東京ドームで
ボン・ジョヴィのコンサートがあった
妻が息子、16歳になった息子と
二人で出かけた

妻は20年間
ボン・ジョヴィが来日するたびに
大喜びではしゃぎ回り
コンサートは欠か ....
埼玉から都内の西に越して
一部屋減った

3LDKの都民住宅

なにも家具が入ってない
下見のときは
とても とても
広く見えた

が!!!

おとな5人と成猫2匹には
狭い ....
豆腐屋で静かに足を洗う馬


さみしいと言う砂壁の砂になる


目がくぼんでゆく穴の中にこども


嫁ぎます重い方のつづら持って


嫁ぎます一番軽い首持って


紙コッ ....
あり合わせの野菜と特売の豚ばら肉で作った野菜炒め
ちょっと辛めなのは彼の好みで
できたての熱々をふたりのお皿に取り分ける

彼はと言えば相変わらずのパソコンに熱中していて

彼のお皿にはお ....
世界の距離が
もう測れなくなっている

ゆっくり水が染み込むように
着実に到達してくる

空気で感じられぬうちに
世界は離れていく

あなたがみている世界と
わたしがみている世界は ....
人間が
虹色に生きる
イメージ


とりどりの
色を重ねて
生きてゆく


強いひと
人礫すれば
弱い者


動物も
人も草木も
柔らかな身


嫌われる
雨 ....
旦過市場を抜けたはいいが
山を越え
谷を過ぎ
ここはどこやねん
ぐるぐるぐるぐる
廻る道
これがニーチェの言っていた
永劫回帰か
あほんだら


天と地におけるありとあらゆるも ....
何かを求める
何かを探す
何かを目指す
何かに恋する
何かを愛する

目的語が明瞭な文章がタイトで力強いように
力強く輝き他人を惹きつける人間は
必ず「何か」を内に込めている

私 ....
音楽からバラの香りしてる
きめの細かい鍵盤は赤い淫らなストッキングをはいて
心をノックしてくる扉はドラムスの影を覆っている まるで。
琥珀の色をした酒 海のように ....
空になった子宮は
痛みをともないながら
少しずつ
小さくなっていったけれど
物語はまだ
そこに残っている
気配がした

だれもが
語りたい と
思っていた
産むという行いは
ど ....
まあるい墓石に水をかけ清めると
{ルビ空=くう}の字の彫刻から 遅れ水が流れてくる
丁寧に拭きあげるのだが
涙の跡のように、うっすらと水垢が残ってしまう
墓石用クリーナーとウサギの形の大小のス ....
わたしを見ている
あなたのネクタイが
少しだけ曲がっているのが
気になって仕方がないけれど

愛しさが憎しみに変わる瞬間を
型に流し込んで作った
わたしの細すぎる指先は
ディスプレ ....
盗作するのを見たことがある。
十代の頃 その人は たまたま入った文化部で
たまたま詩集に作品を出す必要にせまられて
それなりに気に入ったものを書き写していた。
非売品の学校の文化祭でだけの詩集 ....
しとしと雨降る夕暮れ刻
道の片隅で、小さな猫が凍えていた

抱き上げようか迷ったが
そのまま歩いていった

しばらく歩いていると
雨が更に強くなって
洪水が起こり
雷が鳴り出し
そ ....
そこに

明日があるとして

夢や希望があったとしても

放置すれば
当然のように
色褪せてゆくだろう

絶えず
丁寧に
手入れを続けなければ

きっと

朽ち果てる


過去にそれはあった

確かに ....
僕はいまだによく悩む
そんな時頭の中では家なき子だ
じっと我慢
ハリーポッターの魔法の棒でもあればね
石ころが美女に変身するような
ひらめきと
それまでのくよくよを一気に粉 ....
 リアルには実態がない
 わけではない、勿論
 ただそれが波及する場所に
 なにかしらの不具合が
 生じてしまうのだ、きっと

 リアルはとても
 いたずらっ子だから

 リアルは
 ....
また動物の話をはじめた

彼女はたまった動物番組を見ながら

いっしょに歩くように話してくれる

自然が好きなの、山登りじゃないよ、そういうんじゃないの、

やわらかな鼻声がかわらしく ....
もっと触りたい
ふわふわの領域を
もっと抱きしめたい
ふわふわの範疇を

手のひらから沁み込んだ
もふもふは一気に
視床下部まで駆け上ると
セロトニンの波に乗って
第3肋骨の裏側に潜んだ
「不」のつ ....
「有害な空気を生み出す煙突のようだね」

そう呟いたのは、他でもない私の心でした
体内をぐるりと回り行き場を失くした有害物質は、ため息と共に吐き出される

透き通った冬の空気
吐いた息は煙 ....
カメもよう歩道
はみださないよう
ひとつとびあるき

めがまわる

ぬりつぶしても
うっすらすけてみえてしまう

ブラザーミシンで
工夫みぎれい

ミシンミシン

生活をわたしにぬいつける



 ....
月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
空白を塗りつぶす
色を慎重に選び
枠からはみ出さぬように
息をつめて

私には絵を描く才覚などない
から
他人の描いた線画を
色で埋める

五十色入りの
色鉛筆の缶が私の器量だ
 ....
 あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
 それいじょうに
 踏みしめていたものの方が素早いなんて
 なので、いつまで此処にいられるか
 ぼくはじっさい
 心もとない気分です
 ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
おりかたがわからないと云う
わたしたちのまちにあめがふる

あしたの足のあいだに
異をほおりこめば
あいした
お互いのおりかたがいる



(2010・11・22)
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ

マ ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。

詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。

詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている

十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
It's_my_life- 花形新次自由詩10*10-12-1
リビング- 森の猫自由詩20*10-11-30
だんだんきつくなって幕- ふるる川柳9*10-11-29
取り分けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩34+*10-11-29
私は誰?- carax自由詩310-11-29
まいにち- Wasabi 川柳410-11-29
イン・ザ・祭り- 真山義一 ...自由詩18+10-11-28
生きるということ- yumekyo自由詩9*10-11-27
甘い足- ヨルノテ ...自由詩310-11-27
産む- 北野つづ ...自由詩10+10-11-27
ウサギの親子スポンジ- 鵜飼千代 ...自由詩8+*10-11-27
マネキン- nonya自由詩14*10-11-27
なんだろう- 砂木散文(批評 ...6*10-11-26
雨の日の仔猫- 一 二自由詩310-11-26
残骸- 風音携帯写真+ ...510-11-26
悩み- 乱太郎自由詩1210-11-26
リアルのすべて- 豊島ケイ ...自由詩14*10-11-26
この世のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩710-11-26
もふもふ- nonya携帯写真+ ...12*10-11-24
Zombie- 三奈自由詩1310-11-24
ミシン- 阿ト理恵携帯写真+ ...4+*10-11-23
ひかり- 吉岡ペペ ...自由詩810-11-23
クリスマスが来るから- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-11-23
空白_Ⅲ- 曲がり屋 ...自由詩510-11-23
きせつにサヨウナラをして- 石川敬大自由詩22*10-11-23
愛するひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*10-11-22
あした- 阿ト理恵携帯写真+ ...6*10-11-22
PEG- 乾 加津 ...自由詩15*10-11-22
詩を読んだ日- ナカツカ ...自由詩12*10-11-21
林檎もぎ- 砂木自由詩14*10-11-21

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