すべてのおすすめ
初めて恋をした。それは今から8年前の秋のこと。
私の初めて好きになった人は、友達の恋人だった。
その人がある日突然、言った。「お前の方が好きになっちゃった」
彼は私に生まれて初めてのキスをく ....
あたしがフランス語をやってるのは
別にフランスマニアなんでもなく
フランス文学に傾倒してるからでもなく
映画が好きだからなのでもない
ただ、あなたに追いつきたかったから
共有できるも ....
オオゴトだと思っていたら
オオゴトになっちゃう。
だから当たり前の通過点で気負う必要もない
足元をしっかり見ながら取り組みたいと思う
だけど結果のこととか
考えないでいられないわけも ....
ねぇ、いつになったらやってくれるの
もう頼んでから2ヶ月も経とうとしてるよ
いつもみたいに私から
連絡入れないと 思い出してもくれないの
ちょっといじけて電話かけてみた
思い出したつ ....
たとえば
信号変わりそうな横断歩道で手を引いてくれたり
たとえば
受話器の向こうからあなたの声が聞こえたり
たとえば
後ろからぎゅっと抱きしめてくれたり
たとえば
日記にコメ ....
あなたがそんなにつれない態度なら
あたしはどうしたらいいのだろう
顔でも変えてみようか
鼻を高くすればいい?
頬骨は出てないほうがいいの?
二重の目は気に入ってるけど一重の方が好き? ....
「お前は俺から離れられないでしょ」
冷たい眼で貴方が言う。
まぁそうだよ。認める。
あたしには貴方しかいないし
貴方でしかあたしは満足できないんだ
だけどその瞳にカケラの愛も見当 ....
思いっきり見捨ててほしい
着信拒否にしてほしい
電話番号変えてくれてもいい
気づかないうちにマイミク切っちゃってほしい
日記にアクセス制限かけてくれたらもっといい
あたしがどんな ....
あたしの言い分
あなたの言い分
我慢させてたのは、あたし
我慢してたのは、あなた
折れるなら・・・あたし かしら。
ただし、現状をかえることが難しいなら
ど ....
一生懸命マスカラ塗って
暖めたビューラーで扇状にカールさせて
鏡の前で何度も角度を変えてチェックした
なのに このありさま
ここ一番て時に下まぶたは黒ずんで
至近 ....
「人肌恋しくて、電話したの」
あなたは鼻で笑ったけど
口角を片側だけ上げて笑う
いつもの顔してるって わかってる
誰でもいいわけないじゃない
声聞きたくてさ ほんとに
....
あたしはずっと
小さな森に閉じこもって
鳥の囀りと風の音に守られて
一人で立っていると思い込んでいた
それは今も変わらない
外の世界に心底憧れているのに
進んで外の空気に触れようと ....
XXXへ
昨日はありがとう。
久しぶりに会えて楽しかったよ。
ちょっと気まずいこともしちゃったけど
それはそれでよかったのかなぁと思うよ。
私は意外とこういうことを真面目 ....
黒いスカーフで視界をふさいで
縄で縛って動けないようにして
ピンクのおもちゃで壊してよ
小さなモーターの振動が
あたしの心まで揺すって溶かす
失神するまで ....
歯が ぐらぐらしてきた
これはきっと 抜ける前兆
朝起きたら 昨日よりぐらぐらしてた
指でつまんで ぐらぐらしてみる
ちょっとだけ ひっぱってみる
まだ 抜けない
ご飯食べるときに ....
期待させるようなことを しないでほしい
どれだけ振り回されてきたか
それでもいいって 納得させてきたけど
ちょっとずつ 悲しい気持ちが溜まっていく
キスしてくれるなら
も ....
そこは夜のオフィス
真っ暗で 誰もいなくて
机の上の書類の束には
見覚えのない文字が
所狭しと並んでいた
月も沈んで静寂が訪れた
肩に手を置かれて
振り返ると あなただった
....
壁の向こう側にあかるい未来が存在すると聞いた
あたしは未来が見てみたくて
その壁を乗り越えようと足掻き
ある時は穴を開けようともがいた
突然、風が吹いてきて 目に砂が入った
....
今の手持ちあんまりないけど
この半年を乗り切るには十分
かたまりのような不安は
津波のように押し寄せて
飲み込まれそうになるけど…
それでも後悔は、しない。そう決めたから ....
初めてラムネを飲んだのは
確か5歳のときだった
ママとパパに連れて行ってもらった
近所の夏祭り
小さなベンチに腰掛けて
ガラス玉を落としてくれたのは
パパだった
ビンに口 ....
あの日から気づいていた
いつまでも見過ごしているわけにはいかないって
すべてを咀嚼なしに飲み込むことはできない
瑠璃色の壁で護られてる貴方には
ひっかき傷さえつけられないから
....
赤い長靴でスキップして
小鳥の傘をくるくる回して
水溜りでぱしゃぱしゃ遊んだ
憂鬱な空を吹き飛ばすおまじない
空には虹がさして
もやもやした気分は全部
雨雲がさ ....
セブンスターの香りが鼻を掠める
あぁ、あの人はきっと近くにいる
だからあたしは安心してここで悶えていていい
目隠しの奥でもう一度 ぎゅっと目を瞑る
肌の感覚 ....
そんなこといくら思っても 口には出せないから
あなたの横顔を覗き込みながら、願う
あたしの胸に顔をうずめてすやすや寝息を立てるあなたを
いつから当たり前のように見つめられるようになったのだろ ....
やさしくなれないのは ちょっとだけ
オーバーしてしまったから
あかいひよこと あおいひよこは
気持ちの 端っこと 端っこを ひっぱりあいっこ
倒れない旗は 少し ....
胸をお借りしても いいですか
肩に少しだけ 寄り掛かってもいいですか
もしよかったら 抱きしめていただきたいのですが
そんなこと 頼んでも いいですか
貴方と私はついこ ....
これ以上 言葉を重ねたら
青い光にすっぽり 包み込まれてしまいそうで
触れるか 触れないか 指先の熱をもてあました
人を好きになるって 理由とか わからないけど
青い ....
はじめは とくに なにも とくに なにも
着慣れないスーツの下で 固くなってた
少し乱暴な言葉遣い あまり話さない大人しい印象
あたしの周りにはいないタイプだな と思って 見てた
....
雪の結晶を ブローチにして
蓮華の花で ティアラを作って
突然の 夕立に 行く手を阻まれても
二人で歩く 道の先が 霧に霞んで見えなくても
紅い薔薇の ブーケを抱いて
カスミソウの ....
きっとだれよりも近くにいたって
見えないんだ
ほんとは君の考えを
手に取るようにわかりたい
ボクも透明になって
全部透けてしまえばいい
そうしたらきっと
恐いことなんてないだ ....
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