詩のしくみについて

まず、詩と、死のちがいについて。
息苦しくなる。妙に胸が痛くなる。そうして間もなく心肺停止状態に陥り死ぬ。理由はさほど問題ではない。心不全ということで一切が丸く収まる。保険 ....
私は関西人だけど
納豆が大好きです!
けれど頑固な関西人の旦那は
決して納豆を口にしない

蛸を食べる日本人を見る
欧米人の眼
豚を食べる民族を見る
イスラム教徒の眼

彼にとって ....
飛ぶ
ということを手放して
風を作る
ということを手に入れた
君は無口なプロペラ

人間が涼む
猫が涼む
テーブルの上のうすい紙切れを
宙へ舞い上げる
いたづら

わたしに見え ....
カタカナは生きているみたい

ノンビリと誰にも束縛されずに

トコロカマワズ寝てしまう

スヤスヤスヤ

朝になれば何処かでサンポしている

ポツポツポツ

何だか楽しそうなヒ ....
街の喧騒に負けないように
大きな声で叫びつづけた
まわりが大急ぎで進んで行くから
似合わない早足で歩きつづけた


聞き流してきた やさしいささやき
見過ごしてきた かわいい野の花
 ....

街に
高い塔
塔がある
 塔の中に
  階段があ
   る長い長
    い螺旋階
      段が塔と
       一緒に伸
        びていた
    ....
奇数行 長谷川忍
偶数行 鵜飼千代子


時々は嬉しいこともあって
蛇の目に注ぎのぼる酒を見遣ると
それでお酒を呑む
波立つおもてにやがて 習ったよう ....
ボニー&クライド
昨日僕達は
5時間だけ
ボニー&クライドになれた
「詩にして」って
ボニーが言ったから
僕達のこの特別な時間のことを詩にしているけどさ
本当に分かり合えるのは
ボニー ....
コンクリートの塀に添って
浅く掘られた排水路には
緑色の水が
日照りの夏も
凍てつく冬も淀んでいて  

水中に浮遊するべき
ボウフラ・ゾウリムシの類いも
泥中にたむろするミミズの姿も ....
【水だ】

空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ

骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き

水族館の いっかいから 
          二階にかけて
       ....
小籠りくすぐりあっているのが
お仕事に影響するのは、はた迷惑ですね

「嫁の躾しろよ」という話になる



小籠りくすぐりあっているのが
生活を後ろ楯るのはいいですね

仕事は進む ....
ある犬がアルペジオを踏んで海の記憶のなかで眠る

鉄面皮から温かい血が飛び上がり赤く染まった両手を見る

小さな白痴のように路地裏で踊る

手から砂がこぼれ落ちる時を見ている

祈りと ....
むもくてきな独り言
ついに剥奪された虹
爪にかりかり 梅干
関与 火の鳥 カン

かまざりし 草々庫
ライオン折り紙 河
身持ち崩すちりとり
月 落としても 朝
雨が降ったあとだけ
わたしは
この世に生まれます

黒い空から
産み落とされたというのに
見上げれば
 ――おもいわずらうことなど最初からなかったように
 ――おもいわずらうことは誰で ....
太陽が見えない
月も星も輝かない
この地上は暗く濡れたまま
夜が明ける

夏の黒富士に残雪の傷
目前の山肌は湯気立ち霊気を放つ
この血は静かに震え
夜が明けた

この命が熱り立 ....
台風が近づいている。
ここのところ運よく逸れているだけに最大級の力を持つとは怖い
甚大な被害とは、不安定な人間にとって死を意味するようなものだから。
しかもワールドカップの準決勝が ....
小舟のようだ
夕闇を漕ぎ進む
君だけが
それを孤立と呼ぶのなら
力を込めて
一漕ぎ
ふた漕ぎ
頑なに握る
黒錆びた銀のオールの先から
反転しながら
零れる飛沫は
やがて発光する蒼 ....
ひと押し
ふた押し
み押しするたびに
深いところから
吸い上げられてくる
手応えがあって
ほとばしる
夏でも冷たい水、水、水

水という命を手に入れるために
用意された
一連の単 ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね

いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
ショッピングモールで
娘たちと七夕の願い事を短冊に書き
楽しんでいると

