潮風にのって白髪が
      飛散するのを
      じっと 
      唇をかみ締めて
      耐えていた、
      (藤壺を舐める舌の痺れ)
     ....
詩が生まれた
あなたはどこから来たのでしょう
あなたに辿り着くまでに、
どれだけの根を共にしてきたのでしょう
たくさんの親指に包まれながら
あなたは産声を揚げたのです

この世に生まれた ....
夏が終わるね
少年が
風鈴の音を撒きながら走り抜けた
この胸元ではまだ 汗のビーズが貼り付いていて
蝉しぐれが落ちてくる 私たちの地上では
色付きの花々が 太陽を仰いでいるけれど
ゆきの花 ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
すきとおる泪が
青い洞門をすべり落ちる
あなたほど自然に私をさとすものはない
美しく象形した蚕の吐糸がやさしく肌を包む
あなたは私を裸にせず裸にする
新しい息吹は真珠となり
このく ....
詩を 描きました。 

小さな詩を 書きました。

相変らずそらは 真っ暗だと言うのに

いきがって 小さな 詩を描きました。

トラさんや タツノオトシゴさんは、

もう ずっと ....
浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい

慣れない下駄は足をきりきりひずませ

夏の暑さが心地よくなる

柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて


あの日一人で見上げた橋桁の花火
 ....
待ちくたびれて

今宵も 携帯握り締め

布団の中 夢の中・・・ 
一冊の絵本のような生涯
浮遊するひとかけらの海
あれは君なんだろうか

思想のない森と夜の魚
そんな絵本だとしたら

月がちょうど半分 あとは少しの湿度
そんな海だとしたな ....
はしりがき 貸したノートに 君がいる 閉じる
今日が終わったら
とりあえず雨音の中で
夢を見よう
出来るなら昨日の続きがいいな
懐かしい人が居た

閉じる
今日が終わったら
とりあえずいつものように
明日が来るまでは
 ....
夏の陽に ふと振り向いた我が恋は
        あまりに異質で けれど愛しい

この恋に 気づいたときは 手遅れで
        命かけても あきらめられない

なんとなく 落ち込む夜 ....
もし人間が 地球で一番のゴミだとしたら

この地球は 宇宙で一番のゴミ箱なのかな

僕等人間が 好き勝手描いた夢は

この日まで 生きるために使ってきた

エネルギーの 何分の一の大き ....
汗をかきながら
ここまで来ました

もう少し先まで
行ってみようと思います
にゃはは♪

我輩は猫である

たまには笑っても見せるのさ
七夕の夜 道草くって 銀河の線路を辿る
その星空は 君をなくした日の空に似ていた

体育座り 作りかけの溜息 飲み込んで消化して
切っても切れない関係を 繰り返しては生き繋いできた

何か ....
テレビ電話というものが発明され、商業的にCMに登場するようになってから久しいですよね。
原理的には簡単なものだと思うし、遠くにいる友達や恋人なんかと顔をつき合わせて話ができます。
「離れて住んでい ....
大事にしてたコップ割ったの
牛乳おいしかった
おおきくて

だから音楽大音量
かなしみ
でかい音
だだだだだ

過ぎるの待ってる
息づかい

S、S、S、
 ....
こんなもん
めんどいじゃん
一枚のぺなぺなが
君と僕とを引き裂いちゃう

嘆きの壁をいくらノックしても
居留守を使う君のママ
どうやら僕がお嫌いらしい
相手のことを苦手だって思うと
 ....
相変わらずって言うとアレだけど、女性の勢い益々って感じがします。フォーラムに投稿されるほとんどの詩をYockは読まさせていただいておりますが、この詩は良いなと心の琴線に触れるのは圧倒的に女性が書いた詩 .... +TATOOの悲しみ

 水商売をもれなく売女と呼ぶ
 その在庫表の端には
 くたびれたドラえもんが描かれている

 規則正しく働ける
 抜け目ない線とスイッチの裏の
 せわし ....
猫が疑問符を撒きちらし
夜がいくらか賑わいを増す
その髭の長さぶんの内容を
ひとつはそっぽをむいた月へ
ひとつは笑い揺れる木々へと
夜が明けるまで
あくびする間もなく語りかける

永遠 ....
鼓動と光が
落ちてきて
あい わず ぼぉおん

おぎゃと 生まれる前に
ほんとうの始まりがあるんだ
それが解ったよ
わたしのお腹は おもわず ぼぉぉん

鼓動と光が
落ちてきて 
 ....
 
