両翼を広げて谷間を覆う様に飛んで行く



渓谷に遊べば

すくい上げたのは 6月の空

まだ 冷たいね

あー
ホウノキの葉
何枚の葉が あの子を支えているのだろ

 ....
日々これ漂泊青葱を囓るように凡々と淡々と過ごすのみ

辞世の句考えながらも生きてゆくはみだし者の生き恥晒し

対流する魂ばかりが浮き足立ってただばたばたと地団駄を踏む

木瓜の花心のなかに ....
泣いていた
意味不明のことばで
ただ
泣いていることだけが伝わっていたと思う


ことばがわからなくなったみんな
なにかを言っていた
けれど
どんな有名な詩人も
どんな活躍している ....
例えば人間の孤独な想いが
採れたばかりの
一粒のトマトだったとして
トマトにも生き甲斐ってものがあるので
想いには必ず相手があるように
朝も夜もトマトを待つ方が
必ずいらっしゃるでしょう
 ....
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もう一度御確認してから
お読みください。
摂氏零度付近で繰り返す
憤りと自己批判
つい今しがた晴天だったはずも
霰の降る未熟さ
頭を垂れるつららになれたらと
空を仰いでみた

雪解けの光沢に偽りはないのだが
春の陽射しは強すぎ ....
最近のこと

カフェインが脳天に響くようになってきた

寝つきの悪さに引っかかる ルアーが美しかったに違いない 釣られた

最近のこと

カフェインを一杯の風景を嗜む

マルメンの ....
真っ暗で何も見えないが もう泣かないよ もう子供じゃないさ
不安は日々成長して何かを損ねる ただそれと闘う 何が僕を存立させているかは僕が決めること
遺伝子だって取り替えっこしてるんだ 笑って見て ....
                 
体の中を這い回るヤスデのような生き物と
近くを流れる水の気配に目覚める

が 眼は閉じたまま
それでも見える 
隣のテントから覗く逆三角形の顔
とがっ ....
あるいは鯨の骨 沈殿物 太古の海辺
神殿の蛇 翼竜達の叫び 彫刻のまどろみ
忘れ掛けた部屋 壁にかかったタペストリー

美しく研ぎ澄まされたもの 日常を剥ぎ取る鋭利 独占された愛
失望の日々 ....
見える世界を描くのか、見える世界を読み解くか、あるいは創造に徹することか。

再び、三度がはっけよい。

私は、どこぞで落とし前。

ようやく元にバックアゲイン。

横文字たまには意気 ....
 し ご と を し の ぎ

  こ こ ろ こ か げ に

 み え ぬ わ き み ち 

  と き が と け だ し
 

 
美しく病んだ六月の背中で
僕らは夢か ....
あたたかく降り積もった雪の下に埋めた
女になってしまう前の、
何でも言葉に出来ていた少女のわたしを

女になるというのは
自分が一番遠い他人のように感じる生き物に
なる事なのだ
女になっ ....
言ってしまった

分かるから言ってしまった

めまいがする夜

近くの室内プールに行ったことを

心配させたくなくて

弱いと思われたくなくて

みにくい心を知られたくなくて

ぼくはあの夜

水のな ....
あっちゅと畑で取ってきた
モンシロチョウの卵は
タイミングが悪く
キャベツの葉が萎びるまでに
孵化しなかったので
学校で廃棄処分になりました



モンシロチョウの卵を
 ....
薄い日常の積み重ね
毎日毎日の積み重ね

ほんの数ミリでも
五〇年過ぎれば一八〇〇ミリ以上
厚みを持って人を越える

人知の及ぶ範囲。
一八〇センチの人の高みは
薄い日常の積み重ね
 ....
時折懐かしく立ち止る
アラベスクの文様から
秩序と論理の符合する
緻密な整合さに魅了し

時折懐かしく振り返る
アラベスクに疲れた時
曖昧で淡白な彩と音色
交互に惹かれては離れ

 ....
大切なもの すてられないもの こだわって
でも時はすべてを 風化させてゆく砂
眼に焼きつけた君の横顔 しなやかな指の運び 密やかな息遣い

階段の手摺を 君がもたれかかっていた重みを ちょっ ....
ガーベラ バレリーナの背筋の通る首のような 滑らかな
その首かしげ

少年も青年も 性を見ずに純粋に触りたくなりそうな 一目惚れの可愛さに
くちもとが 止まる
世界が止まったと錯覚する 若い ....
プラスプレッシャー 黄色い金色 華火のように感じ
前へ 進み 
上向きに 昇り   向かい風を 迎い浴び

