必死で追いかけてくる夏に
ついに追いつかれてしまった
逃げ切れると思ったのに
逃げ切れなかった

見上げると空に大きな鳥が飛んでいた
まるでスタッカートのような声で
何かに叫び続けている ....
しゃぼん玉飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んで

壊れて消えた


も一度しゃぼん玉飛ばしてみた

今度はすぐに消えた

今度は ....
きれいな人になりたいと願った
お金や名誉や地位、そして人とのつながり
全ては必ずしも一線に並ぶものではないが
愚しくも僕はそれに順位をつけて遊んでみた
するとどうだろう、むなしさ、むなしさ、む ....
こんなにきれいな夜には きみと一緒にいたい

夜空をこえてきみのもとへ 飛んで行けたらいいのにな

叶わぬ空に ぼくは願うよ

きみの他にはもう何もいらないから
構って欲しい欲求が交差して
母さんへの手は今日も降参した
 
毎晩割り箸の音が窓を叩く度
そろばんで計算したお弁当の旅
 
 
泣きたくなるね
 
 
帰って来てからの第一声が
 ....
梅雨明けに急いで飛び乗る夏行き電車今年は手元に切符が二枚


右ばかり覗いた出店のお目当てはあんず飴食む君の横顔


息はずみ灯台目指して漕ぐペダル二人乗ってる重さが嬉し


幾重に ....
闇に川音の迷う{ルビ硲=はざま}の村
トンネルに切り取られた高架橋
しじまを蹴散らしていく道しるべ
{ルビ硲=はざま}に閉じこめられていた記憶が目を覚まし
一瞬顔をしかめるも
手招きに不安を ....
ねえ、
地下鉄の中の私の中の
柔らかい容器を満たすアルコールの中でゆらゆらする
ぬるい両生類みたいな内臓が既に私を憎むことを始めている
グヮ、グヮ、グヮ、そうだ ....
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
鼻先に突き出してやると
給食の匂いに
ひょいと頭だけを出す
小さくあくびをして
そこでは伸びも出来ないだろう
机の中の猫

小学生の夏、4年目の
算数の教科書を探そうと思ったら
手を ....
「ありえなくない?」「ありえない」「やばいよね」「22なんてもうババアじゃし」


ぬりすぎてひじきみたいになるまつ毛「ひじきって何?」「虫じゃねんかな?」


なーなーなー修正ペンだけ貸 ....
澄んだ滴が軒から落ちる
木々のざわめき
静寂なる空間
生命の呼吸

やんちゃな少年
廊下を走り回る
走馬灯がくるり
猫がゴロリンコ

植物は優しい
落ち着かせてくれる
楽しくさ ....
こんどは

そらだけを

みつめて

いきられる

ものに

なりたい
夕焼けに向かう
流れ星のように

私の知らない
遠くの空
ガラス窓が
ごつん、と鳴った
振り向いたら
何かがぶつかって
怪訝そうな顔をした
ガラス窓がいた

蝉が死んだのだ
わたしはそっと拾い上げて
犬にやった



窓の外には
 ....


わたしの住む町にはトンネルがある
トンネルはぽっかり口を開いて
雨の日にも晴れの日にもただ
怠惰そうに横たわっている

トンネルってなんだか産道みたいだ
トンネルを通り抜けるとい ....
おそうめんを食べていると
だんだん体が軽くなってゆくようだ
でも夏はあまり高く飛べない
空気がにごっているからだ

わたしはお座布団の上で正座したまま
少し浮いて
おそうめん ....
白い時間が
砂のように降り積もる


ときに蛇行し
ときに立ち止まり

誰もがその上を歩いてゆくけれど


いつしか
そこには波が打ち寄せ

僕の足跡も消えていく
紙コップ握ればひしゃげるその器己が心の浅ましさの果て

湯の水面暗闇の波広がりて妙なる調べあなたへの蒼

時越えて地の果てまでもどこまでもそんな誓いも時の彼方に

肌破り爪たて君を望みしは ....
よく泣いた次の朝に小鳥が鳴く
風が叫んだ日には雪が降る

これらの振動は全て僕に伝わる
それから脳によって指令をだし指に伝え文字を書く

そこにつながりを見出して少し安心した

夢はい ....
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
巡り来る また 夏
六十年の時

英霊と戦争で亡くなった 
全ての人々へ

鎮魂の思いにとらわれ
この 暑い日々に
あなた方を 偲ぶ

神風が吹くと信じて
現人神の帰依に
恋人 ....
雨とよばれる
雨とはちがうそれを
よける隙間も
したう境界線も
本能のなす
川かも知れない



浴びていることを
浴びせてしまうような
無知なる無知の
さらなる先 ....
らしさ
それは君自身
そして自分の目標を
乗り越えられたときに
初めて生まれるもの

らしさ
それは君の過去
何度となく苦しんだ
そのつらさを味わって
培われてきたもの

らし ....
ずっと向こうの
そのまた ずっと向こうの
背中の海で
泳ぐひとがいる


しずかな潮がつぶやいている


わたしたち
泡ぶくだったのね
小さな水とたわむれて
いつか
生まれた ....
夜があけて
朝が来る

まるで
果てしのない
悪夢のように

けれど
赤い太陽が顔を出して
おはようと呟いて

1日が動き出す

例え
今夜の夢で
また辛い思いをしても
 ....
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂いが外からする
窓は閉め切っているのに 雨も降っていないし 夜でもないのに 外に草むらがないのにだ


裸足で大都会を歩いて抜けて郊外に出ると風に新幹線に乗って ....
輝き続ける、この星々の上に。

煌めく星は、霞んで。

見えなくなっていく。
銀の矢が放たれる
その先には小さな少女が眠っていた
少女は目覚める事なく
永遠の眠りについた
少女として
人として

男は一生その業を背負い
償いの日々を送った
それは重く
苦しみ ....
開けられた夜空
閉められた朝焼け

自由の窓ごし

時間のカーテン
人を縦に横にし
動かして
あいさつを枕元の置く

goodから始まる
時計


      (日本文学館 ....
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