ほんとに星になっちまったのかい スターマン

空で待ってくれてたんじゃないのかい スターマン

でも泣かないでいいようにソウルを残してくれたんだね スターマン



 
秋の長雨 落ち葉を濡らす
行き場のない 人知れず孤独な
悲しみの樹 痩せた枝先に
溜まる涙に宿った光 いくつも


泡沫になる 紅蓮の炎
静けさの夜に 音もなく揺らめく
穢れた肉を ....
風が吹いてる風が吹いている

根を失えば失う程
その獰猛な冷たさに気付く
自らが自らに呼び込んだ試練だ同伴者だ

風は吹いてる風は吹いている

全ての在るモノに
それぞれの風が吹き付 ....
雪が降る中 小鳥が飛んで行く
何があっても 餌をさがして
飛び続けなければ 生きていけない

天気予報で 大雪警報がだされた
降る雪 塞ぐ雪 閉じる雪

誰に知られる事なく 骨になろうと ....
玉ねぎを包丁で切ると目がしみる
時計の針の音を聞きながらカレーを作る
作り終えて コップにお酒を入れ飲む
子供の頃から読んでる漫画を読みながら

昔は使っていたけれど
今は使わない文房具が ....
初夢はどんな夢を見ましたか
すべての夢は もろ刃のつるぎ
かざして何を想いましょうや

松飾をつけた車が 走っていた
正月だというのに梅が咲いている不思議な一日
うつくしさを か ....
ひとを見て

ひとに触れて

ひとと関わって

ひとから聞いて

そう(理想)なりたい自分や

そう(願望)なれない自分が

顕れて



それはまるで物語のようだ
 ....
聖夜に雪や星が降る

水平線にひかりの島

薬をビールで流し込む

キリストみたいな世捨て人

聖歌が夜にこだまする

車は30年前ので充分

それは見間違いかも


糞 ....
…屋根から滴り落ちる水滴を見つめて

少しだけ ほんの少しだけ
水の音に耳を澄ませたい
鯉の泳いでいる 石に囲まれた
あの光景を思い出すから

かつての敗者だった僕に
送り届ける安らぎ ....
雑踏をかき分けながら
正午の鐘が鳴る
おなかも鳴れば
そこは立ち食い蕎麦屋
千円札を差し込み
天玉そばの食券がポロリと落ちてくる
ジャラジャラとおつりの音

男たちの背中をかきわけ
 ....
三年前にどうにも眠れなくて
三か月半の入院をした

そして今度はどうにも食べられなくなって
また入院する

そこはさまざまな動物が生息しているジャングルだが
静謐な時間が過ぎる場所
い ....
蒼い夜底の真ん中
白壁の沈黙、ふと絶え

薄い格子戸開ける女の白手
手招き三度、ゆらゆら揺れる

傷だらけの幼子の抱擁
骨組み晒し、癒されぬまま

格子戸の向こうに開ける界
二体の ....
           160109

カードをかざしてください
ドアは開いて中に入れます
マイナンバーカードをかざすのだ
持参しなかった方は
残念ながら、お入りになれませんので
至急カー ....
林檎の甘酸っぱい匂い
鼻腔いっぱい広がる広がる 
一日中肉引き裂かれる激痛と闘い
夜に進んで解放され
冷水求め冷蔵庫開ければ
懐かしい匂い 君の匂い

君はいつも
なぜか仄かに林檎の匂 ....
ミルフィーユ仕立て高層マンション
晴れとも曇りともつかない冬ぞらに
めりこんだ白い実体は陽炎にゆれて
二十年前には無く二百年後にも無い


     むすう むすうのカゾクが
      ....
晴れた日に
(  )を捨てる それは
たったひとりだけで行う儀式のように
もう一度愛してから、という未練は
明るい光が消してくれる

洗いたての
(  )を捨てる それが
慣れ親しんだ ....
 冬になるたびに訪れる山荘のウッドデッキに霜がおりている。
 木のテーブルを挟んで二脚の籐椅子が向かい合っている。
 一方に腰かけている麦わら帽子はきっと誰かの忘れ物。
 もう一方に腰かけた ....
可能な限り赤い空に

