君から奪ったギャルソンのコート
とてつもなくカッコいい
真っ黒でサイズも僕にピッタシ
ソレを着ちゃったら
僕は君のよーにお洒落になれたよーな気になってしまうんだ

君から奪ったギャルソンの ....
いま
{ルビ仄=ほの}明かりの部屋がとても寒くて
ぼくは
コカ・コーラの気が抜けてゆく潮騒の中で
花が開いていくのをじっと見ている
足が冷たく
息の僅かな白さの中に
ちいさな子供だった頃 ....
{引用=




  手紙のうえを 匍匐する 春の補色残像と 虚飾で
  ペン先が 紙を愛撫する この前頭葉には 潤いが
              どうも足りず 西洋風の
  横書き ....
?.

なんだかみんな似てるね
みんな美人ぞろいだね
あのこ ああ、あのこなんか
絵にしても いいね

なんだかみんな似てるね
でもおまえだけ少し違うね ....
帰宅ラッシュだった
階段で圧力に耐えかね
ひょろ長い女の背を
あわあわと胸で押してしまった

(押すなよおっさん!

おっさんではない
武士である



{ルビ法度=はっと}に ....
陽光 燦燦
青空へ 誘う 透明な想い

世界は 光の乱反射
聞こえない 音の余韻

コップに溢れる 炭酸水
綺麗な 想い出は 弾け散る 青だから

この青空に 記憶させる 注ぎ込む
 ....
「三百円のお返しでございます、ありがとうございました」

しまった。

おつりを財布の中にしまう前に、財布をバッグの中にしまってしまった。

「要領が悪いわねえ」なんて、店員さんに思われた ....
無数の花びらたちが帯のように
川の両端を縁取りながら流れている

私は冷たい雨にかじかんだ手のひらで
傘を握り橋の上からそれを見ていた

けれど川にも街にも花びらにも色は無い
ふと見れば ....
きのう吹いたつめたい風が
あれは冗談とほほえんで
春の粒子を散りばめたなら
さくら通りは魔法のアーチ

鳥がね
枝を渡って
ほら
花びらたちが

くるくると
  ....
太陽の沈没

それは覚醒の合図

長い長い一夜の始まり

眠らない

さながらアタシは吸血鬼

近ごろ少々人間不信だ

もとから信じきってはいなかったけれど

今ではすべて ....
桜の咲く季節
揺り椅子に腰掛けた僕は
また一つ歳を重ねた事に気付く
      
後何度
君とこの桜
見る事が出来るだろうか
       
春の陽射しは
二人の人生を包み込み
 ....
ベッドのへりからあおむけで見つめる
まるい蛍光灯
目を閉じて追いかける残像は
欠けたのか
届かないのか
つながらない輪の形をして

黒の中に赤く燃えて
中も外も見えないほど燃えて
そ ....
あてない希望を何処に探す?

ずれて 滑る貴女の心根

気付けば誰もが超回転
笑えない

後回しにされそうな貴女は
後が無く 崖淵に危ない

気がふれる程の優しさを
いつでも欲し ....
選ぶハアトは 今日はどれがイイ?

いつもの笑顔を出せる ほうがイイ

幸せなら あの顔で
笑えるなら このままで

今日は雨でも 明日に晴れればイイ

確かな答えを見つけて早くs. ....
ヒトは、かなしい生き物です

泣きたくても、
笑っていたりします



ヒトは、かなしい生き物です

思っていることと、
ちがうことをします



ヒトは、かなしい生き物で ....
死を意味する季節


しんしんと
音も無く
積もる雪

大地や植物たちは
雪に閉ざされ

太陽をみることさえ
叶わない

木々たちは
雪の上に
蒼い陰をおとし
寒さに ....
ひとりぼっちに
ならないように
鳴くことをおぼえた
あの日

どこまでも届けと
生まれてくる、こえ
書き付けられた
記憶ではなく
いま、あふれだす、こえ

ことばは、忘れないため ....
キミの苦しむ顔が

見たくて

わざと選んだ炭酸水。

思惑が当たり

胸が苦しむ

昼休み。
今年にも春がきて
春を数えるときがやってきた
まずは春の色を数えたい
薄い黄緑や淡いピンク
あちらこちらにたくさん見える
暖かい風が揺らしてる
どれが一番似合う春の色だろう
春を見ている ....
実際、不思議だった

