黒い塊が空を支配し
重たい空から大粒の雨が降る
木々の葉を叩き落すその雨の中で
青空を見つけた

晴れている日なら
青空は当たり前だけれど
今は
幸せを見つけたような気がする

い ....
 眼鏡が曇って
 それがなんだか気持ち良くて
 梅雨っていいものかもしれないなんて
 思ったりして

 ふざけあいすぎて
 ほころんだ気持ちを
 梅雨の雨は優しく包み込んで
 梅雨 ....
踏み出す、さいしょの瞬間がなによりむずかしいもの。




迷って悩んで、スタート地点までをぐるぐると巡回する。




いまだ進めないでいるのは、何かが不足しているから。
 ....
早昼やパンと葡萄酒青菜添え

降りしきる巣篭り鳩の安否しる

資本論面白訳を思いつく
今月も 流れていった
わたしの 体の中にいた
ちっちゃな ちっちゃな
星たちが

わたしは あなたを この眼で
みることも できなかった

この手でふれることも できなかった

抱 ....
*プラットフォームから

色とりどりの屋根が遠く連なって
その上を目を細めてなめて
果てに一本の灯台を見つけて喘ぐ

夕刻でも陽は照りつけて
灯台は
小さく真っ白に
発光して ....
買わなければいけないものがあるのに
あなたはまた、あなたに似たものを買ってしまう
部屋はあなたに似たもので満たされていく
あなたに似たもののほとんどはいらないものなので
あなたに似たものがなく ....
実際に殺したのはお前の手紙だった

その朝に訪れたのは確実な天使だ

「なっちゃん、死んでから寝言は言ってね♪」

ラジャ
街灯で
ところどころ熱病だ
この道では
駐車場まで
浮かされて

君 という名前を僕しか知らなくて
僕の名前も君しか知らないだろう
それが夜の景色の中で
電柱の隙間で影を重ねている ....
 雨音に目を覚まし 
 あまり親切ではない時計に目をやる
 猫があくびしこっちを振り向いた


 あぁ
 無力の僕にも今日は訪れてくれた
 
 あぁ 
 嘆くのは自由だよね

 ....
ひくく香りは 風の帆を駆け上がり
瞑っているもやの巣の中

はやく運ばないと
息を つのらせてしまうから

どこかに隠れていた
泡の綿帽子が

ささやきを運んでいく
戦いで戦いの無い世の中を得ようとしても得られるはず無く



行き先は極楽浄土と信じきり桜のように散り逝く戦友



生きる意味捜し求めて死ぬ意味を押し付けられた彼等儚く

 ....
夜の川
仄かに光り
飛び交うは
源氏と名の付く
儚き命
 
 
螢火を
頼りに歩く
夜の道
昔の空を
心に浮かべ
 
 
月は照る
遥かな空から
地の果てへ
星は ....
幸福になりたい

そして、はっとする

幸福ってなんだ

いまは幸福じゃないのか

だれもがよく思う

そんなことを思い歩いている


夜も

涼しくはなくなった

 ....
ジョセフィン博士からの手紙
一緒に暮らさないかと
絵画の中での潜水をやめ
あの部屋を飛び出した

久しぶりの空は眩しく
新鮮な空気は21世紀
ジョセフィン博士と再会した
友人として感謝 ....
祝いのメロディのなか
少し照れたおまえは
肩をすぼめて優しくゆれている
ななつのロウソクの灯を
遠く、近く
瞳に映して

{引用=
おまえの生まれたときを思い出すよ
(パパ、気絶しち ....
林檎のジャムを一瓶、食べてもいいと
いわれたような気がした
大人みたいに好きなだけ、起きていてもいいと
いわれたような気がした
明日も、あさっても、その次の日も
ずっと日曜日みたいな気がした ....
六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立

銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
 ....
朝起きて 太陽までも眠たげに今日の軌道を手探りしてる

