ゆらり、ゆらゆら

ふわり、ふわふわ

くらり、くらくら



あおく、くらいそこを




残像をのこしながらまた
浮遊して


下へ下へ、深く深く






小さな酸素の気泡と比例して潜っ ....
雨上がりの砂利道を
そろりそろりと踏む石の
聞こえてくる砂音に耳を傾ける
それは優しさ

道の左の林より
枝から枝へと飛ぶ鳥の
聞こえてくる羽音に耳を澄ます
それは温もり

どこか ....
山になった洗濯ものの回りで
君は
春のような
スキップを踏む
  {引用=おうちを買わなければ、よかったね
だって、お金持ちだったんでしょ?
たた、たたん}
ちいさな袖をそろえて
重 ....
こころのバランス。


わたしは、月の流れのように、



ときに、その波にのまれてしまう











自分を見失うことにも 慣れているのだけれど ....
覚えたての言葉で
精一杯表現していた頃
小さな町の小さな囲いで
小さな喜びを模倣していた

道端に咲いている花は
意識して歩かなくても
簡単に見つけられた
そっと顔を近づければ
鮮明 ....
今夜の空に2つの月が浮かんでいる

どちらもまあるく太った月だ

その色もその形もまるでそっくりおんなじなのに

照らすあかりは全然違う

右の月は煌々と

くっきり僕ら ....
正しいことを言うよりも
正しいことをすることの方が
ずっと正しい

立派なことを言うよりも
立派なことをすることの方が
ずっと立派だ

正しいことをする人は
正しいことを口にしない
 ....
はみ出した所から全てが始まった

海に浮かぶごみの中に紛れ込んだ

君宛の手紙を運ぶビンはもう

壊れきったままのものでしかなかった

それくらいいいんじゃないか

突然 ....
雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
{引用=あたいはあの人がほしいんだ}

ぼこ ぼこ ぼこっ
ゆらめく光の波動
何千もの泡、泡

誰も訪れる者はない森の湖水
光すら通さない水底には
主が住んでいる



{引用 ....
ちょっと遠くまで 一人旅してきます

行き先はブルゴーニュ地方 はじめて行きます

街の真ん中にある ノートルダム聖堂の

ケルト信仰と錬金術に関係があるって噂の 漆黒のマリア像に

 ....
 細い糸のような雨が上がった
 日が変ると同時に止んだ
 
 慌しく過ぎて行く日々に
 ひび割れていく心
 解こうとすればするほど
 拗れていく魂

 腐るほど希望の詩を書いたけど
 ....
こんじき らでん 夜の濃い靄
この 霊視の夜に 深い夜の香り

立ち込む いにしえの情緒は
まどろみの息へ 溶ける

幻想の写し絵 螺鈿の箱
靄たつ 夜の不可思議

磨きだされた 貝 ....
固く固く閉ざしていた扉

私はその重々しく閉ざされていた扉を

大きく開け放った



中では幼い私が暗闇の中で縮こまってうずくまっている

大丈夫だよ、出ておいで

幼い私 ....
甦るのは思い出だけです
断片という名の時の死体です
「昨日は、昨日は、昨日は」と繰り返す事がARTだと囁く幽霊が日常です。
あなた今22歳で ボクは25歳
驚きの年代はもう過ぎた話です ....
あなたは澄んだその声で
小さな愛の歌を口ずさむ
私はそれに耳を塞いで
雨の音ばかりを気にしてた

明けない夜はないって
あなたは私を抱き締めた
私はその手を振り払って
また一人に戻って ....
私の道を阻むもの
それは
私を嫌う人か
それは
私を憎む人か
それは
私を恨む人か


それは



私の道を遮るもの
それは
環境か
それは
欠乏か
それは
 ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった

どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで


俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった

けれど

 ....
離れてゆく



あの人の日々に
なんとか映りたくて

いつも目で追って
あの人はいつだって
私を見たりはしないのに

悲しい希望を胸に
私があの人の日々のすべてになると
来 ....
銀色の穂波は
斜陽に映える芒の原
光と戯れ
丘の向こう側まで
続いている

風は止むことを知らない
運ばれる匂いは
ひとつの季節の終止符
あるいは序曲として
わたしに交わるけれど
 ....
なにを おもっている?