彼と話すのは恐ろしい

停滞を許さず、
見ないふりを続けた弱点を暴かれる

なのに
どこか心地いい



寒い冬の夜
ごめんね。と震える手で私をなで去っ ....
「スカンジナビアってどこ?」 
と言いながら
あなたは新聞をめくる
外は 
風が吹いていて

きのうの雷はちりとなり
ふりそそいでいる


わたしは
「知らない」と
面倒そ ....
認めたくない 嘘であってほしい 身代わりを探す僕
ちゃんと光を灯したはずなのに 影を選んだその末路

全てを愛せて 幸せにしちゃう 答えや呪文なんてなくても
僕らには 人それぞれに与えられた切 ....
空は悩んでいた
そのときそのときで
表情がころころ変わり

僕は
知らなかったわけではない
それでも
ただ眺めることしか
できることがなくて

空は泣いていた
大地に抱かれたくて ....
はじめて雪の降った日に出会い

二人でいるから暖かかった冬

すべって転ぶことまでが幸せに思えてた

でも 春の訪れへの感謝を忘れたあたし達に

うだる暑さの夏を越えられるはずもなく
 ....
例えば
用を足していて
済み
尻を拭おうとして
トイレットペーパーを

力任せに引っ張ると
安っぽい
「トイレットペーパーを支えてるやつ」は
その安っぽさをいかんなく発揮して
芯の ....
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた


スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい


ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ....
空は呟いた
「恋がしたい」

海は泣いていた
「辛いんだ」

私は泣けなかった
(笑顔を見せ続けている)

空と海は交わる
愛し合う
私たちなんか気にしないで
(見せびらかすよ ....
ここは 江戸の街
桜 満開な 川の辺りを
館船で 遊覧は にこやかな姫君

うぐいすの冴えずる 朝は
姫君を いっそう 美しくひきたてる

桜の花びらが 水辺に奏を描く
ひとひら ひとひら

太陽が ....
とおくみつめる

あの秒針の刻む音が
きこえるほどの しずけさで
あやしくぼんやりとした曇天に
にじむ光の粒子を
私も刻む
時のまなざしは熱かった
 始まりは、秋の縁側で
ぶらさがっ ....
ある日突然
街から空が飛んでいってしまった
青い空は街の向こうへと
逃げていってしまった
残されたこの場所は
街から出される煙で
空をつくっていった
灰色の空はきれいな灰色だが
それは ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君から奪ったギャルソンのコート- うおくき ...自由詩3*07-4-5
花冷え- 水町綜助自由詩35*07-4-5
tegami- はらだま ...自由詩11*07-4-5
おまえからすべて奪って- 水在らあ ...自由詩2307-4-5
武士のきもち- 佐野権太自由詩34*07-4-5
青空に記憶させる- アハウ自由詩7*07-4-5
しまいわすれたおつり- 壺内モモ ...未詩・独白9*07-4-5
色彩- 松本 涼自由詩1107-4-5
陽だまりらせん- ささやま ...自由詩13*07-4-5
fallen- 三架月 ...自由詩3*07-4-5
傾いた揺り椅子- @ショコ ...自由詩507-4-5
回帰- ポッケ自由詩6*07-4-5
降り出す雨に濡れ- きくり0 ...自由詩307-4-5
s.o.s- きくり0 ...自由詩307-4-5
ヒトは、- わら自由詩18*07-4-4
冬から春へ_〜歌え、歓喜の歌〜- 結華自由詩407-4-4
ひとりぼっちに、ならないように- たりぽん ...自由詩16*07-4-4
炭酸水- 來稚自由詩4*07-4-4
春を数える- ぽえむ君自由詩13*07-4-4
不思議- 自由詩3*07-4-4
午後の花- はな 自由詩15*07-4-4
クオリア- 蒼穹自由詩6*07-4-4
もうひとつの空- 乱太郎未詩・独白12*07-4-4
あなたと季節- よしか未詩・独白307-4-4
濡れたトイレットペーパー- チグトセ自由詩11*07-4-4
決算- たもつ短歌1507-4-4
水平線- 美月朱恋自由詩7*07-4-4
桜_桜- 鈴鈴自由詩5*07-4-4
時雨れる少女- こしごえ自由詩28*07-4-4
青空が逃げてしまった- ぽえむ君自由詩11*07-4-4

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