 母恋し
   朝げの仕度する姉は
          かまどに火をくべ 涙、乾かす



 一欠けの パンを盗んだ妹に
          ただ涙出て 拳下ろせず

 
  ....
くらげはもう水みたくなって
やがて海になるだろう





溢れる 空想を両手にとって
きみは穴を掘っている
隣で海を耕しながら
私はそれらを見つめてあげる

 ....
お兄ちゃん、と
呼ぶのが
照れくさくて
そのまま
僕たちは年をとった。

あなたは家を出て
後を追うように
私も出て
あなたは戻り
あるいは他所の国へ
私は
死ぬまであなたの弟 ....
わたしをのがしてください
なつのよはあつくて
そのままわたしをとろかしてしまいます

わたしをのがしてください
ならないけいたいをさしこんで
せめてみたしたいからだのいちぶ

あなたは ....
全ての人に大切な愛だって
手に入らないこともあるじゃない
適当に感動して一日を潰した私
何もないのに無理やり泣いて
声が枯れたら
また日が暮れた


同じように過ぎていく時は
数 ....
月が白く染まるころに 君に会いに行こう
月が白く染まるころに 君に約束の電話をしよう

受話器をとって ダイヤルを回して 呼び出し音に息を潜めて
君を待つ

「なぁに?」

白く染 ....
大好きな歌

何度も歌ってくれた

優しいその声にそっと寄り添い

時の経つのを忘れる

迫る時間に涙して

離れたくないと握り合った手

無常な悲しい合図にキスをして

 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19013)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころみ__3- るか自由詩2505-9-1
しはいきてすくう- つきのい ...自由詩20*05-8-29
ゆきの花- たちばな ...自由詩13*05-8-29
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
聡明- つきのい ...自由詩1605-8-27
墓所。- すぬかん ...自由詩18*05-8-25
夏の予感- 自由詩12*05-8-24
返信- 空 春色自由詩8*05-8-23
手紙- 黒田人柱自由詩2005-8-22
あの子、風邪できのうはお休みでした。- 小鳥遊儚俳句805-8-19
閉じる- 自由詩905-8-18
かなわぬ恋に- 逢坂桜短歌9*05-8-17
CALL_CALL_CALL- 蒼穹自由詩5*05-8-16
涼花- LEO携帯写真+ ...13*05-8-15
にゃはは- 銀猫携帯写真+ ...12*05-8-15
月になった君へ- 蒼穹自由詩6*05-8-14
テレビ電話が普及しない訳- 宮前のん散文(批評 ...12*05-8-13
あけましてお- ともちゃ ...自由詩13*05-8-12
ぺなぺな- 恋月 ぴ ...自由詩10*05-8-12
詩作における女性優位についての雑感- 恋月 ぴ ...散文(批評 ...4+*05-8-10
くらげの日々/知っている- 石田 圭 ...自由詩3105-8-8
私と、猫の夜- かや自由詩14*05-8-8
あい_わず_ぼぉおん- るるりら自由詩1005-8-7
戦火の子(2)- Fuji ...短歌7*05-8-6
_に隠される- 石田 圭 ...自由詩2805-8-5
私_信- るか未詩・独白52+05-8-4
のがしてください- さき自由詩505-8-1
日々草々- さき自由詩1105-7-30
月が白く染まるころに- もこもこ ...自由詩11*05-7-28
春が舞う- 空 春色自由詩8*05-7-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634