なにを 悟る?


すべては さみしさのそばにある。




酒が滅びのそばにあるのならば

とめどなく それをあおることもできようとも。 ....
わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。


それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ....
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――




心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
 ....
あなたを待つ部屋で
私は時々シチューを作ります
その時は月桂樹の葉を
一枚入れておくのです

入れると入れないでは
香りもずいぶん違うのですが
あなたのいない部屋で
私は夢を見るのです ....
やさしいひとはすぐに
かなしくなる

やさしいから
かかえこんでしまって
もっともっともっと
かなしくなるのに

だれかのことばかり
おんなじこころに
しまってしま ....
ちょっと長めの旅行を終えて
ベランダに出てみると
大切な鉢植えのミカンの葉が
全部無くなって
大きなさなぎがぶら下がっていたのです

街ではもう、見かけることも少なくなった
アゲハチョウ ....
三秒だけ、思った
私は私をやめたいと
三秒だけ
きっと初めて考えた

ひとりでは誰一人抑えられなくて
ひとりでは誰一人助けられない
また人を頼ったから、
その人たちを困らせたか ....
機能が完全に停止した僕の体はすでに

冷たい鉄クズでしかなかった

暖かい物を抱え込んでも変化など

当然のようになかった

毎日流した涙の数は

数えきれないほど積み重 ....
ようやく晴れた青空に
風船がひとつふたつ みっつ
きっと誰かの夢にちがいない

あそこの空からも
風船がひとつふたつ

いつの間にか
空には風船でいっぱい
大きいものや小さいもの
 ....
ぽち、おすわり
ぽち、おて
ぽち、おまわり

ぽち ぽち

ぽち、おかね
ぽち、ぱしり
ぽち、じさつ

ぽち ぽち
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふらり、ふわり- し ん携帯写真+ ...2*06-11-28
雨上がりの砂利道- ぽえむ君自由詩15*06-11-28
はだかんぼう- 佐野権太自由詩45*06-11-28
街をみる_顔をみる_空気を感じる- わら自由詩8*06-11-28
あの頃- 青山スイ自由詩2206-11-28
2つの月- 松本 涼自由詩806-11-27
正しいことを言うよりも- ぽえむ君自由詩12+*06-11-27
フクロウのエレジー- こめ自由詩1506-11-27
漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27
- 未有花自由詩15*06-11-27
遺書- もも う ...自由詩44*06-11-27
雨上がりの路地裏で- 山崎 風 ...自由詩13*06-11-27
金色_螺鈿- アハウ自由詩4*06-11-26
心の鍵を開けて- ajisai自由詩8*06-11-26
手紙- 藍静自由詩17*06-11-26
あの日の歌声- 快晴自由詩5*06-11-26
- FUBAR未詩・独白6*06-11-26
クラヴィ_ヴィエイヤール- もも う ...自由詩59*06-11-26
こいのさいご- 哀音自由詩3*06-11-25
口笛は何処へも届かない- LEO自由詩34*06-11-25
なにを_おもう?- わら自由詩7*06-11-25
子どもの隣り_(灰谷健次郎さんを偲ぶ)- まほし未詩・独白14*06-11-25
雪とバニラと僕らの関係- Rin K自由詩29*06-11-25
月桂樹よ太陽を呼べ- 三条麗菜自由詩9*06-11-25
やさしいひと- lazy自由詩22*06-11-25
あげはちょう- たりぽん ...自由詩18*06-11-25
三秒- Rin.自由詩15*06-11-25
こわれかけのモニュメントの像- こめ自由詩1606-11-24
空には風船- ぽえむ君自由詩20*06-11-24
ぽち、おいで- さえ未詩・独白5*06-11-24

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