異国からの手紙には 

乾いた砂と
あなたの匂い


次に逢えるのは

いつですか


同じ空で
繋がっているのに

遠すぎて
ぬくもりすら届かない

寂しいと呟き
 ....
みずたまな くりりん まんまるね ふるるん はじけてみたのは
わたしの中の あなただった
どこへもゆける ぷりずむの 軌跡 のこして
世界の終焉とか考えてたら
        虚しくなった

そして 身近な悩みを考えたら
       もっと虚しくなった

世界の事なんか考えてる場合か

そして力が沸いてきた

 ....
夜に開いた
隙間を
埋めるように
雨の旋律が
耳に届いて
孤独にいる者の
遊び相手と成りはしないだろうか
滴の奏でる音が
たった一人の為の
優しさとなって
降り注いで
あなたは雨 ....
冬は、しろく息が砕け
朝を浴びて目の前をただよっている
今どこかで
開かれた窓に
外が流れこみ
人に触れた渦が加速して吸われ
熱をうばい、いのちを呼びさます

冬は、空がひびきあい
 ....
ひきはじめの風邪と
冬の雨
足元の雪氷

淡い恋をしています と
誰に告げよう

おわるために
生まれるわけではないけれど

指先をゆっくりと冷やす
雪氷よりも
はかないと 知 ....
今から進む時間の中

時計の針は常に右回りでまわりつずける

嘘ついて傷ついた僕の肉体は

ボロボロになって間接がギシギシと

不気味な機会音と共に鈍く動く

ヒカリの ....
安易な言葉に祈りを込めた
僕の声に意味など無い
無邪気な瞳には光が無い
錆びついたスコール
死を待つだけの人々
走り去る小さな
足でも腕でも
掴んだのなら
放してはいけなかった
 ....
早く大きくなりなさいと思ったあの日は
ほんの少し前のよう
あれからなんと早い事だろう
あなたはセーラー服が似合う年になり
頬をほんのりと染め
活き活きと出かけてゆく
あなたの頬には春風が良 ....
             はばたき
               怯え
                鼻先で
                子供たちの
             ....
雨の匂い
やわらかな思考
霞んだ記憶
眠い風景
もうじき雨が降る
遠くの山が白金に染まる
絡み合った雲との領線の
なんと美しいことか
骨折したら痛いよね
すっごく痛いよね
実を言うと
一度も骨折したことないからわからないんだ

骨折した骨ってさ
カルシウムが力を出し合って
前より丈夫な骨を作るんだよね
丈夫な骨はカル ....
「卵冷蔵庫にあったっけ?」
「分からないからとりあえず買っておこう。」
計画性の無い二人が
買い物に出掛ければいつもこの調子

「ミルクとビターどっちがいい?」
「どうせだから両 ....
不愉快な覚醒が
北寄りの強い風で更に増して
両手の無意識がコートのポケットを探す
ひんやりとした裏地や
捨て忘れた入場券に
指先は触れているが
今はそれより風から逃れたい


月 ....
ちろちろと赤い舌?
いいえ、あれは小さな炎
黒土の下にはずっしりと火種
気化しているのはいのち
それとも、みらい
ぽっ
ぽっ
炎色反応はやがて
リチウムの赤から橙へ
橙から黄、黄色か ....
アウトサイダーな空間を
ひょいとのぞいたことから
サーバーを介するつながりをもつことになった

実際より10才も若く
ふるまうカノジョは
サザンが好きなかわいく淋しい女性だった

年齢 ....
淡い恋色の月の浮かぶ
 ....
僕はこの世界の果てで
君を待っている
永遠という言葉を
君は信じているのかい
僕には
それは、とても遠くに感じるんだ
それはまるで
壁に突き刺した
針の穴から
壁の ....
寒い夜

隣を歩く君の手を

握ってポッケに

詰め込めたなら……^^
遥かに遠くに満ちてゆく、夢のような泡立ち。
その滑らかな円を割って、
弱くともる炎。
最後のひかりが、睡眠薬のなかに溶けてゆく。

みどりで敷きつめられた甘い草原。
潤沢なみずをたくわえて ....
赤色の
不眠に貫かれた
清潔な砂漠の、。(少年の)海の
向こうの
幻としてだけ、。私は
今夜
ふしだらな聖母になり
奉られて
祟られて
紡がれて揺れ、。(少年の)モイライの
 ....
  

