バラードが知らん顔をしている
白けたい私
白いシーツの隙間
白んだドレス
切ない食べ物の味
天井へとんでゆく意識
自意識が東京タワーまで飛んでゆく
慣らされた ....
一人ぼっち寂しそうね
そう言って目を細めた
こんなにもきれいな夕日だけど
太陽の本音を君は知っている
柔らかな暖かな
風が撫でる君の赤い頬
夕日を映した様に
それはとても可愛らしくて ....
薄暗い
部屋(せかい)の中で
忘れていた言葉を
無理やり、紡ぎ出す
久々に
(具体的に、1年くらい)
忘れていた
( の、4文字)
存在意義なんて
....
「
よろこんだり かなしんだり
にんげんとして生きてきたことが
詩になったんだろう
だったらそこに留まっていてはだめだよ
詩の先にあるものをみせてよ
詩を以って
....
駅には
西口と東口があるけれど
どっちに行けばいいの
陽が昇るのは東だけれど
どっちに行けばいいの
僕たち迷子だ
生まれたときから
古い月を見ている
古い星を見て ....
昨日までの
話を 聞かせて
明日からの
未来を 聞かせて
抱き締めた時に
零れない
ように
昨日までの
過ちを 聞かせて
明日からの
....
ある
ありふれた
想い
という
呼び名の比喩が
争え
という
プログラムの元
生まれて初めての出航をし、
次の刹那
辿り着いた先が
温かい
実は
腹の上
だったと
結局
....
あなたの 未来が
幸せで光り輝くことを
心から 願う
あたしも あなたの幸せに
なれることを
こっそり 本気で
心の底から 願う
何が起きたのかわからなかった
地鳴りと轟音とともに
その瞬間
すべてを失った
激しく燃えさかる炎と
黒煙の中
太陽は赤く揺らいだ
衝撃と
悲しみと
脱力感の中に
いた
茫 ....
詩人はピッコロ大魔王
口から言の葉ならぬ
詩という名のマジュニアを
ゴボゴボと生み出す
詩人はピッコロ大魔王
マジュニア達を
時に天下一武道会で戦わせたり、
能力を褒めあったり批判し ....
波打ちぎわに
光る、{ルビ蟹=かに}
蟹をみていた、飴色の
もう、よしてしまおう
人間なんて、よしてしまおう
古いじてんしゃのように
朝が下ってゆく
風邪声の
のどに ちいさなにがみと
這いつくばるようにおとずれ
さらさらと消えゆくよるを
くちびるに
にじませ
朝が下ってゆくと ....
不思議だね 断られたはずなのに
今こうしてふたり 笑いながら歩いてる
擦れ違うひとはどう思うのだろう 君は気にならないのかな
気持ちを言った後からとても親しくなって
付き合うわけでも ....
カナリヤの歌が聞こえる
あなたには、聞こえない
わたしには、聞こえる
葦原を吹き抜ける風の音に混じって
低く、すすり泣くような旋律
私は言葉を持たない
歌う ....
石鹸のなめらかな泡をたてて
顔を洗うとき
庭を凍った光が照らし
月面車が路面をこする音のような
タイヤの音の向こうを
電車が北へ走る
ひよどりが横切る一瞬の
黒い影の気配とともに
....
ある日、ドアを開けるとそこには
私の知らない、子供が2人居ました
わがままで
まだ大人かどうかも分からない曖昧な存在の私に
自分の弱さを訴えてくる子供達
面倒な子ねと切り捨てることは ....
言葉をその形のまま
受け取れない僕は
苦しむことがない一方で
君と同じくらいには
生きにくさを感じていたりするんだよ
そういえばいつか
「医者は美味しい物ばかり取り上げていく」と
目 ....
親の為
夫の為
子供の為
年老いた母
自分を犠牲に
愛情を振りまいた
泣き崩れて泣きに泣いた
不幸の数だけ喜びは増える
生命保険が満期になり
家族を国内旅行に
招待するって ....
二度と君を傷付まいと
『中途半端な距離
箱詰めにした言葉
偽善で温くなった手
夢を紡ぐ嘘
ぬかるんだ居場所』
そんな臆病な優しさを覚えるよりも
君の痛みを少しでも癒せ ....
空 遠く 架かる
空に月
雲 風に たなびいて
消えていった
静かな 寝息は
繭玉のように
部屋に 浮かぶから
子守歌は 歌い継がれて
とっぷり 日が暮れた
夜の 十 ....
無数に転がる背中のひとつ覗きこんだ
浮き出る黒いあしがた
誰かが一度
踏み潰したのだろうね
いや
踏み越えていったのかな
ああ
そうだったらいいな
「制止も聞かず走っていった」
....
ありがとう
誰かに向かって呟いた
空に向かって呟いた
夜の空は全て飲み込んだ
ごめんね
もう一度呟いた
違う言葉を呟いた
だけど今度は吐き出した
全てを許す気はない
冷たいの ....
おぉいえぃ
だなんて叫びながら
あなた。わたしのひみつをかき回す
そこじゃないけど
そこも。いい
ひみつはひみつ
おんなのひとは
おとこのひとと愛しあったなら
うー。だなん ....
カラスが
砕けていく
お金を払っていた右手が
砕けていく
赤ん坊の泣き声が
砕けていく
夕日に照らされたビルが
砕けていく
コーヒーカップが
砕けていく
さっぱ ....
流れて。
落ちて。
滲んで。
消えて。
手を振って。
求める指数
与える指数
好きの割合
手紙の数
数字上では私の勝ち
現実上では私の負け
さっきから
緑色の孤独の箱で一人
いや
僕の左耳はさっきから君とつながってるし
ここだけは明るいし
透けてるし
さっきからぴーぴー言ってるし
そんなにテレカが欲しいのか
さっきから ....
今日は日がでて暖かいから
ちょっと小陰で隠れんぼ
こぼれぬよう青い空へと向き合ってそんなことでは泣かないと決める
呪文のよう。鏡の私と向き合って「だいじょうぶだよ」と「きっとだいじょうぶ」と
年の瀬にふれる静かというシャワーそして ....
せせらぎの横で
赤い花の蜜を啜る
掌ほどの小さな命が
力強く羽ばたいている
ハミングバード
悲しみは置いてゆきなよ
君の小さな体では
あまりにも荷が重過ぎる
追 ....
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