みつけたかった、のに
上手くはいかなくて

でも、
たまたまの風が
心地よかったりするもので

選ぶことのたやすさは
果てないそらを
みずいろに
ひろがる


しあわ ....
ひとりで歌う歌は  かなしみに似たララバイ

かなしみのくれたものが分かる?
とてもせつなくて うれしいもの

心の奥には 見えない河があるの

このさびしさ このかなしさ
このいとし ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

つぎの停車駅は、鏡のない二人だけの世界なんていう
変な名前の駅なんだ
哀しみ本線って、かなり変わってるよ
でも、あんまり揺れないのはいいところ

「哀 ....
逢瀬まで
幾日ばかりと
数え上げ
吾が中ばかり
満ちゆきたるや


幾日が
長しと思ひ
指折りて
疾くと希ひて
逢ふ日を待てり
海のない町で
静かに月の海をみあげる
溺れることのないそこは
僕の心を沈めて

耳に木霊するあの声は
よせてはかえし
ゆらゆらと僕の心を

手繰り寄せる
つながる月
つながる夜
 ....
空をこんなきれいな青にしたのは

いったい何のチカラなの


ベニバナのあざやかな黄色

苔と杉の緑のコントラスト

清流の鮮烈な透明さ

鮎のうろこの輝き


うずまく私の耳のデザイン

桜貝みた ....
 
ある日ふとあなたは
わたしの優しい母となり
慣れないヒールの高い靴を履いたまま
図書館のカウンターのはるか内側
シチューを煮込んでいる

戸外、三角ポールの静かな
駐車禁止区域に来 ....
映画を観た後
外は黒で暗く固められていて
妙に丸い機械の部品ばかり転がっていた

映画を観た後
キラキラとしたフィルムは頭を離れることなく
そのまま走馬灯に加えられた

映画を観た後
 ....
やりたいときに
やりたい分だけ
自分の都合だけの
マイペース

マイペースは
自分で進んでゆく速度のことだ
けれどもその前に
自分で進んでゆく道がなければ
ペースはつくれない
そこ ....
そんな下らないことを考えているうちに、僕は病院に着いていた。
僕のことなど今はどうでもいい、彼女には先があるんだ。
自分で自分を終わらせてしまった僕なんかには、到底辿り着けないはずの先が。
 ....
入梅に映えるはな

雨の雫を身籠って

まぁるく結実して

空の蒼さをうつす
大歓声のその後に 俺の名前が呼ばれてる どこかおかしな発音だ 
片手を上げたこの俺を まばらな拍手が包み込む

ゴング響いたその後に 左のジャブを軽くつく 左のジャブを軽くつく
意に介さない日 ....
 キミが初めて僕の前に姿を現した時 その光景が頭痛がする程脳裏に焼き付いた
 今思い出しても頭痛がする
 キミが可愛くてふわふわした気分で同じ夜を過ごしたんだ
 けどキミは2日後に死んでしまった ....
ある日から大切になる人を信じれなくなってた
それがすごく苦しくて
信じれなくては何も始まらないのにと
分かっているのに・・・


恋や愛は誰しも臆病になって傷ついてしまう
誰かが言ってい ....
打ちっぱなしのうえの空

油いろした月にじむ

骨のいろした光たち

ビジネスホテルの暗い壁


さてどうだろう怒鳴るだろう

うだる蒸気のむらさき色がな

でぐちいりぐち踏 ....
ぼくらについて驚くべきことは
それで相手がどんな気持ちになるか
まったくもって分からないまま
ことばを口にしていることだ

しかも
その人が笑いかえしてくれたところで
それはやわらかな微 ....
くろに燻ったぼくのいかりと、きのうのゆめが
ちらかったなつのよる、小さなさんぶんをぬりつぶします。
くれよんとかえんぴつをなめて、蛍のうみをえがこう。

あじさいのはなびらが、 ....
ああそうか
何も 変わっていないんだ

暗く 耳が痛いくらい静かな夜に
ゆるやかに しめあげても
浅く 傷つけても
やっぱり そのまま

背中を向けると
追ってくる
その 柔らかな ....
てっきょうごしに
くもがかけていき

ゆうがたのはずれに
ひとり

ろうばたちが
きしゃをみおくりながら
さいげつのはなしを
している ひとは
いつかしぬ

かみを
ていねい ....
毒薬のような願望を散りばめた、
陰茎の夕暮れが、
いちじく色の電灯のなかで燃え尽きると、
ようやく、わたしの夜が訪れる。

静寂をうたう障子は、わたしのふるえる呼気で、
固く閉ざしてある。 ....
生き抜くために 血を欲し
血を{ルビ得=う}るために 義務を成し
血を得るために 権利を使い
血を得るために 命を投げて
得た血は生き抜くために必要な血だったのか
答えを得るため 血を欲す
 ....
さようなら 

