☆を使って文章を作ってみました
雑木林は沈黙しているが 唖ではない
いつでも木々が 旧友のように
語りかけてくれる
雲は浮かんでいるが 不動ではない
いつでもミルキーウェイのかぜと
同行している
生は死への旅立ち ....
母と{ルビ娘=こ}の
思い出まぜて
ちらし寿司
仕上げにかける
古雛の謎
子供の頃、飾っていた雛人形の指が折れてしまい、結局誰が折ったのかは今もわから ....
今宵
モノクロの鍵盤で
ワルツを奏でる
指
震えて
震えて
とまらないわ
きっと
記憶が蘇るのね
図部濡れになった
アタシの愛人
手に沈めたわ
ずっとそ ....
狭い狭いからし色した故郷の空を
飛んでいるのは ああ ユリカモメか
何を哀しく思っているのか
何を気にしているのだろうか
何になりたいつもりだろうか
僕は君の琥珀の下に映って枯れてる ....
朝起きて
台所
ざくざく ことこと
朝食を
じゅうじゅう かちゃかちゃ
おべんと二つ
君はすやすや夢の中
ひどい
ひどいね
ひどいよ
君は
帰宅して
晩ごはん
テ ....
大切だから
追いかけない
また
逢えればいいねって
メールした2回とも
返事がなかった
だから
その話はもうしない
どうか
私の存在が
あなたの負担に
なりませんよう ....
キラキラ輝くパステル色の金米糖
小さな羽を羽ばたかせ
あなたの妖精がはこんでくる
甘い砂糖菓子ひと粒
そっと口に含めば
夢の世界の扉がひらく
噛まないで
....
今咲く桜
ま白な桜を
あなたは一人眺めているのでしょう
私の寄りかかりし幹に手を当て
お慕い下さっているのかしら
ならば私は幸せな罪人
そんな私に
もうひとつだけ我儘を
許してくだ ....
公園で悲しい枝が空を刺す
オレンジに溶けない僕の影長く
桃色の洪水安売りハートチョコ
無機質な日がかすむ街わたしの目
雨に唄えば、何かがころげおちてくるから、月を眺めてたんだ。
子供の頃、聴いてた愛しい人の声を探してるんだ。
雨の日は、ただ雨の匂いがするだけで濡れてもすぐに乾いた空気に肌を ....
もうすぐ別れを告げるのどかな色合いに、笑顔が零れる。
嗚呼、
私のふるさとは美しい。
スカートに挑戦してみたのは
昔からずっと憧れていたから
単純な理由じゃない?
生物学的には男らしいけど
ピンク色や化粧が好きなんだ
別に普通じゃない?
趣味は人それぞれなん ....
今日会社で何があったかなど
知らない君にいやされて
今日会社で何があったかなど
知らない月のサークルで
今日、会社で何があったかなど
どおでも良い未来があり
どおでも良くない明日が ....
?.
この絵、あんたにそっくりね
そういっておまえが笑った絵は
リオハのお城みたいなワイン美術館にあって
おまえが指差して笑った絵は
赤ん坊のバッカスが
ワインをラッパ ....
「愛してください」と言えないから「ちゅーりっぷ、ください」と言った
「あなたが好きです」と言えないから「白いちゅーりっぷが好きです」と言った
たった一つ、あなたから貰った
白いち ....
蝶もサナギがら産まれでる時
勇気と幾ばくかの痛みはともなうのではないだろうか
かたい殻の中で内から突きあげてくる衝動に身悶えながら
必死に闇の中で蠢く
満身の力をこめて ....
ぼくの
ひげをゆらして
風がすぎていきます
おだやかなはるの
やさしい風
今日ともだちと
たくさん遊んだ
とても
たのしかった
みんな
立派なネコになれるといいね
そらはいつも
....
門出だと
自分の心に
言い聞かし
涙ごまかし
無理して笑う
最後だと
解っているのに
言えなくて
ちゅうぶらりんの
私の心
不安が胸に 落ちて来て
目を 覚ます
どうしよう どうしよう
真夜中に 立ち上がる
暗闇の中を 歩き回る
狂気が 目を覚ます
遠いところで 正気も目を覚ます
ゆっくりと ゆっくりと
....
見上げる空に
星は無い
町の空は
寂しさを忘れる為に
いつまでも いつまでも
見える範囲を
照らし続ける
照り続ける事が優しさで
見えなくなると
その優しさも届かなくなる
....
冬だって
やがてやってくる暖かさで
春になる
悲しみだって
やがてやってくる笑顔で
幸せになる
酸性だって
やがてアルカリ性と混ざって
中和する
キャラメルだって
やが ....
サテンの光沢まばゆく
風が雲の緞帳を翻すとき
ひととき白日夢に眩む
まだ蕾、とも呼べぬ小さな膨らみは
幼すぎて花の名前を知らない
その風の名残のなかで
わたしは繰り返される春を
....
人の心は詩に流れ
詩はその光を灯す
生きたいと思わないんだ
でも
死にたいとも思わない
リスカしたいとか
吐き出したいとか
何も思わないんだ
でも
苦しくて
何か感じてて
どうしょもできなくて
....
ダンス ダンス
死神とダンス
わかっていたよ
差し出されたあの手を
干からびて冷たい手を
取ってはいけなかったこと
でも誰が拒めよう
どこか風変わりで
....
あなたから逃れるように
発車間際の列車に飛び乗れば
涙が後から飛び散って行く
誰かここから連れ出して
あなたのいないところへ
愛を確かめるたび悲しくなるの
あなたのやさしさ愛さえも
....
キライ
キライ
どうか、あたしのことなど
嫌いになって
あなたを
こんなにも苦しめた
あたしを
許されないことを
した
あたしを
....
いつ春はやってきて
いつこの人は去っていくのか
春は花粉をちらかして
くしゃみや、いやな目のかゆみたちを
無言で持ってきてくれるじゃあないか
春に熊はいよいよ目覚めて
作物奪いに民 ....
混じり気なく、青
淡い空
閉じ込められた真白い下弦の月は
青が滲んで
あたしとおんなじ
空模様
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