とりあえずは
こんな風に
生きてみようかな

雪から
顔を出す
白いたんぽぽのよに
あたしは

どこにでも
行ける

背中に
羽根だってついてる

足りないのは
あと一歩の勇気だけよ
青色を知らない子供になんと言お?海の色はと聞かれたときに

結局はさかなの名だと君は言うアイという音コイという音

朱鷺色に染まった爪に憧れる10年経っても子どもは子ども




{ ....
空が
開いた

梯子が降りて
天使たちが
行き交う

その梯子
少しだけ
昇らせて欲しいの

会いたいひとが
いるから

花束持って
訪ねたいの

空が開いた

 ....
今日も長い夜が来る

眠れたり
眠れなかったり

泡がね

生まれて  消えて  
  生まれて  消えて

命もね

生まれて  消えて
  生まれて  消えて

逆は ....
あたしの気持ち

もういらないから
全部あげる

甘いか
苦いか
わかんないけど

もういらないから

あたしは
新しい世界に
旅立つ

あたしの気持ちあげる
もういらないから
遠い日の記憶が

いちばん近くでゆらめいています


私たちは いつかきっと そこへ帰って行くのでしょう

もう すでに 始まっていますよ



{注傷ついたココロ=トラウマ}は ....
素数ばかりの現実を逃れて
羊水に包まれたような充足と安心を
浅い眠りに{ルビ貪=むさぼ}る、朝
休日の

{ルビ繭=まゆ}の内に垂れる
一本の危うい糸に吊るされた体躯を
淡白い光りの方角 ....
あしたのことを
考えていました
今が今でしかないことや
過去が過去でしかないことは
そっと忍び来るあしたにくらべれば
ずっと簡単なこと
あしたはいつも単調 そんな貌で

あなたのこ ....
夕焼けの色 頬に下さい



過熱する愛を雪で形造るその身焦がして融けてゆく君

絡み合う糸は指で解けなくて もがけばさらに絡まってゆく

巻き髪を指で遊びくちづける君のおもちゃにな ....
詩をうたおうとして気づいた癖
「私」という言葉を使う癖
私は 私が 私の 私に
私の(ほら、また私)詩は「私」にまみれている
それはつまり 私は私のことしか好きじゃあない ということ

綺 ....
また後で携帯にメールでも入れるから

あなたの去った
バスルーム
鏡に映るのは恋に疲れたひとりのおんな
乱れきった髪が物語る
しがみつこうとしてしがみきれなかったものへの思い

シャワ ....
悲しくても
人に言えないことある

話したくても
話せないこともある

泣けばいいさ
気がすむまで
思う存分
泣いたらいい

気がすむまで
悲しみを
忘れてしまうまで
今夜 ....
わた雪が
景色の中で降っていました


それが幻だということは
知っていました


幾重もの

ゆらゆら
ただよい降りて

白く、たどりつく


地の上へ
その音が耳 ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
見上げれば

青い空
白い雲
飛行機が白い軌跡を残して

バトミントンなんかしちゃったりして

出来すぎた木曜日

よく晴れた木曜日

ちょっとはずかしくて
でも

こん ....
待ち望んだ
朝がきた

何回泣いても
何回夢みても

夜が
また来るのなら

いっそ

朝に
おはようって

待ち望んだ
朝なのだから
A・・・アンパンマンに・・・
  アンパンマンのアニメに「肉マン」というキャラがいたら面白いのに・・・とは随分前から思っていた。ここで勝手にどんなキャラか解説したいと思う。もちろん顔は肉まんであり、 ....
連絡を
待ちつづけては

せぬ気持ち
 ゆるりと分かる 
 一ヶ月目
気持ちとは揺れて動いて変わるもの変わらぬものはただ君が好き 開けるまでが

どきどきして

なかなか
開けられないの

えいって
気合いを
込めなきゃね

贈ってくれたひとの
気持ちが飛び出すから

ありがと

ありがと
土と肉の熱を計る
なかば眠りながら
蝉の幼虫がさくらを吸っている
土をほじくり返し
あやしたすずめをその手ずからうずめ
いらなくなった枝を突けば
まるでそこだけが日溜まりのようです
 ....
ただ隣にいるだけだった

ただ隣で笑っていた


「今日はどこ行こっか」


そんな言葉が懐かしい

笑い声がこだまする

思い出の写真が突き刺さる

失って初めて気づく
 ....
 くちぐちにわめき散らした街頭
 濁音をことさらに強く

 街なかを わき腹よりみぎ胸に向けて
 ハープ 鉄橋の{ルビ罅=ひび}割れの
 痛みらしき
 路線が走っている
 いかずちや の ....
「あの海は何色ですか」
 
 「鉛色」
   「かもめの羽のような色です」



「あの空は何色ですか」

 「真珠色」
   「冷たい霧を重ねた色です」
真っ青なダッフルコートは私より目立っていないか不安なのです






何一つ自分が見つけられなくてグリーンスリーヴス変えぬ着メロ






みんなとは違う私を見せたくて ....
何かあったの?

そんなこと
忘れて

笑って…

笑お!
冬の海をよく見にいった
荒れた日はまるで生理前の私みたいだって言ってた
今日の海は静かだ
せめて荒れていてくれればよかったのに
今の俺を代弁してくれればよかったのに

どんな人混みでもきみ ....
冷たく
凍えたこころが

だんだん
とけてゆく

雪を割る
新芽のように

あたたかい気持ちが
芽生えて
きっかけに
とどめておくべきで

消え去って
いなくなってしまったいま
ふらふら
のばしたその手で
ながしこみ
うろうろ
さまよわせた手で
くゆらせ

きっかけにはしても
理 ....
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