ゆきうさぎ 跳ねた

あの子がいっしょうけんめい
まっかな実に負けない
まっかなほっぺで
冷たいおててをこすりこすり
夢中でつくったの

はやい夕暮れのうす闇に
ゆきうさぎ 跳ね ....
丘をのぼってまたひとりになったならそこには
すがすがしい空気の夕暮れが凛としてあるのだ

街の喧騒が遠くでささやくように聞こえても
揺るがずにきちんとたたずんでいるものに逢いたかった

自 ....
信じていたのに
さびしいよ
そんなことしないと思ってた

いや
そうじゃない

そんなことするんなら
正直に言って欲しかった

でもわかるよ
正直に言えなかったのは
僕に対する ....
じいちゃんが逝った朝
病室にばあちゃんの姿がない
窓の外は風にあおられた雪

あたしは瞳孔を確認して
お決まりのせりふを吐く
息子の白髪頭が傾く

「独りになったら
都会に行かん ....
雪祭りで賑わう
地下街をあるいていた

柱の影から目の前に現れた人物が一瞬父かと思った
現実の父より
かなり若いし
実際の父は
病院のベッドで
寝たきりだと
すぐに気づいた

似 ....
冬景色 北国生まれじゃないけれど懐かしいわぁ今日は湯豆腐

かつをぶし削って薫る郷愁は年経るごとに熟成します

水仙をたどれば春はつながるよ ふるさとの土 温かい風

手作りの竹馬結局乗れ ....
一滴の 揺らぎが訪れ
一斉に 稲の花ほころび
宇宙は それらを わがこととし
ひとつのこらず 見とどけ

そのちいさな いとなみの
いちぶ始終を よろこんだ
霧に つつま ....
生きているということは
自分に穴を開けるということ

生きているということは
穴から塩辛い結晶手放すこと

生きているということは
穴を塞ごうともがくこと

生きているということは
 ....
色をイメージして詩を書いたり、
詩に基調となる色を考えたり、
詩を書くときに色を意識することがよくあります。
なので、色が決まらないと言葉が迷子になったりすることがあります。
そんな時にとって ....
静けさに目ざめた朝
千本格子に寄って眺める
まろくぼやけた夕べの足跡
やはらかに雪肌が吸ひ込む
とほい魚売りの声

せめておぼろな冬の陽が
見まがふばかりに華やぐやう
乾ひたくちび ....
  チョキチョキと切り抜いたのは嘘泣きです天使の羽と切れないハサミ

   
  足の裏さみしい沼を飼っている思い出喰らい泣いては縮む


  夜が降るきのうも降った今夜もね、 ....
ものすごく 昔に
貰ったコースター
手作りコースター
便利なコースター
可愛いコースター
3角なコースター
6角なコースター
誠実なコースター
マウスコースター

もう3000回は
マグカップを
乗せ ....
あなたは空を探す
世間体の要塞に閉じ込められて
強固な偏見の鍵をかけられても
逃げ出す知恵を巡らせる前に
小さな明かり取りの窓を見上げて
あなたは空を探そうとする

あなたは空を探す ....
祈りや想いが届かないなんて

思ったことなど

一度も

ない

 天然の生粋の心に鎧はない
 されど 裸で 晒す 無能もない
 武器を時に操るマジシャン如く
 智慧と悪知恵の二 ....
昨晩
ひとつの恋を失った
ミセス ミスティは
男の不実を責めるでもなく
ピアノの蓋を閉めた

ミとファ
シとドの間に
黒鍵がない理由は
おそらく
その間に
幻想があるからだと
 ....
ぬかったわ
ふるぼこではないか
ぼっこぼこではないか
荒廃した この さもしい自分は
一体どうしたら いいんだ。


いやまて これは
文字の羅列をなぞる指先



田田田田
 ....
きれいな紙に
現実を書いて
違和感を感じた

だから
キレイ事だけを書いて
納得しよう

こんなに綺麗な私に
見とれよう…



…ふざけてるわ!