なんて
言わないはずだったのに




さようなら



ふたりで作った
桜のしおりは
あの日以来 挟んだまま
日記には
もう あなたのことを
書 ....
好きなあの子が
綺麗になった。
嬉しかった。
悲しかった。

好きなあの子が
体調不良で
会社休んでいる
悲しかった。

好きなあの子が
勇気をくれた
いったい誰が
好きなん ....
揺れる、
ということを
幾度も揺れながら

風景は、
まったくとおい
わたしで
あった


えがかれてゆく、海

まっ白なのに
それはもう
古いかげ

波 ....
おもてに映るのは
笑って
泣いて
嘘を吐いて

うらでは何を
映しているの?
遠い空しか
見てないの、ね



仰向けに眠る癖は
やっぱり
私なんか
あなたのどこにも
 ....
{画像=070629164751.jpg}


我が家にもドラえもんがやって来ました。
否、唐突に未来からやって来たのは、ドラミちゃんのほうでした。
未来というよりもそれは、空きチャンネル色 ....
友達づたいの言葉に
涙浮かばせたって
真実には映らない


うそつくことなく

映るのは

白いケーキにのった
季節外れの
赤い苺の


季節外れの涙
瞳に反射するわ ....
あの時
「ごめんなさい」と言えなくて
けれどもその後
勇気を出して言いにいったけど
君はもう帰ってしまった

あの時
「ありがとう」と言えなくて
けれどもその後
がんばって言おうとし ....
ごみ捨て場に
ものさしが捨ててある
とても使いこなされた
古い単位のものさし
やはり捨てないことにしたよ
と父が来て
拾いながら横目で
お前のものさしはいいな
と言った
二人にはまだ ....
 ニフティのF文学(文学フォーラム)には、『いまのは倶楽部』という短歌・俳句の会議室があり、私はそこで読み書きをしていました。
 私が参加しはじめたころは、発言数は一日四つか五つくらいだったでしょう ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少年世界- 千波 一 ...自由詩8*07-6-30
かなしみのくれたもの- いすず自由詩2*07-6-30
哀しみ皇子(6)- アマル・ ...未詩・独白3*07-6-30
七夕_贈答歌- 秋桜短歌4*07-6-30
月海- アマル・ ...自由詩1107-6-30
教えて- a/t携帯写真+ ...207-6-30
- たもつ自由詩1507-6-30
映画- ロカニク ...自由詩607-6-30
マイペース- ぽえむ君自由詩8*07-6-30
_小説『Is_it_no_use_crying_over_s ...- 散文(批評 ...3*07-6-30
*紫陽花月のはな日和*- かおる自由詩11*07-6-30
噛ませ犬- 楠木理沙自由詩3*07-6-30
キミに逢ってからキミが死ぬまでの間- 円谷一自由詩5*07-6-30
臆病- saya自由詩207-6-30
油いろの月- 吉岡ペペ ...自由詩507-6-30
喋っていることば- つばくら ...自由詩1*07-6-30
やせいのなかでおどれ- はらだま ...自由詩25*07-6-30
そのまま- 麻生ゆり自由詩4*07-6-29
六月のおわり- 及川三貴自由詩807-6-29
停泊する夏- 前田ふむ ...自由詩23*07-6-29
リグレット- I氏自由詩1*07-6-29
約束- 乱太郎自由詩18*07-6-29
好きなあの子- ペポパン ...自由詩11*07-6-29
波間の住人- 千波 一 ...自由詩13*07-6-29
嫉妬- 小原あき自由詩18*07-6-29
1家に1台ぜひ...。- 散文(批評 ...5*07-6-29
真実- つちやし ...自由詩407-6-29
もう君はいない- ぽえむ君自由詩25*07-6-29
ものさし- 小川 葉自由詩1107-6-29
パソコン通信の思い出_3- 渦巻二三 ...散文(批評 ...1207-6-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639