たまにだだっこする
平気じゃないのに平気なふりをする
夜ごろんごろんしてたかと思うと
朝にはしっぽをピンと立てて
行って来ますととびらの前で
一人で生きて行けるって宣言したさきから
....
2007/04/17
生まれたときは
なにも
見えなくて
最初に見たのは
放射光のように
青白い
君の
瞳だったとは
罪のない
たとえ話のつもりで ....
草野球のナイターが終わり
管理人が外野の照明灯を落として
軽自動車で市営球場を後にするのを見届けると
僕はいつものようにフェンスを乗り越えて
雇われマインスイーパーのような面持ちで
慎重にピ ....
月の裏側に座って
フルートを吹いている
あなたがいた
虹の上を歩いて
口笛を吹いている
あなたをみた
海に潜って
魚たち相手に
指揮棒を振っている
あなたをしった
森の ....
単調な毎日に
少しのグラニュー糖をプラス
教室の窓側の席
右斜め前の彼を
好きだとする
なぜ彼かというと
切れ長の目が
綺麗だと思ったから
この恋には
充分すぎる理 ....
その上目遣いのまなざし
裾に纏わりつきながら
思いっきりの
甘え声で
欲しいものをおねだり
あなたの笑顔は。わたしの総てだった
もう少し我慢したらと
皆に言われた
おとこのひと ....
だれのためでもなく
言葉は うまれ
王国となった あ
きみの ためだけに
歌いたかったのに
太陽 なのか?
がのぼったまんまだ
もう ずっと
ぐっしょりと潤んで
乾かして
からからに
ぼくらを
見上げない
滅多にぼくは
ちかごろ
....
血のつながりって何だろう
最近そんなことばかり考える
親子って何だろう
一緒に暮らして
憎みながらも愛さずにはいられなくて
口では文句をいいながらも手放せない存在
他人に迷惑と言われれば自 ....
シロイ、
がたくさん
シロイがたくさん
かさなっていて
シロイのむこうに
エイエンがあって
エイエンが
ケハイを
ころしながら
....
1.
高く掲げた手のさきには指がなかった
ただ丸い肉塊である手は
指を持たぬのに天を指さした
天下人と呼ばれた男は
その指のない肉人を
食えばよかったのに食わなかった
食われなかった ....
それは「ラ・カンパネラ」だった
かきたてるような狂おしい響きに
幼い日に聴いた 胸の震えが蘇える
あのクリスタルの針が
ふれあうような高音が
ころがるように鳴り響く
軽やかに跳ねまわる ....
振り返ってみれば
いくつもの名場面が
風のように流れていました
初恋の別れ路には
薄紅のソメイヨシノが
咲き乱れておりました
老いて衰えた脳のフィルムは
青い春の余 ....
もの忘れが激しい
というよりも
もの覚え自体が悪い。
油断してると すぐに
固まってしまうアタマ。
オマケに
1日遅れでやって来る
筋肉痛....。
気が ....
壊れてる音がする
内側から崩れてゆく感覚
今まで積み上げてきた全てが
あっさりと
大事に育ててきた
それなのに
どうして、
ひとつの小さな嘘が
また小さな嘘を造らせて
僕はす ....
燃やされた
おじいちゃん
体じゅう
今までもらった愛
にじみ出ていって骨
死ぬ前
愛するおばあちゃんに言った
「愛してるよ」
愛してる
これからも
死ぬ間際の
現在形 ....
みずいろのまちで
しゃぼんだまのような
おさないひびを
かさねたぼくら
なつかしさに、
めをつむるのも
いいかもしれない
ただ
きみとぼくは
べつのいきものだったね
い ....
ずぶ濡れになって
一人きり
グラス傾ける
昨日今日と
降り続く雨はきっと
あたしのせいね、だなんて
妄想劇
繰り広げて
苦笑い、している
珈琲は遠慮します
今、温 ....
ゆふぐれ
ふみきり
みずたまり
おむかえの
はは、したがへて
黄いろいぼうし
せおう赤
あたらしいくつ
よごさずに
じょうずに
とべた、よ
はがいっぽん
....
小さな夢も
大きく育って
素敵に叶うと
信じてる
小さな希望も
大きな翼となって
はばたけると
信じてる
頰杖でまどろむ窓辺何もかも
透き通ってゆく水晶夜にて
草のゆめ針の夢またむらさきの
時のうつろい夜は傾き
果敢ないと花びら時に散るならば
....
人の幸せ考えて
行動できているかな
人の気持考えて
言葉を言ってるかな
愛のある暮らし
本当に楽しい
恋のある暮らし
毎日が刺激的
人を困らせてやろう
嫌がることしよう
人 ....
大切な言葉の群れを守れたのか
言葉の洪水は
何の温暖化のせいなのか
NT○は A級戦犯
電話ボックスで喰う昼飯は
うまいか
大切な言葉の群れを守れたのか
ローションをたたきこ ....
雨上がりの食パンは
暗い部屋の中で
その白さが大きく目立つ
外が明るくなるよりも
少しだけ早く
明るさの存在を示してくれる
そのやわらかさを見ていると
午後はどこに出かけようかと
なん ....
花が散るなど構わない
心に焼き付く姿があるから
年を取っても構わない
過ぎた季節だけ利口になるから
夢破れても構わない
敗れるほど膨らませたのだから
壊しちゃっても ....
素敵だなと
思う言葉は、全て
ばいばいをして
脳に帰っていく
消えたくはないから
決して
さようならは 告げずに
またね、とだけ告げて
帰る 帰る
伝える事だ ....
せなかに
けいさんきをうめたのを
わすれたまま
ひとは
いた
ひふのうえから
るうとのあたりを
おしてあげた
ひとはときどき
ひとであることを
わすれてしまう
らしい
自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった ....
ぼくのすきな子はほくろがいっぱい
からだのあちこちに てんてん とした
なかなかのネットワークをもっている
ゆうべ食べたごはんを報告するのが日課で
ごはんを食べるたびにまたほくろが増えるの ....
時は昼を告ぐ
車にのりて
街角にあり
見上ぐれば
欠け電球柱上にあり
冷や汗がでる
鉱夫石を掘る
広い野原
風がふく
材もなく
夕食こしらえる
女二人
蝉がささやく ....
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