水底に
動物園はあった
かつての
檻や
岩山を
そのままにして
いくつかの動物の名は
まだ読めたけれど
散り散りの記憶のように
意味を残してなかった
あなたは月に一度の ....
夜空を見上げてみた
数えきれない星が
ぼくの上にあることに
気がついた

今ぼくは
宇宙の中にいる
今ぼくは
宇宙に触っている

夜空の中で
星は光るだけではなく
流れていくこ ....
ベランダに置いた
小さなすだれに
カナヘビ君が
乗っている

いったいどこから
のぼって来たの?
目をとじるうつらうつらの昼休み放送室からあのコの声が

夢覚める空白だらけの午後一時ただ流れてるいつもの景色

ふでばこの中で震えた携帯もいまは動かずただ鐘を待つ
雨が、すぐそこにやってきました。

さぁ、濡れる準備は良いですか?
あしたあたしはあの女から命を授かる
口紅と下着とカロリーメイトと退廃の
散らばる部屋に産声を上げ
ストッキングで顔をぐるぐる巻きにされ
タンスの{ルビ抽斗=ひきだし}につめられるんだ

耳 ....
生きるということが腹の底に岩としてずしりといて
もう随分になります
その間にも
あやふやな記憶をたぐりよせ
ようやく原色で彩られた暑い夏へたどりついたころに季節は秋めいて
高い空に母娘の晴れ ....
レモンの木に

レモン汁

かけてやったら

「酸っぱいじゃないか!」

と言い返してきた

これで

なにより

なにより
うるおった水
こぼれ出す
命の水
癒し

息づかい
鼓動の音
肌触り
吸い込まれる

シャツの襟
柔らかい肌
子守唄の笛の音
命の息吹
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
よくなかった
全然ダメ
まだまだ
物足りない
満足できない

などと
仰っているようですが

腰は教えてくれる
それらがすべて嘘だと
あなたの腰は
嘘をつけない
正直者
はやい
から

きれて
とんでる
けしきが
ちかくの
草むら
なんて
もう
線だ
恐ろしいくらい
長い
線だ
空気が
固い
いま
どれだけ
もう
壁みたいで
い ....
 近代化の波を受けた川の大都市は工場を次々と建設し朝早くから煙をもくもくと吐き出している
 その傍らには経営が上手く行かず潰れてしまった工場が
 人間の生きる為の象徴のようなバーミリオンの太陽が地 ....
朝の光、朝の 黒い夢の中で
揺れる窓際―――(揺れている)
全身が、濡れている
水が 僕の 周りに 落ちる

空中で横になり
妖精達が、太陽に向かって飛び立つ、夢を見る
薔薇とチューリッ ....
 幼い頃は不遇だった
 両親は不仲でケンカばかりしてた
 僕がその場を和らげることが使命だと思ってた
 母は父への不満を僕にぶつけ
 僕は妹や弟の不満のはけ口になり
 わざとゲームで負け ....
空に浮かぶ
小さな、輝きたちを
指先でつまんでは
ごくりと飲み下す
 
たくさんの色で
彩られた私は
いつか、同じように
あの空に浮かぶこと
 
夢、見ている
 
 
**
 ....
遠い昔の夏の夜
通りすがりに見た花火
ちりちりと音を立てながら花が咲く
光を見つめているうちに
いつしか音が消えてゆく
赤や緑の光だけが
思い出になってゆく

遠い昔の夏の夜
二人で ....
何も、考えたくなくなるときがある。
貴方を、思い出すとき。

あの七夕の夜。
恋人だった貴方は、遠いところに行ってしまった。
もう、何年も、逢ってない。
連絡も取れず、ずっと一人だ。

 ....
君に逢い不治の病に冒された僕の心にまだ春は来ず


目を伏せて出来た陰影艶やかで理性を奮わせ視線は空へ


富士山へ夏の終わりに山登り朝日に染まる淡き恋花


不死なんて意味 ....
朝起きて カーテンをあけるの
こころに届く メッセージをうけとるようで

ひかりが 胸の奥まで差し込む まぶしくて

今日も 平安な一日とねがい
グリーンに ブリキの小さなじょうろで水を差 ....
ビルばかりの 街にいると
遠くへの まなざしを
忘れてしまう きみの
心ではなく 顔ばかり
みつめて ごめん 
数週間かけてつくった 
富士山の大きいパズルも 
遂に最後の1ピース 