君がもし薔薇の花なら棘までも抱きしめて枯れてみようか

都合良く使い古して捨てるとは携帯なんかと一緒にしないで

そのままがいいと言 ....
――――僕は人に夢を与えられる人間になりたかった。
きっかけはなんだったのかよく思い出せないけれど
沢山の人を感動させたり勇気を与えられるような
大した人間にずっとなれるつもりでいたんだ。 ....
積み木をバラ撒いたコンクリートジャングルには
ペ天使やダ天使を筆頭としたイロハ天使が
なぜか、ハムハム王子を創ろうと画策している

こどもはみんな
ハンカチ王子やハニカミ王子になるのに
 ....
裸電球が
割れてしまった
大事に大事にしてたのに
音もたてず
たださらさらと
割れてしまった
治るのだろうか?
否 治らない
治らないのだろうか
否 治る
だから電気だけは灯るので ....
夜が毎日やってきて
ラピスラズリを細かに砕き
私に塗り重ねる
紫陽花は
青から変わることなく
傷みながら
終わりを迎える

君が触れた私の一部が
いつまでも熱を保ち
上手に朽ちる事 ....
この世にはない湖の辺で
あなたに会う
この世にはない花を摘み
あなたを飾る
この世にはない愛の言葉を
あなたにささやく
この世にはない幸せの鳥が
あなたを祝福する
そんな世界 ....
はしゃいで飛び込んだプールの底に顔面を泣けるほど打ったけど
涙をプールの水に紛らせ笑った夏でした

カルピスが痰みたいに絡んだけれど
白くて甘い夏でした

台風で傘が根元から折れたけど
 ....
一人タバコを吸い
息を吐く
昨日はカレーを作った。

お礼に包丁のセットを
貰った
人を紹介して
貰った

人に頼りにされる
ようになった。
遊ばずよく働く
ようになった。
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
手を繋ぐだけで、伝わればイイのにね。

静電気みたいに、ぴぴぴって。

この気持ち。トクベツだから。

あなただけに…。ね。
めをあけて
はじめてみたものを
わたしはすきだっただろうか

わからない

わからない
けれど、
たしかなのは
わたしが
ここからかなたへと記す
ことばのためにいまがあるのだとい ....
この身 一つ

つぶやきは 
虫がすだくように
土に溶ける

空を見ていた 真夏の
いくつもの巡り

また やって来る
胸の入道や
夕刻の驟雨が

どこかで
タブラーがうね ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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はじめのだいいっぽ- 詠乃自由詩207-6-14
あめあめふれふれ- 生田 稔川柳2*07-6-14
流れ星〜生まれ出ることの出来なかったいのちたちへ〜- 池中茉莉 ...自由詩3*07-6-14
初夏の- 水町綜助自由詩10*07-6-14
無数のあなた- たもつ自由詩1607-6-14
神よ_Ⅲ- 那津自由詩307-6-14
街灯- 水町綜助自由詩10*07-6-14
雨音- 山崎 風 ...自由詩4*07-6-14
告白- 砂木自由詩14*07-6-14
WAR- 十六夜短歌3+07-6-14
- 秋桜短歌8+*07-6-14
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-14
アパルトマン2- yoyo自由詩8*07-6-14
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わたしのそばにそれがきたとき- 美砂自由詩4*07-6-13
六月の湿度- ku-mi自由詩17*07-6-13
こぼれおちるもの(其の五)- 快晴短歌3*07-6-13
小説『Is_it_no_use_crying_over_sp ...- 散文(批評 ...2*07-6-13
*東京パック*- かおる自由詩9*07-6-13
割れた裸電球のその後- 麻生ゆり自由詩3*07-6-13
風葬- さくらほ自由詩13*07-6-13
無数のあなた- 小川 葉自由詩7*07-6-13
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一服- ペポパン ...自由詩7*07-6-13
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
ぴぴぴ- 愛心携帯写真+ ...9*07-6-13
2007.6.13- 紀茉莉未詩・独白4+07-6-13
夕闇の- アハウ自由詩607-6-13

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