
- 乱太郎自由詩2713-8-19
夏の終わりに- そらの珊 ...短歌11*13-8-19
千曲川−夏ー- ……とあ ...自由詩16*13-8-19
爪きり- 梅昆布茶俳句113-8-19
熱さとともに- ムウ自由詩713-8-18
赤裸々- キダタカ ...自由詩413-8-18
お墓参り- Lucy自由詩19*13-8-18
こんなに空が青いのに。- ヒヤシン ...自由詩7*13-8-18
もし僕が先に消えたなら。- ヒヤシン ...自由詩4*13-8-18
夜空の散歩- ヒヤシン ...自由詩3*13-8-18
デカルコマニー- そらの珊 ...自由詩13*13-8-18
駄作(負け惜しみ)- ニワコ自由詩4*13-8-18
朝焼の窓の休館日- 朝焼彩茜 ...自由詩713-8-17
そらまめ- 鵜飼千代 ...自由詩12*13-8-17
脱水症状- Neutral自由詩413-8-17
真夏の影- キダタカ ...自由詩413-8-17
ハイビスカス- nonya自由詩16*13-8-17
ひとつぶ- 石田とわ短歌11*13-8-17
柑子色のパンケーキ- 夏美かを ...自由詩29*13-8-17
つぶ_草- 砂木自由詩10*13-8-16
神無月の草風- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-16
心に鞭_—加賀武見へ—- 平瀬たか ...自由詩11*13-8-16

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