・・・というところで 
頂上のましろい1ピースが 
無い・・・! 

わたしは探す 
目を血走らせ 
床を ....
アイツのこと好きだったのは

別れても好きだったのは

アイツがおれのこといちばんだと

そうだと思ってたからなんだ


選挙のたびに

電話をよこすようになって

もう三年 ....
      町並みが息を潜めているのに
   プロムナードは息を吹き返している

    空がセレナードを奏でているのに
      海はレクイエムを歌っている

   風が雑木林へ愚痴を ....
誰かの置いた                                                                  
みちしるべ
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉

寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ

立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える

駅に向き歩き来たれば傍らに ....
ほんとに本気?
確かめたくなる。
目があうたびに
睡魔が
風に乗って
教室へしのびこみ
誰かをいねむりさせる頃
遠い国では
核ボタンを押す
大統領が
睡魔におそわれて
世界は救われる
かみつこうとする
ライオンの疾走は
あえなく ....
ただ、ただ、幸せになりたい
そう思うのは罪ですか?

ただ、ただ、強くなりたい
そう目指すのは無駄ですか?

許してくださいそんな都合のいいことを言わないが
もう僕は忘れれるよ、ごめんね ....
利休の茶室は 
入口が小さかった 
天下を取った秀吉が 
身を屈まねば 
入れぬほど 

弟子の手がすべり 
お茶を畳にこぼす 
利休は 
(まぁ気にするな)と 
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
動物園- たもつ自由詩2907-7-9
宇宙に触っている- ぽえむ君自由詩11*07-7-9
どこからきたの?- weed & s ...携帯写真+ ...1*07-7-9
ひるやすみ中継- アイバ  ...短歌107-7-9
雨道。- 狠志携帯写真+ ...507-7-9
誇りある嬰死- 悠詩自由詩6*07-7-9
生きる。- ワタナベ自由詩607-7-9
自信- hiro自由詩6*07-7-9
インファント- ペポパン ...自由詩6*07-7-9
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
生平- FUBAR自由詩8*07-7-9
- 水町綜助自由詩27*07-7-9
印象・日の出- 円谷一散文(批評 ...4*07-7-9
零れ落ちた太陽の下で- 結城 森 ...自由詩6*07-7-9
風に翻弄される根無し草- 山崎 風 ...自由詩6*07-7-9
創書日和「星」_星願- 山中 烏 ...自由詩13*07-7-8
遠い昔の夏の夜- ぽえむ君自由詩15*07-7-8
七夕の奇跡- 愛心自由詩6*07-7-8
ふじ- 秋桜短歌7*07-7-8
夢色にうかんで- いすず自由詩3*07-7-8
そろもん(非礼の話)- みつべえ自由詩907-7-8
幸福のピース_- 服部 剛自由詩8*07-7-8
さがしていた絵本- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-8
にびいろの声紋(六)- 信天翁自由詩307-7-8
まっすぐ- smorzando携帯写真+ ...607-7-8
手帳に記されていた歌(2)- 生田 稔短歌5*07-7-8
君はいつもそうだから- 日朗歩野携帯写真+ ...907-7-8
睡魔- 小川 葉自由詩507-7-8
cloud- 黒沢華虚自由詩7*07-7-8
茶人と将軍(共作版)_ー_銀猫・服部_剛_ー_____- はっとり ...自由詩707-7-8

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