軽く結ぶ靴紐と同じ今日の意味握り締めたくて離してしまう

ベランダのまだ乾かないシャツの袖つまんで頷くその顎の先

三両の電車に揺られあくびする瞬間のあなた私のものかも

玄関をそっと開け ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
あの、ね

  君の語りの中にはいつも海があって
  壊れた砂時計が海岸線を塗りつぶしている
  波はいつの間にか言葉になって
  こだまする、喉の奥

赤いうさぎを抱いた少 ....
{画像=080426092028.jpg}
さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
世界は現実味がなくて
絵葉書を見てるみたい。遠い。

この窓を開けて
風を部屋に送り込めば
少し生きてること
実感できるけど

ねぇ、なんだか
とうめいにんげん、になった気分

 ....
いまいましい季節が過ぎ去って
春の匂いを運んで
ちいさな風が
独り言を
ちっちゃな声で

ほんにゃら ほおい

赤いランドセルに
まだおんぶされているような
ふきのとうの葉で
傘 ....
自分で考えてみても些細過ぎる悩み事を
頷きながら聞いてくれる
復縁できたらとか下心あるのかな

彼だった頃は喧嘩ばかりしていたのに
なんだか不思議だよね
今では心を開いて相談できる
同志 ....
ぼくは いなくなろうとおもいました

だけど みんなはぼくに
みずをあたえ たいようのひをあびさせ えいようをたくさんくれました

ぼくは みんなに ありがとう をいわなければいけなくなりま ....
ただ
春風のなか

悲しい言葉だけが
過ぎゆく

夕暮れの風は
ひんやりと
こころを冷たくする


この
哀しき季節
暑いのきらい いら
汗かくのきらい いら
残りひとつ
いら 三つで
あのひと爆発

扇風機にあーってやって ほう
かき氷で頭きーんってさせて ほう
残りひとつ
ほう 三つで
あのひ ....
何故か哀しみ溢れる色 今日はポイントデー
ついつい買い過ぎちゃったみたい
殺傷能力は一人前よ
エコバッグからネギ。

月イチの被害者
ニュースでよく見る殺人事件みたい
生まれくる尊さも知らないのよ
無残に割 ....
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて

忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎるがゆえに
止まることができなくて

傷ついたと言われるまで
君に言葉を投げてしまう

 ....
              080422


懐中電灯に照らされた
懐中物を盗まれた
泥棒よけの電磁波は
人畜無害だと
家々に立ち寄って
説明して回る

懐中電灯の電球を
LED ....
                  080422


共通の
共時性の意識が腹の皮膚に触れて
張り付いてコバンザメになった
食いつかれて痛がる子供らは
悲鳴を揚げながら陸に上がるのが
 ....
   書いては消し、
   書いては、
   消し、


   夜 、
   に書いた手紙は朝にもういちど読みかえしてみよといいます、
   雪は残らずとけてしまった、私は雑 ....
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
梅が咲いたことも
桃が咲いたことも
桜が咲いたことさえ皆が忘れ

春が
例え
泣こうとしようとも


春は
一枚の絵
元気ですか?

しっかりと生きていますか?

愛していますか?

たとえ、愛されなくても

思うように過ごしていますか?

わがままばかりいっていませんか?

迷っていますか? ....
雨の落ちていく時
私の足音と同じ
ぱしゃりとつながるのが
みえそうな気がして
喜びというものに
出会えたらいいと
信号が車を止めるという
決まりきった約束だけに
心のすべてを捧げていた ....
寝ている隙にブーツの中のにおいを嗅いだ
気が遠くなるという言葉の意味を知った
君を好きな気持ちに変わりは無い

寝ている隙に鼻毛を抜いてみた
殺すぞゴラァと胸ぐらをつかまれた
君を好きな気 ....
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に

君にだけ 教えてあげる

ふたつにひとつ 秘密をひとつ
守らないで 背負わない ....
駱駝は人手に渡してしまった。
少しの水と、一日分の糧と引き替えに。
だから二人の娘は手をつないで歩いた、
月下の沙漠は、
はろばろと二人の前に広がっていた。

邪恋の娘ども、と囃し立てられ ....
わたしの心と体というふたつは 
風の息吹に包まれながら 
透けた紐に結ばれたひとつです 

体が体のみならば 
わたしは只の人形です 

心が心のみならば 
わたしは只の霊魂です 
 ....
雨にかすむ
はなみずき

だんだん
あたりも暗くなって

今なら
泣ける
気がするの
ジャパン・ランドのうえを

ひかりが

風が、雲が

ちからの流れを変えてゆく

ぼくらはどこから来たのか

ぼくらはどこへ向かうのか

おなじでも

べつべつでもないのに ....
木々の緑を揺らし洗う

風の音たちが
私を遠い所へ連れ去ってゆく

ざわめきの葉葉に清純な雨が伝う

そう暴風雨は埃にまみれた
この都市を透明に塗り替えて
明日の蘇生を約束してくれる ....
きょう
たんぽぽとはるじおんを食べた
すこしだけ耳が伸びて
神様の声をきいた


あしたは
すみれとばらの花を食べる
すこしまた耳が伸びたら
まだ聞いたことのない
あなたの声が聞け ....
{引用=雪見大福サイズの

雪見大福みたいなうさぎたちに 羽がはえて

ぶーーーーん って

いっぱい空を飛んでる

なんだかあわててぶんぶんしているので

いっぴき 飛ぶうさぎを ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花瓶の薔薇、玄関の靴、居間の窓、風埃水、明日の自分- 吉原 麻短歌308-4-27
空はわたしを抱く- こゆり自由詩20*08-4-27
あの、ね- Rin K自由詩38*08-4-26
夜に- beebee自由詩11*08-4-26
近状報告、君へ- 三奈自由詩7*08-4-24
ほんにゃら_ほおい- 乱太郎自由詩26*08-4-23
見つめなおすひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*08-4-23
生きることそれは、- そらの  ...自由詩3*08-4-22
悲しい言葉が過ぎていく- 風音携帯写真+ ...5*08-4-22
ごしんせつ- FUBAR自由詩4*08-4-22
- ゆきのか ...携帯写真+ ...4*08-4-22
月イチの被害者- 相羽 柚 ...自由詩2*08-4-22
諍いのあとで- kauz ...自由詩6*08-4-22
解説- あおば自由詩4*08-4-22
共時性- あおば自由詩2*08-4-22
ひかり- 石畑由紀 ...自由詩22*08-4-21
遠野拙歌- 西日 茜短歌7+*08-4-20
天聴(テンチョウ)- beebee自由詩7*08-4-20
落ちて、なお咲く- 風音携帯写真+ ...6*08-4-20
手紙- 短角牛自由詩3*08-4-20
雨鏡- 砂木自由詩8*08-4-19
ブーツの中のにおいを嗅いだ。- もののあ ...自由詩8+*08-4-19
ひみつ- 蒼穹自由詩7*08-4-19
影さやかな月のもと- 佐々宝砂自由詩16*08-4-18
宇宙ノ木_- 服部 剛自由詩10*08-4-18
夕暮れになる- 風音携帯写真+ ...6*08-4-18
四月の風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1008-4-18
暴風雨- アハウ自由詩15*08-4-18
- yo-yo自由詩20*08-4-18
うさぎ- もも う ...自由詩22+*08-4-17

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