姉は病み。妹は明朗。

ふたりで一輪車をこいでいた
手をつなぎくるくるくる。

くるくる。狂おしいほど恋したいの
こいこい。恋なんて物狂いの種
コインをトスする子供の遊び
今日はどちら ....
たのしそうに語る
あなたの足跡を
みつけた

わたしの庭には
しばらく無い、
かげ


不本意ならば
どうぞ消し去りなさい

あなたの好きな場所を
汚すつもりなど無い
 ....
よく見てごらん
雨がまっすぐに降ってくるだろ
時折り銀色に光るのが
あれが雨の涙さ
空の悲しみが見えるだろ

よく聞いてごらん
雨が小さく跳ねるだろ
時折り痛そうな音がするのが
あれ ....
暑さの夏がやってきた
海に 浮かぶ 船が眩しい
かもめ 達が 銀色に光り
海へもぐり 魚をとる

見上げる 夏空
雲が ゆっくりと 流れ
眩しい 光が 汗を光らす

青 青とした ....
夜はネンネコリン
お月さまのすべりだい
つるつるすべって夢の中
坊やは銀のお船にのって
夜の国へまいります

夜はネンネコリン
お星さまのガラス窓
きらきらひかって夢の中
坊やは銀の ....
底の少し剥がれた
スニーカーで、歩く
レンガに反射する光が
私をほんの少し
焼いている
 
とりあえず深呼吸
一回、二回
排気ガスは気にしない
それすらも
世界の一部だと
言って ....
父が咳をした
ここのところ体調を悪そうにしていたから
「大丈夫かな」と思った
声には出さなかったけれど

母が布団を干す
ここのところ腰を痛そうにしていたから
「大丈夫かな」と思った
 ....
そう厚くない 空の層から
シャワーは今日もふる
せせらぐのは 大気の雑踏内を
散歩するようなきもちにして

{引用=がくぶちに青から赤
藍から藤へと染めこんで
雨が恋する}


さ ....
 始発のバスのプシューという音がして空を見上げると光輪ができている
 空気は蒼い
 シンボルの時計が印象的だ
 人が疎らに歩いていて噴水が噴き出し始めた
 途端に駅の雰囲気が変わった 小鳥が囀 ....
僕の喉は小さな箱に入っていて
それはきっと小さなことだろうと思う

君の喉は箱には入っていないんだね
はじめて見たものをは、じ、め、て、
って声に出来るの?

夜になると夕焼けが歩道橋を ....
ひとのくちからはきだされる弾丸
ことばに影はなく
銃身はいつまでもまっくろ

演技されつつ
ゆっくりと斃れるラジオフレーム
宙からの侵略

リビングで
百合がひらいて
そんなニ ....
ごめんね
としか言えないよ

おとというさぎ

あたたかい
あなたの腕は
やさしい

私は
幸せなんだと思う
だけど

噛み切るような凶暴さが
この恋にはないことを

 ....
君の苦いの飲み干してあたしの血にして汗にして涙にして丁寧に全部並べてベランダに干して乾かして残った白をその日の空の色だとか二人のほっぺたの色だとかで塗りたくってケラケラ笑い飛ばして飛ばしたケラケラが世 .... わたしの拾った小さな小石
耳に当てると声がした

あのね
    あのね
        あのね

小さな声でおしゃべりするの
ささやき声ってお菓子みたい

あのね
    じつ ....
真っ白な目をして
真っ黒な頭の中を吐き出せず
それでも生きているのか
僕にはわからない

何が生きてるって事
何が死んでるって事
うつろな目をした
水槽の魚が語る言葉は
僕には届かず ....
夏の氷は透き通っていた
四角いその宝石を
水の中へと入れると
しゅわぁという音が聞こえた
それをじっと見つめる
自分の中に固まっていた何かと
同じようだった

さようなら
この氷の最 ....
水がうろたえていた
「レセプタがないから、レセプタがないから!」
額から汗がぽたぽた落ちて
やり場に困ったように腕が
頭を抱えるそぶりを見せたり
突然ひきつけを起こしたように首が
一般的に ....
身近なものに世界という名前を与える
だから私たちは世界を知っている
世界という名前を与えた私たちは
神である







