あらかじめ仕組まれていた
夏の日の終わり

目の前の景色が
ゆっくりと麻痺していくのさえも
そんなの当たり前とばかりに
君は背伸びをして見せた

土曜日の午後の
彼女の笑顔や
 ....
孤独はあたたかい
闇はあかるい
しずかに私をつつみこんでくれる
そしてその中で胎児のように眠るのだ

罵倒や嘲笑・裏切り・暴力
全てから私を護り
私の存在を否定しない
理想的な母親のよ ....
                   120823


ふと考えた
藪から棒に驚いたのさ
藪から小綬鶏が走り出し
頭上高く飛んでったのさ
突然のこと
驚かしたのは当方の無頓着な歩行
 ....
粘膜、殻です。
頭のふたつある蝸牛、忸怩たる思い。
じょうろ、ぶらんこ、あいろん、きれいです。
泥濘と透明のまたたき、晩夏にのみ許される不穏。
あ、え、い、を、ん。
不細工な男の ....
さびしさとタスクバーの片隅にひかる閃光全身で雨



名付け/ず/に//季節/を/過す////青春/////の/区/切り/を憂うこ/と/の/な/き/よ/う



カーテンやライトをすべ ....
僕らは ひとりじゃいられないから
引かれ合って
手を取り合って 近づいて
抱きしめ合って 求めて
もっともっと
互いの境界線さえ越えて
ひとつになって
融け合って

ぐちゃぐちゃにな ....
息の吸いかたも

息の吐きかたも

忘れてしまった

私は愛しき敗残兵

顔の作りかたも

その戻しかたも

忘れてしまった


夏が逝きます

今度こそ

言葉 ....
山ぶどうに覆われた丘陵地沿いに車を止め
アキアカネの静止
止みきらない雨
昼から夕へ傾むいてゆく
キリギリスたちの単調なコーラスに
ヒヨドリの絞り出すような歌声が響いていた

