あなたの花開くようなお口へ
鈴の音の鳴る金のスプーンに
一さじの杏ジャムを載せて
含ませたいの 
とても穏やかな様子で
わたくしの はやる気持ちを隠して


柔らかな顎に そ と手 ....
このナミダは
可愛がってくれたあなたのため

生まれ変わったら
私また
逢いに来る

毎日やさしいことばをかけてくれてありがとう

私ひとりにじゃないとわかっていても嬉しかった

 ....
  五月の青い闇の中
  私はか細い少年になり
  夢の迷路へ踏み入った


  白いうなじに風を受け
  はだしの足で土を蹴り
  煙る街灯はすに見て
  ネオン流れる色街へ

 ....
欠けている
それだけで思い悩む
砂のようないのち
たとえば
ふたつの石を打ち合わせて
火をつくる
そのために
石が欠けたとしても
かまわずに石を打つ
ただ
火をつくる
それだけの ....
もういーかい
まぁだだよ

もういーかい
まぁだだよ

もういーかい
もういーよ

鬼が探し始めた
子供たちは息を潜めた
だだだだーっ 走ってる音
がさごそ 何か探ってる音
 ....
一日を積み重ねていくと日々になる

日々を束ねていくと年月になる

年月を固めていくと人生になる

まずは一日がある
なんで出て来るんだ
つい口をついてしまって
なんでいつも
そうなんだ

自分を守るために出た
言葉が
今の自分を苦しめてるんだ

きみが好きだから
嫌われたくないから


出 ....
目は的を眼差して

鏃は心臓を刺す


殺すのは、嘘で、悪で、醜

生かすのは、真で、善で、美


焼いて、矯めて、鍛えた意志をさらに研いで

向かう的はひとつ


 ....
色を持たない水彩画のように
雨が。

数えてよ そのいくすじか
みつめてよ その息づかい

ふるふれ 雨の無表情

  
 ....
その夜は、どうも、ワル酔いをしちまったらしい。

おれが、あの後、ヘドをぶちまけていたことなんて、
おまえは知らないんだろう。


「飲み明かすなら、 つきあってやる」 なんて、

調 ....
とりあえず、アイツをぶん殴りに行こうか。

もし、君の話が本当なら。

これほどムカついたのは久しぶりだ。

とりあえず、で良いから。

殴らせてよ。

自分のタネを撒き散らす、アイツを。

責任も取 ....
この街にまだ雪は降らない
灰鼠色の空は浅い冬のまま
恋人たちの吐息や
ブランコを揺らす手に護られている


わたしの何処か深くにある黒いものや
寒い、と寂しい、が似ていること
それに気 ....
そういえば最近 アドバルーンを見かけない

昔はアドバルーンをよく見たような…

空にプカプカ浮かんで

色とりどりに 遠くから呼んでいた

“いらっしゃいませ”とか

“本日大売 ....
学校帰りに たむろした
  自販機前を 覚えてる
学校帰りに 君と見た
  夕陽に染まる 淀川も

あの頃に見た 景色たち
  知らない間に 変わってた


駅前にある コンビニは
 ....
{引用=映写機の音がする}



彼は 人のいない小さな劇場の

 古く湿った 客席に座り


 白くぼぉっと光るスクリーンを見つめる




 {引用=ただ、かたかたと廻 ....
麻生深月嬢の短歌から連想を受けて作った短歌です。
上が深月嬢の短歌、下が私のです。

 PM11:00(じゅういちじ)帰りを待つの右の手とマーブルチョコの黄色除いて
■ほろ酔いでevianボト ....
{ルビ明日=あした}は来ない
永遠の今日を生きよう

昨日などない
永遠の今日を生きている

来たと思った {ルビ明日=あした}は
来た瞬間に 今日になり
過ぎたと思って いる過去は
 ....
pale pinkの妖精が
空中で小さく輪を描いた
彼女は氷のように少しずつ溶けていく
僕は慌ててユニフォームを探す
あの日と同じ背番号で
大観衆の中、ピッチに立つ
崩壊は始まっている
 ....
師走の空は高く澄んでいて
雲は静かに流れています

朝方は特に冷えて息は白くなり
凍える手で自転車のハンドルを握る
力が入らなくてフラフラと彷徨うばかり

小学生の低学年の頃に ....
座席を倒し
サンドイッチに舌つづみ
ドアミラーで
OLのしり 眺めながら

午後の紅茶ののど越しに感涙
わたし
いくたびも痴呆する

キーをまわすと
あたたかい振動が泣かす

 ....
(えーーーーーーーゴホンゴホン)
(アーアーアー (コンコンコン))
(せんえつながら歌いまーーーーーーーーーーーーーアアアアアアア)
(うるさーい)(早ク歌エ!)