今日 

雪 

降って 

消えた




ことばは

とんと

降って 

こない







今日 雪 降って 消えました

 ....
カフェの窓辺の席

ぼんやりと外を眺めてた



交差点を行き交う人々、車



ガラス越しに

水族館の魚を見ているよう



水族館の魚たちも

人間たちをじっ ....
舌先でかるく転がすペパーミント
    君の涙の訳はきかない


雨が降るだから今すぐあいたくて
    水玉模様の傘さしてゆく


まぶた沁むほんの少しのメントール
    ただ甘 ....
可愛い女の子に出会う機会も増えてきた

季節も春が近ずいてき

僕の心に春が訪れるのも近いだろう

長い間彼女の方もブランクがあるが

昔はよくもてた方だし

ルックス ....
ああ、冬の日に

ぼくはあなたと失いたかった

夜の海をゆく

フェリーの三等室

垢にまみれた

蛍光灯に照らされ


ああ、焦りのような

遠いこころを見つめている
 ....
妖精に満ちた部屋に
姫は住んでいる
王子を待っている
永遠に続く
冬の魔法が解かれるのを

ときどききらめくのは
姫の笑い声で満たされた
妖精たちの柔らかなお腹だ
 ....
この手に触れてはいけない
この手は世界をつかむ手だ
この手は大きなことを成し遂げる手だ
おまえを抱きしめるためにあるんじゃない
この手に触れてはいけない

この手に触れてはいけない
この ....
八角形の小箱は
ブルーウォーターで満ちていて
覗き込めば
ぶちの鞠が回転している

それは
滑らかな哺乳類の群れだ
あるいは
みるく色の
貝類の
ひとかたまりに
溶けて


 ....
 叫びとは
 少女のためにあり
 それを聞くのは
 いつもきまって鳥だった

 少年は歩いている、夕暮れの帰り道
 見慣れた町並みにサヨナラをして
 彼は彼だけの家に帰っていくのだ
  ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星哀砂夢- 彌月自由詩5*07-2-18
わたしの中の_あなたへ- ひより自由詩15*07-2-18
世界の終焉- cass自由詩6*07-2-18
ノクターン- LEO自由詩42*07-2-18
冬は、しかし失われ- soft_machine自由詩9*07-2-18
ゆきごおり- 紫翠自由詩6*07-2-17
右回りの時計の法則- こめ自由詩1107-2-17
クレイジー- りぃ自由詩3*07-2-17
あなたへ贈る詩- さくらほ自由詩7*07-2-17
- はらだま ...自由詩11*07-2-17
呼吸- プル式自由詩8*07-2-17
カルシウム- 緋月 衣 ...自由詩5*07-2-17
スーパーマーケット- 1486 106自由詩10*07-2-17
ふゆのさかな・2- 銀猫自由詩25*07-2-17
創書日和「炎」_スケッチ/春- 北野つづ ...自由詩6*07-2-17
メル友HOLIC- 渡 ひろ ...自由詩6*07-2-17
淡い月と魚- 青の詩人自由詩5+*07-2-17
僕はこの世界の果てで- ジム・プ ...自由詩8*07-2-17
こころぽかぽか- もこもこ ...川柳10*07-2-16
夢の経験- 前田ふむ ...自由詩24*07-2-16
アンタレス- 焼石二水未詩・独白10*07-2-16
格子- AB(な ...自由詩1007-2-16
水族館- ajisai自由詩7*07-2-16
ペパーミントキャンディー- 石瀬琳々短歌13*07-2-16
春の訪れ- DirectConnec ...自由詩6*07-2-16
冬の日に- 吉岡ペペ ...自由詩7+07-2-16
- 水在らあ ...自由詩14*07-2-16
この手は- 未有花自由詩14*07-2-16
レモン海- 佐野権太自由詩26*07-2-16
いち- THANDER BIRD自由詩8+*07-2-16

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