この辺りの ....
蟻だ
物凄い数の蟻だ

僕は
涎を垂らしながら
テレビのニュース映像に
釘付けになっている

パレードだ
角砂糖の数珠繋ぎだ

僕は
指をくわえながら
熱狂と陶酔の蟻の行 ....
  陰気な病院が
  頭の方から
  青空をゆっくりと降りてくる



  逆さまになったまま
  患者のひとりは今、
  あざやかなレタスを食んでいる
  桃色の看護婦がそ ....
大吉さん 二年続けて やって来た

北向けば 洗濯途中の 枕有り

相談を ヘラで返して 見上げた空の 夕暮れは
藍色の帯 海は亡きかな

ピリ辛の ゆず胡椒を ふりかけて 炒めました
 ....
読んだふりして投げ出した恨みも捨てにブックオフ

いまさら人生の意味なんてと言いながら尾崎豊を聴いている

じゃんけんに勝ったら寝るよと言った娘のおそだしのズルを言えなかった夜

恋人にな ....
{引用=



海のむこうは
まだ 昨日という夜のやすらぎのなか
夏の 陽をすった赤い顔の子が眠る


男の顔をしはじめた お前の
ベッドのはしに座れば 薄暗がりのそこは、
青い ....
大輪のピンクの朝顔咲きにけり

ショパンのピアノ・コンツエルト窓のゴーヤ

家族の絵沢山飾り晩夏の日
リーン リン
リーン リン
星達が銀色のベルを
ほんのり微笑みながら
揺すり始めましたのは
真夜中3時頃のことでした

星旅をしに来る人々を
快く招きます
遥かとおい頭上から
見上げる人々すべてに ....
死は
手のひらから
始まっている

広げて見る
手のひらは
侵されつつある

ただ
ひたすら
手のひらを見る




苦を
手のひらで
かみしめる

握るもの ....
ヒマワリが咲いた

この幼き大輪は今日も探している。
自分の振り向く方向を

ヒマワリが咲いた
もうすぐ夏は終わるのだ

こっち、こっちだよ
と私は 東を向いて太陽を指さししてみた。 ....
ひとがすべてを運んで来る

花を咲かせるいつかその日に

すべてはあとからついて来る

ひとがすべてを運んで来る


強がったり

じぶんを信じたり

トラックの助手席で

風を受けながら

おまえの ....
まるでぱっとしない南のそらの彫刻室座
でもそれは深宇宙への小窓でもあるらしい

かつてない鮮明さの神の領域が
彫刻家の仄暗い室内に展開されてゆく

ひかりと闇の融合が
可視光の色調の変化 ....
あたしに咲く

ムラサキノハナ

いいかげんなやさしさと

今だけのしあわせと

信じることはいいことです

だけど

不安だらけの穴ポコだらけの

ほんとのあたしのこころ ....
熱射を吐き出してしまった夏は
老いて死んでいく
鎮魂歌を捧げられながら

あれは一時のめまい

傾斜する意識が
さらに勢いを増して
海の底に沈もうとしている

戦場に散った無名戦士 ....
さようなら簡単にいえる気がするよ夏の夕日はジリリと朱い


踏切に電車はこないと嘘をつき君に合鍵さがさせた夏
焼けた砂浜を
飛び跳ねるようにして
海へとかけてゆくこども
裸足の裏がじりじりと焦げる

ポップコーンが無鉄砲にはじけて白い入道雲になる
どこまでいってもたどりつけない水平線
追えばどこ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
汗ばんだシャツを投げ込む洗濯機 脱ぎ捨てるのは一日の労 今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる

外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする

ありがとうと
よろしくを

私 うまれたよ
 ....
{画像=120820013040.jpg}


風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
夜よ ご機嫌麗しゅう
少し話していきません
ぬるい時間をちびりちびり
ロッキングチェアで揺られるような
取りとめのない浮世のことを

露出狂の政治家たちが
脂っこいことばを吐き出してはそ ....
ノートにしようかどうか 迷ったんだ
ちゃんと 検討したんだよ? ボク
ウソなんて ついちゃ いないや
そんなの ダイッキライ だから

サイズは 半欠けの月が 二つ
英語の 最初から 2番 ....
駆け抜けてしまえないのがもどかしい屋上だった8号館は


まばたきをするたび更新されている影あり春の日は万華鏡


「ガイブセイ?」「うん、外部生。」
かんたんに友がつくれてし ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
焦燥プール- в+в自由詩612-8-23
あたたかい孤独の中で- れもん自由詩912-8-23
抜群- あおば自由詩9*12-8-23
わたしはあなたにとって慈悲深い存在であるという証し- 青土よし自由詩212-8-23
ヘリウムガスと絶望と恋- 佐伯黒子短歌612-8-23
ビッグバン- 結城 希自由詩312-8-23
私の愛しき敗残兵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-23
境目も変わり目もなく_ただ足音が響くだけ- ただのみ ...自由詩14*12-8-22
パレードには行かない- nonya自由詩29*12-8-22
病院が墜ちる- 草野春心自由詩712-8-22
表面張力- 藤鈴呼自由詩6*12-8-22
ちょっとだけ哀しい人生- 梅昆布茶自由詩1112-8-22
Birthday_Card- 月乃助自由詩12*12-8-22
夏のなごり- 生田 稔俳句612-8-22
泳ぐ星たち- マーブル携帯写真+ ...6*12-8-22
- シホ.N自由詩4*12-8-22
ヒマワリ- ぎへいじ自由詩5*12-8-22
弱い俺だから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-8-21
彫刻室座のよる- 梅昆布茶自由詩1412-8-21
ムラサキノハナ- じじ自由詩18*12-8-21
不可逆- 乱太郎自由詩25*12-8-21
なつ- アイバ  ...短歌312-8-21
あの夏- そらの珊 ...自由詩10*12-8-21
脂喰いザルの正義- ……とあ ...自由詩8*12-8-21
おつかれさん- まーつん短歌4*12-8-20
誕生日の朝- 朧月自由詩612-8-20
マクドナルドから見える夏- beebee自由詩25*12-8-20
夜よ_ご機嫌麗しゅう- ただのみ ...自由詩13*12-8-19
ホワイトアウト- 藤鈴呼自由詩5*12-8-19
8号館_〜遠ざかれない日々によせて〜- Rin.短歌13*12-8-19

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