(♪電気〜アンカで〜ま ....
今も昔も
景色は何も変わらなくて
変わってゆくのは自分だけ
さみしいけれど
少しずつ大きくなっている気がする

昨日も今日も
いいことは何も無くて
変わってゆくのは時間だけ
悲しいけ ....
夕焼け
みんな迎えがきて
またね
またあした
手をふって
さよなら
ジャングルジムのてっぺんから
いつも
見送るだけ

砂場のシャベル
ブランコのさび

おかあさんが
きょ ....
ギャラファ美術館の12月の企画展の裏企画として、カフカ的カフカ展を開催します。パリ・プラハ義姉妹都市10周年記念を祝して。不肖こたろうがキュレーターを勤めさせて頂きました。

19日間の開催期間を ....
私の家族

うるさいお母さん
無口なお父さん
生意気な弟
可愛い妹

なんともバラエティにとんだ家族だ

うるさいお母さんが怒鳴って
生意気な弟が応戦
可愛い妹は我関せずで
お ....
ゆっくりと頬を伝って流れる涙

悲しみの雪の中を体中真っ白に染まるまで

一人で泣きながらあるいた

風が吹いてサラサラと粉雪が空に登っていく

僕の弱さを心を伝って捜した
 ....
きみに近づける馬鹿な夢を見る
ペンで玩ぶサンパチロク
  気がつけば 真紅の色に 葉が染まり

           逝く秋を知り ただ眼をとじる
澄んだ月夜の闇の中。
頭をよぎる人の名を
空しく呼ぶ声は
蒼きしじまにこだまする。

今宵の夜長をいかにせん。
若き血潮にかせ掛けて、
ただ待つ姿も痛ましく
君が心を奪うとき、
 ....
詩えない者の声を聞け
摩擦をすり抜ける
声は燃える

枯れた泉に
言葉は腐れ落ちる

枯れた泉で
喉を潤せ

錆び付いた下水道
手の届かない生活水
ガブ飲みし ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ナイチンゲール- 千月 話 ...自由詩18*06-12-7
- うめバア自由詩306-12-7
色街幻想- 月夜野自由詩18*06-12-7
eclipse_*- 岡部淳太 ...自由詩13*06-12-7
かくれんぼの思い出- えりす未詩・独白4*06-12-7
原材料は- 436自由詩2*06-12-7
・嘘・- はち自由詩506-12-7
『射』- しろいぬ自由詩4*06-12-7
色を持たない水彩画のように- 藍静自由詩23*06-12-7
道程- わら自由詩5*06-12-7
責任を自分の拳に。- 狠志携帯写真+ ...406-12-7
雪待ち草- 銀猫自由詩21*06-12-7
アドバルーン- しいこ。自由詩506-12-7
故郷- chica自由詩7*06-12-7
彼の_人生- もも う ...自由詩27*06-12-7
れんそうか2- chica短歌4*06-12-7
永遠の今日- chica自由詩5*06-12-7
淡き妄想の果てに- yukimura自由詩5*06-12-7
師走空- 海月自由詩8*06-12-7
セヴンイレヴン- SPINOZAETHIC ...自由詩406-12-7
カラオケで__星とか__多分- ふるる未詩・独白7*06-12-6
今では昔を昔と思える- ぽえむ君自由詩13*06-12-6
ジャングルジムのてっぺんから- しゃしゃ ...自由詩1106-12-6
カフカ的カフカ展- こたろう自由詩106-12-6
Family- えりす未詩・独白2*06-12-6
雪だるまにさようなら- こめ自由詩1906-12-6
なんちゃって琉歌2- 吉岡孝次伝統定型各 ...206-12-6
紅葉が眼にしみる- 逢坂桜短歌9*06-12-6
秋の夜長- ネコ助自由詩4*06-12-6
枯れた泉- なかがわ ...自由詩5*06-12-6

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