さらにさらに 頂きへ天からの はしごさえ 見向きもせず

プラスプレッシャー そ ....
ふたたびの春が突然舞い降りて僕の心はにわかにざわめく

いたずらに恋は心を乱すけどときめきだけが私の宝石


忘れてた恋が今さら燃え上がりどうしようもなく君が愛しい

忘れない時がどんな ....
おそらくは
やわらかな春の香り
おそらくは
かぐわしい早乙女のような
おそらくは
この世に用意された
おびただしい
喜びと悲しみのあわいで
おそらくは
それは
幻の香り

さく ....
インディペンデンスを望んだ亀は地平線に向かって歩む
燃え尽きない幻想を追って疾走する夢を見ながら
彼に自嘲は似合わない悲壮がよく似合うのだ
孤独な亀は金色の月をのぞむそして嘆息する

世界は ....
            130603


突然
滝とはなんですか
滝とは
あの水が滔々と流れ落ちる瀑布のことですか
流れる汗をかきながら抹茶アイスで滝を見ながらひ ....
時代の裏側でひっそりと
消えてゆく命のはかなさよ
今宵の月影にくっきりと
浮かび上がる貴方の面影よ
 
過ぎ行く日々の切なさに
心を癒す術も無く
流す涙の一滴
貴方に届く訳も無し
 ....
君が
はじめて私の手を離し
自分の羽根で
よちよちと
はばたいていった日のことを
母は忘れることができない

君はとうに
逞しい翼をひろげ
上空の風に乗り
母には見ることもできない ....
イボイボした奴 中身の綿はスプーンでほじくる 否 掬う
苦味にパンチの効いた緑色の君
薄くスライスさせる 太いと苦味のパンチにマジパンチくらうから

炒めても 叩いても 機嫌悪く睨んでも 痛ま ....
寝室にナイフを立てて待っている ちゃんと話ができる誰かを


意味不明な言葉の散弾 素人が狙い定めず放つ 惨劇


聞きかじりの言葉で目を眩まし逃げる 言葉との出会いのひとつの ....
 
肌をなぞってください、つーっと、

電気がはしるまで

そしたら、きっと忘れてあげるから


 
もしもの初めに風は立ち止った
もしもあの時振り向いていたら
私を受け止めてくれたのかしら

もしもあの時追いかけていたら
あなたは立ち止ったでしょうか
もしもの終わりを思い浮かべる
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ホウノキ(朴木)の花が咲く頃- ぎへいじ自由詩18*13-6-7
青葱- 梅昆布茶短歌713-6-6
ことばがわからなくなった詩人のはなし- はなもと ...自由詩613-6-6
PostingTomatoReturnUnkwon- りゅうの ...自由詩5*13-6-6
悪い花(極)- 左屋百色自由詩4*13-6-6
反省- 乱太郎自由詩19*13-6-6
カフェインの友人- 朝焼彩茜 ...自由詩513-6-6
はぐれもの- 梅昆布茶自由詩613-6-6
病床で- イナエ自由詩5*13-6-6
研ぎ澄まされた- 梅昆布茶自由詩713-6-6
美術- 松元奉久自由詩313-6-6
散策迷路- ただのみ ...自由詩19*13-6-5
「花曇り」- 桐ヶ谷忍自由詩29*13-6-5
めまいがする夜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*13-6-5
モンシロチョウの観察2- 鵜飼千代 ...自由詩24+*13-6-5
おとな社会- ……とあ ...自由詩11*13-6-5
アラベスク・・・- tamami自由詩413-6-4
遠く美しいもの___憧れ- 梅昆布茶自由詩813-6-4
ガーベラ_踊りたくて- 朝焼彩茜 ...自由詩11*13-6-4
プラスプレッシャー- 朝焼彩茜 ...自由詩513-6-4
相聞歌- 未有花短歌7*13-6-4
花まんま- そらの珊 ...自由詩22*13-6-4
孤独な亀- 梅昆布茶自由詩713-6-4
抹茶アイスと滝- あおば自由詩8*13-6-4
生命- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-3
えんじのベレー帽- Lucy自由詩23+*13-6-3
ゴーチャン- 朝焼彩茜 ...自由詩613-6-3
武装- 深水遊脚短歌3*13-6-3
そしたら- 殿上 童自由詩23*13-6-3
もしも・・・- tamami自由詩413-6-2

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