月が満ちたとき

手をつないで 一緒に 夜道を歩いた

月が半分になったとき

来ると信じて 部屋で ずっと待った

月が細くなったとき

涙で形が変わった

月が姿を消したい ....
人の心が覗ける機械を
苦労に苦労を重ねて開発しました

世紀の大発明
とりあえず誰彼構わず
手当たり次第覗いてみました





世紀の大発明
とりあえず修復不能 ....
順番に夜がきて
また朝がくる
あなたから
わたしへ
それは
ただ



夢とか
希望とか
積み重ねて
築いてきた
僕のお城
君と暮らしたら
崩れてしまいそうになる

 ....
右側から来た物体を左側に受け流すだけじゃ許されないから


ぢぢぢぢぢ 公衆トイレの看板を殴りつけたい 逃げ場所がない


漠然とした安全も漠然とした不安もいつも感じる


 ....
足りないものが多すぎて
失くしたものが多すぎて
僕には分からないんだ








急に空が晴れて
そう思ったら曇って
変な天気が続いているよ
 ....
偽物には影が見えると
幼子が指差しをする

「{注 =作り上げられた神話と 投影される閉鎖空間}{注 =流れ星に三度繰り返す 叶わない願いを知り}{注 =飲み干した声は虚偽に 僅か震えて反響した ....
放出された 夏の、
取り扱いをあやまった空から
束ねられた雨が落下する
世界はまだ、はっきりとした輪郭を持っていて
ぼくも きみも それを知らない 


ウィリー、ウィリー、
なぎ倒さ ....
道端に傷ついた
音符落ちてた
すぐに崩れそうなので
そっと拾い上げて
家に持ち帰り
ちり紙ひいた
丸い缶々に
いれてやった
何をしてしてやれば
いいのだろう


ピアノの上に置 ....
よのなかは

ブラックに

ライトアップされて

結構姦しい

煌煌とライトアップされた日本の形が地球上から消えるには
未曾有のブラックアウトでも起こらないと考えられない

 ....
雨の降りそうな赤い夕立前に
背中だけ次々落ちてきた
それはいつも誰か
夜の底辺、まどわされる時間へ
ふかした歌を染み付かせていて くたびれていて

もう煙らないんだ
もう静まないんだ
 ....
ある日
耳を失った少年は
歩いている道で翼を拾った
少年はその翼を背中につけて
ふわふわと自由に飛んだ
何も聞こえるものはなかったけれど
少年は音を取り戻した

ある日
目を失った少 ....
よるだけど
叫んでみた
きたねーシャツ
洗濯機に突っ込んで
グルグルしたみたいに
かなしくて

中指立てて
ハラ抱えて笑って
調子ハズレの歌うたって
ノドいたくて ....
雨が降る

傘をさす

そのときだけは

携帯をさわらないで

ひとりごとを

熟成させていた


接待でつかれたからだ

ぎこちないあしどりで

曳いてゆくわたした ....
罪咎の月光が降り注ぐ
身体の冷えた僕には
その暖かさはあまりに残酷で

君がいるはずだった世界を
壊してしまったこの手には
その暖かさはあまりに無慈悲で

テラスの鉢植えも
白を誘う ....
朝のバス停に
雨が降っていた
傘一本だけで
自分の身を守っていた

バスは来ない
時折り
普通自動車が勢いよく走りぬけ
傘を前にして道路の水を避ける

気づけば
髪の毛が濡れてい ....
今日は盆の入りなので 
夜家に帰り門を開くと 
家族は敷石の一つに迎え火を焚き 
両手を合わせ
揺れる炎を囲んでいた 

初老の母ちゃんが 
「 お爺ちゃんがいらっしゃるわよ 」 
と ....
汗がそうであるように

涙がそうであるように

この胸の中には海がある。



私は一頭のザトウクジラに恋をした。

優雅に泳ぐ様が

アルペジオによく似ている。

勢いよ ....
愛しい人が欲しいと思ったので
近所の画材屋さんから
たっぷりと粘土を買ってきました

しっかりとこねた粘土で
右足のつま先からペタペタと
粘土で型を作っていきました

下半 ....
万華鏡

おつきさまをみた

おつきさまもみてる

そちらから見た世界はどうですか

くるくるまわっております
 喧騒で溢れかえっていると思った午後は静寂で満ちている
 陽の光だけが強くて寂しい午後だ
 布団にくるまりじっと耳を暗闇の中にそば立てている
 もうすぐ眠りに就く頃だ
 でも何かが眠りを妨げて ....
I miss you 呟いてみる午後三時アールグレイに満たされてゆく


木苺のタルトをさくりとかじるときグレーテルの声が聴こえた


空白の手帳に記す明日もなくガトーショコラはほ ....
十年以上も昔の地図と
現在の地形を見比べている
かつてあそこには
二つの山などなかった
かつてあそこには
草など生えていなかった
その草原の奥にある
深い谷から水が溢れ
湖となったそこ ....
濡れそぼつ手で
旋律を撫ぜるかのやうに
彼は私の
両の乳房に、そつと
指を這わせてゆき
 
それはあたかも
神聖な儀式であるかの如く
誰も目にすることのない
真つ暗な室内で
執り行 ....
明日は何があるかわからない
そう思うと希望と絶望が調和されていく
結局何も変わらない現実で失望する
嗚呼、嫌になる全てが

嘘は要らぬ、情も要らぬ
何時だって欲しいのはあなたのハー ....
 
言ノ葉を
発したならば
責任を
 
 
出ていったソレは
発信者の意図に関係無く
縦横無尽に動きまわる
 
 
言の葉を
発したならば
責任を
 
 
あなたに覚悟 ....
一度しか逢えないなら
失くしてしまったって一緒だ


視線を外すと
こんなにもぼやけてしまう世界で

二人で夜を歩くとき
星屑の欠片を拾い集めては
ブリキの缶詰にしまっておいた

 ....
国のためには死ねないけれど
恋人のためなら死ねると思う

そんなことを言う若者が増えてきたので
国は美しい女の振りをして
全国の若い独り身の男たちに
情熱的なラブレターを送りつけた
まん ....
今お腹蹴ったよ って言っていたのがまるで昨日みたい
時計の針の音が脈と重なって 僕を追い込んでいく
髪をかきあげたときだった 天使が舞い降りてくれた

おはよう

肌に触れた瞬間 抱き上げ ....
つきを
見上げるための、その装置を
湖底にそっと、
眠らせて

ノスタルジアが、いま、
宝石に
なる、



 王冠は
 燃え盛ろうとする、あの
 いつわりの技巧
 ....


その女の子は
押し入れを
殊の外おそれていたそうです

戸を開けるときの音が
怪物の唸り声に聞こえると
そう言って
決して自分からは
押し入れに近付こうともしませんでした
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
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