おのおのが良いと思う形で祈り
 ....
あの人のことを言葉にする作業は

色とりどりのビーズの中から

綺麗な綺麗な水色をすくい出して

銀の糸に通していくようなかんじ
わたしはさがしているのです

この世に生まれおちる
その前の

母のナカで見た
あの光を



わたしはさがしているのです

わたしが生まれおちる
その時の

慈愛に満ち ....
                    07/07/02



で。
パート。
あ。
パート。
アッバウトな挨拶
奪われた空の
コバルト
不足する金属のコインを紙で代用
紙コイ ....
あ。あ。ある。どこか。海の上、
茫漠の船中。穢れを知らない姫
ひとり。口から汚物を出す姫の
歌声の波間。いななき、いなな
き、否、泣くのは最後にしてお
く、真珠いろの涙。沖を包むパ
ラフィ ....
 
デパートに難破船が漂着する
甲板をいじくり
あなたは指の先を切った
立体駐車場から汗など
生活、の匂いがする
立体であることはいつも淋しい
家具売り場でかくれんぼをしている間に
誰 ....
雨 そして静かな脱力
歩道は しみじみと 打たれ
灰のあでやかな 輝きが増す

商家 商家のイルミネーションが
反射し 歩道を潤し

曇天の薄ピンクに 街は灰
唸る都市は 午後へと突入 ....
その花には名前はなく


道の隅に ひっそりと咲いていた





それをみつけた きみは

その花に名前をつけた




その花は、あたらしい「いのち」を与え ....
遊ぶ為の毎日と
働く為の毎日と
どっちが人間として
あるべき姿か?

自分の事は何もせず
人のやる事には文句を言う
ハタから見ていて
醜い

働く事は辛いけれど
社会的認知度は高 ....
星月夜

銀河の 煌めく季節

いくつもの星が連なり

架る星の橋
星二つが結ぶ恋

澄みきる空を見上げると

星達が祝う

恋の物語

星降る夜の ファンタジ〜
 ....
今日はネコの日だ
ネコを大切にしなくてはならない一日
自分の家で飼っているネコだけでなく
ノラも含めて大切にしなくてはならない
でも今日は朝からずっと雨

コンビニから帰る途中で
ゴミ箱 ....
層になった雲が
ゆっくりと、重さを増して
僅かに酸を帯びた
涙を流す頃
 
私は
地に足をつけながら
それを、一粒ずつ
掬いとっている
 
 
指で跳ねる雫に
唇を寄り添わせる ....
進みましょうか

あたたかい、厳しい光の下へ
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
双子- ふるる自由詩10*07-7-3
陰影- 千波 一 ...未詩・独白11*07-7-3
雨の涙- ぽえむ君自由詩22*07-7-3
ο゜☆夏ο゜☆- 鈴鈴自由詩3*07-7-3
夜はネンネコリン- 未有花自由詩15*07-7-3
世界の見つけ方- 山中 烏 ...自由詩17*07-7-3
ホーム- おるふぇ自由詩707-7-3
つゆむらさき- 唐草フウ自由詩13*07-7-3
騒がしくなる駅- 円谷一自由詩5*07-7-3
ギグル- ねろ未詩・独白3*07-7-3
イメージ‥‥十二- soft_machine自由詩12*07-7-3
おとというさぎ- umineko自由詩5+*07-7-3
ケラケラ- リヅ自由詩2*07-7-3
あのね、ないしょ。- プル式自由詩3*07-7-3
生きてる化石- プル式自由詩4*07-7-3
夏の氷- ぽえむ君自由詩12*07-7-2
水のこと- 一般詩人 ...自由詩4*07-7-2
世界と名前とカミナリ- 嘉村奈緒自由詩12*07-7-2
恋は水色- a/t携帯写真+ ...407-7-2
さがしもの- 秋桜自由詩8*07-7-2
デパート- あおば自由詩10*07-7-2
- ふるる自由詩8*07-7-2
デパート- たもつ自由詩1007-7-2
雨に- アハウ自由詩907-7-2
- わら自由詩27*07-7-2
金持ちとプロレタリアート- ペポパン ...自由詩9*07-7-2
星月夜- 鈴鈴自由詩4*07-7-2
ネコの日- ぽえむ君自由詩5*07-7-2
梅雨空- 山中 烏 ...自由詩907-7-2
そろそろ- fuchsia携帯写真+ ...307-7-2

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