きれいな紙と ....
冬に溶けていた
欠片が
今、きらきらと
夜に降る
氷の棘でした

ひとつはカイの目の中に
ひとつはカイの心臓に

結晶というものは
なんて
おそろしいものでしょう

この世に ....
あおに 生まれ

あおとして 過ごし

あおのままで 逝きたい

たとえ馬鹿にされ、笑われようとも

そして、また

あおで、
2月3日 午後8時
そうだ、今日は節分ではないか!
豆まきをやらねば、と突然思いつき
子供達を呼ぶ

「ねえ、豆撒きやるよ〜。おいで〜。」
「豆撒きってなあに?」
「節分の豆撒きだよ。」 ....
父の{ルビ骨=コツ}は先祖代々の墓には入れない
同じ仏教でも宗旨が違うから

そんなことを言ってきたのは
父の後を継いだ弟
新たに入った宗旨に則って 
その寺の経営する墓地に
墓を買った ....
ほんの数十年前
空がピンク色に染まった夜の日々
凜として生きていた正義の味方

正義の味方は美しく
正義の味方は気高く
正義の味方は清々しく

誰から後ろ指をさされることもなく
 ....
磨りガラスの向こうの公園で
外国人に話しかけられた
どうやら、フランス語らしいが
何を言っているのか分からない

家に帰ると母親が叫んでいた
ひとつひとつは意味のある言葉
けれど、つなげ ....
私の紡ぐ衣は
フリーサイズではない
ピッタリ合う人と
ぜんぜん
似合わない人がいる

人それぞれ
好みがあるだろう
色や柄が気に入らなければ
あなたの箪笥から
どうか 放り出してく ....
【 ユニゾン 】

人はなぜ歌う

その言葉を
伝え残すため
変わらぬ日々を願い
感謝と畏怖に斉唱する


【 フリジア旋法 】

ゴジラがくる

破壊によって目覚める怒り ....
オリオン座を見てくると ダウンを羽織りタバコを持って
ベランダへゆく あの人

最初に惚れたのは あの人だけれど
今は遥かに私の方かもしれない

 にやけた幸福の笑みは空気を至福へ空へと押 ....
真夜中にピッチの着信音
どんな目覚ましよりも効果がある
気がつくと白衣を引っ掛け
廊下を小走りに駆けている

おとなしい茶色い目の
奥さんを思い浮かべる
父親に似て意志の強そうな
 ....
濡れた暗闇を放射する
硬くて厚い椿の葉群
静かな時間になって
森の奥へと僕を誘う

ポトリポトリ
夜の壁から剥がれる様に
甘い紅白の花が落ちる
落ち続けて
踏まれ続けた花は
乱れる ....
雪は降り止み
風も途絶えた
満天の星空は
きりきりと冴えわたる
放射冷却の夜

氷のランタン
雪の壁
立ち止まり
眺める
子どもの頬
母親の手のひら
蝋燭の炎は揺れながら
あ ....
妊娠すると涙もろくなる
涙腺は加速する

 幼児虐待のニュースが目に入り
 頭が痛くなるほど 泣いた
  
  悲しい世の中は終わらない

 養子問題のニュースが目に入り
 身勝手な ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆきうさぎ- 藤原絵理 ...自由詩5*14-2-6
丘をのぼる- 梅昆布茶自由詩2014-2-6
表切り- ichirou自由詩3*14-2-6
小雪舞う朝- 藤原絵理 ...自由詩8*14-2-6
雪祭り- Lucy自由詩19*14-2-6
郷愁- そらの珊 ...短歌11*14-2-6
- るるりら自由詩20*14-2-6
- そらの珊 ...自由詩1514-2-6
言葉も色色- 殿上 童おすすめリ ...8*14-2-5
- 藤原絵理 ...自由詩5*14-2-5
かなしいほどに- 石田とわ短歌13*14-2-5
コースター- ichirou携帯写真+ ...3*14-2-5
空を探す- nonya自由詩21*14-2-5
祈りや想いの片目瞑り- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-2-5
【ミセス_M】詩サークル「群青」の一月のお題「霧」への提出作 ...- そらの珊 ...自由詩14*14-2-5
ぬくい- るるりら自由詩9*14-2-5
きれい- シズクに ...自由詩5*14-2-4
氷の棘- そらの珊 ...自由詩18*14-2-4
あおのままで- 小林螢太自由詩6*14-2-4
節分_in_アメリカ- 夏美かを ...自由詩26*14-2-4
墓と骨- イナエ自由詩13*14-2-4
蛙の快楽- ……とあ ...自由詩14+*14-2-4
バベル- 自由詩25+14-2-4
【_フリーサイズ_】- 泡沫恋歌自由詩11*14-2-4
地の響_芸能山城組_東ヨーロッパを歌う_を聴く- ichirou自由詩3*14-2-4
あの人- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-2-3
スイセン- 藤原絵理 ...自由詩8*14-2-3
散歩- 和田カマ ...自由詩6*14-2-3
アイスキャンドルを灯す夜- Lucy自由詩12+*14-2-3
妊娠と優しい大人- 朝焼彩茜 ...自由詩11+*14-2-3

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