ぼくらがおもう神様がいた


ライトバンが光を揺らして

とぼとぼとぼとぼ道を行く

いき違いばかりの愛しさが

まかり通ってからから言う

からからか ....
人は生まれて死んでゆく
あたりまえといえば
なるほど あたりまえ

太陽が昇れば起きて
陽が沈めば眠りにつく
ただ、そこに記憶があるだけで

生死もあまり変わらないのだろうと思う

 ....
ひとの心は果てしなく彷徨う
距離や時間を超えてゆく

痕跡にすぎないものに捉われ
憶測の触手をあすに伸ばしておののく

ときどき何かを削ぎ落しながら
変わってしまうことをおそれながらも
 ....
駅にゆく道すがら
こどもがしゃがんで俯いている
俯いた背中が震えている
泣いているのだとわかった

道行く人を視ていると
みな邪魔そうに避けていく
なかには蹴とばす真似をして
薄ら笑っ ....
どてらカボチャが降って来る
滝のように降って来る
頭をぶるんぶるん振り回しても
私の脳は考えない感じない

どてらカボチャはオンオン鳴く
夜陰を軋ませ鳴き続ける
私は感じ考える
無人大 ....
風呂の換気扇のスイッチを付けて今日の日記を書く

ラーメン屋に行きカウンターでラーメンを食べる僕の横に
若い女性が二人座りました 混んでいたのです

本当に本当に久しぶりに女性の近くに寄った ....
平穏の訪れを告げる
朝の鳥の声が鋭い

町は信頼により配置され
道路は情義によって接続され

酒はすべての裂け目を流れ
裂け目をきれいに架橋した

笑いはすべてのとげを包む
 ....
悲しいことがあると

あなたの名を呼んでいる

呼んでなぐさめられている

やさしくてあたたかい肉だ

体液でよごしても

けがれたこころで乱暴しても

あなたはよろこんで
 ....
横顔とは
君の横顔が見える、という事は
なんと切ないものなのだろう
その視線が此方に向く事はない
僕は君の横顔を見ているだけで
それ以上、何も出来ない


膚の下の肺の中を
 ....
晴れた日の会場内に 用意された百脚の椅子

来賓者、関係者、招待者、出席者、
名簿に記載された ずらりと連なる固有名詞

司会者は叫ぶ
(百人満席、晴れた日に、)
新聞は語る  ....
重たいドアを押して外に出ると
階段を数段上ったところで
思わず立ち止まる

百貨店の屋上は
すっかり様変わりしていた

複雑な段差を組み合わせた
明るい色調のウッドデッキ
オリー ....
空と海の混沌に
突き刺さる黒い陸の先端
に白い少女が立っている

淡い彩りが現れ
生まれた風が海を押す
押されて海は岬に駆けのぼり
少女に白い言葉を飛沫く

潮鳴りにひそむ遠い記憶の ....
幾億粒の{ルビ眼=まなこ}が煌めく
夜の底

磁気に繋がり
流れを描き
脆く途切れ
こぼれる様を
見ているようで
見ていない
視線の針が交差する
決して出会うことはなく
跳ね返る ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スターマン- 殿上 童自由詩20*16-1-11
流れる- 藤原絵理 ...自由詩516-1-11
リアル・ラヴ- たけし自由詩716-1-11
息づき- 砂木自由詩8*16-1-11
形の愛- 陽向∮自由詩10*16-1-11
かざしことば- るるりら自由詩16*16-1-10
想い- 吉岡ペペ ...自由詩616-1-10
世捨て人- 吉岡ペペ ...自由詩516-1-10
鯉の様に- 陽向∮自由詩8*16-1-10
立ち食い蕎麦- チーズオ ...自由詩816-1-10
ハートランド- レタス自由詩816-1-10
逝く骨組み- たけし自由詩7*16-1-10
かざしことば- あおば自由詩11*16-1-9
最愛の人- たけし自由詩816-1-9
ウェヌス遠景- ただのみ ...自由詩19*16-1-9
弔い日和- そらの珊 ...自由詩1716-1-9
冬の詩- ヒヤシン ...自由詩9*16-1-9
赤い空- 吉岡ペペ ...自由詩1816-1-9
そして…- レタス自由詩8*16-1-8
越境- 梅昆布茶自由詩2316-1-8
ふゆのこども- もっぷ自由詩11*16-1-8
ノォノォ脳ガクシャ- たけし自由詩5*16-1-8
風呂の前の日記- 陽向∮自由詩6*16-1-8
平和- 葉leaf自由詩516-1-8
月あかりの道- 吉岡ペペ ...自由詩516-1-8
横顔- 凍月自由詩8*16-1-7
空席- 為平 澪自由詩816-1-7
煙突と月見うどん- nonya自由詩22*16-1-7
暁光- イナエ自由詩20*16-1-7
流星雨- Lucy自由詩24*16-1-6

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