ふと目に飛び込む
誰かが書いた短冊


  もう二度とこの世に
  生まれて来ませんように


見知ら ....
詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
 
メガネをはずそう

まわりがかすむよう

少しは自分が見えるかもしれない


 
とうとう 
頭蓋ドーム内をコンチュウ軍団に
乗っ取られたのだ

先日から始まったW杯は
もはや故郷の国は敗退したというのに
一日中 声援が盛り上がっている

今日の試合は 
コオロギ ....
とろけてくバニラアイスを舐めながら二人の汗で汚した畳


泡立てたボディーソープの隙間から膨らむ熱を包んで{ルビ扱=しご}いて


飲めぬ酒無理して飲んで寄りかかり「はやく襲って」なんて囁 ....
小雨の中
モンシロチョウが
ヨロヨロと飛んでいる

どこかの葉陰で休めばいいものを
そんなになってまで
なぜ飛ぶのだ

腹が空いて蜜を探しているのだろうか
子孫を残すために相手を ....
{画像=140706133117.jpg}




フリーという言葉に何を思い浮かべますか?


海月(くらげ)?


海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
板の切れ端が 軒下に放り出され
横に立てかけられ 忘れ去られている

陽をあび続け だんだん色があせ
雨をあび続け 湿って腐りはじめ

風からは遠い 身動きもしない
雪の積もる夜 ただ  ....
ぼんやりするひとときがすきだ
ふだんそれほど張りつめているわけでもないのだが

焦点のないゆるさがもともとすきなのだろう
いわゆる生産的ではないだろうそんな時間

とくに創造的である必用も ....
  1 ベランダのアマガエル あるいは セミ

人工石に囲まれた中空にひらひら揺れる緑色の片鱗が
さまざまな生き物の宿る大木の小枝に見えたのか
ベランダに並んだ化学合成陶器に盛られた疑似土に
 ....
去る日──
 虚空は躁病となって
  ルビーの文月が真夏日となった

風と光と雨と土は
 ぺんぺん草だけを増長させた
  趣きの貧相なおらが裏庭一面に

あゝ 網戸をすりぬけて匂ってく ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩のしくみについて- たま散文(批評 ...11*14-7-10
【_納豆_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-7-10
やさしいプロペラ- そらの珊 ...自由詩28*14-7-10
カタカナカナ- 灰泥軽茶自由詩714-7-10
風に吹かれて- 藤原絵理 ...自由詩814-7-9
螺旋階段_1- 凍月自由詩8*14-7-9
交錯詩_「お酒」_____長谷川忍___鵜飼千代子- 鵜飼千代 ...自由詩16*14-7-9
グロリアス・デイ⇔プレゼント・タイム- ゴースト ...自由詩4*14-7-9
オセンエキ_あるは_過去に作られるべき詩_- イナエ自由詩10*14-7-9
【水】引き潮- るるりら自由詩22*14-7-9
みはるかす- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-7-9
書かれたもの- nia自由詩414-7-9
ひるまない_わ- 砂木自由詩6*14-7-8
水たまりのひとりごと_【詩サークル群青_六月の課題『水』への ...- そらの珊 ...自由詩15*14-7-8
この命が熱り立つ- ichirou自由詩8*14-7-8
最大級な台風がやってくる- アラガイ ...自由詩9*14-7-8
熱帯魚- Lucy自由詩11*14-7-7
古井戸__【詩サークル群青_六月の課題『水』への提出作品】- そらの珊 ...自由詩14*14-7-7
サークル群青_課題詩:水素、水、水気、集中できない疑問- 木原東子自由詩15*14-7-7
見知らぬ人の願い- ichirou自由詩9*14-7-7
おれの……- ただのみ ...自由詩17+*14-7-6
メガネをはずそう- 殿上 童自由詩22*14-7-6
騒がしい耳鳴り- イナエ自由詩6*14-7-6
官能短歌_1- 時子短歌5*14-7-6
生きていること- ichirou自由詩914-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい- beebee自由詩28*14-7-6
照らす者- 砂木自由詩9*14-7-6
ぼんやり- 梅昆布茶自由詩2014-7-6
アマガエル- イナエ自由詩8*14-7-5
残された時空- 信天翁自由詩414-7-5

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