3.

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君を永遠に取り囲む僕になる。
いつまで続くの

この闇は

時々光が差し込み

闇はあけたと

両手を開いたら

その手はまた

闇へと引きずられ

繰り返す


闇と光と闇と光と ....
星を見た

いつもと違う場所から見た

自分んちの方向を見た

明るくって夜なのに昼間みたい

でも

私は毎晩、あそこから見える星をキレイって

眺めているんだなぁ

都 ....
悲しみはいつも 雨の音に降る
空がとおく濁り あわいきらめきが陰る
強く打たれだす風 街路樹が狂うように

どんなに想っても 届かない 思いがある

悲しみはいつも とおい空に降る
荒れ ....
 この森を見つけてどれ位になるだろう 僕は今26歳だ
 死者の懐かしい匂いがする 絶えず葉を擦り合わせている森の奥から漂ってくる 決して入ってはならない 暗闇に食べられてしまうから
 泥まみれの骨 ....
静寂が
哭いている、部屋の
隅っこで
うずくまっている
 
返らない電波を
無意識に、待ち望みながら
瞼を引っ張る睡魔と
戦う
 
 
汚れを知らぬ
白い壁に包まれて
私は寝 ....
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る


トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足


陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
鍵爪のような細い三日月の夜
ある人妻は魔王メフィストと約束を交わしました
禁断の恋の成就を願い
その代わりにメフィストの言うがまま
魂を売ることにしたのです


ただ一つだけ月の出ない闇 ....
体に雨があたり続けると
冷えていく寒さに
体内に取り込めば力となる水の
私とは相容れない歩みを知る

宿り木のような両手の指を暖め
握りしめる手の甲を濡らす雨と
向かい合っている体内を巡 ....
place [pleis] 1場所 2空間 3雰囲気

それは電車のドアの横
1人で寄りかかっているのが心落ちつくの
流れゆく景色を眺めるのも
物思いにふけっても
どちらも悪くない
私の ....
 俺は無理をし過ぎた
 廃人寸前までいった
 太陽を見つめてイカれてしまった
 友達はかかしんぼう
 ただ、壁の一点を見つめていた

 たばこを買いにいくだけが
 俺にできること
 モ ....
流れていくのは
いつも昔のもので
西でギラリと
湾を満たすものは
せめて夕日に
清らかに染まろうとする
 
夜の寒さなど
思うこともなくながめていた
港を出て行く
貨物船の短いマス ....
黒い独楽に心臓を奪い去られた街が
朝を待っている

メダリオンを施された靴が
血と土を踏みしめ

骨ばった指の先が
染みのついた君の前歯に触れる

君はいろいろなところに穴が開いてい ....
空にある月が

まんまるで

とっても綺麗だったから

撮ってみたんだ

だけどまんまるで大きな月は写らない

今ある月はこんなにも綺麗なのに
雨をつなぐ
今日の空と明日の地を結ぶ
季節が駆け足で巡ろうとしているから
雨をつないで季節をとどめる
一粒一粒

雨をつなぐ
想いとは裏腹に
光の粒を散りばめた朝が訪れ
梅雨は明ける ....
日が昇るのと同じ速さで絶望が走る


それを二人は美しいと言った


もう戻らぬ片手間の未来に


ライラックのキスを
あの日から
月は止まり
太陽が語りかけ
僕だけの星が生まれた

未だに雨と病院の匂いだけは
好きになれない

人生が楽しかったとは限らないが
彼女に見放されない為に必死だった

 ....
その特別な血に
近づくと
顔をひそめてしまうくらい
ひどい、だが
虐げられたような、それでいてはむかうような
やるせないような
においがする
あるいは
海のようにきびしくて、底知れぬほ ....
360°
どこから見ても
アンバランスな僕たちは
中野ブロードウェイの人ごみを避けて
細い路地裏を行ったり来たりした

365日
一緒に居たくて
ひとりぼっちになりたくなくて
君の服 ....
最近どうにも足が疲れて疲れて仕方が無いので病院に行くと
一応疲れていますねと診断された
一応と言う言葉にむっとしたが
いやそれは最初から分かっているのですが
原因が分からんから調べて欲しいので ....
夢を見ていて悲しいことがあると
純粋に悲しい感情だけが高まって
夢の中で
押しつぶされそうになってしまう
そんなとき
胸の上の猫を払い落とせば
急に楽になれる
目を覚ますと
猫のいない ....
呪文を となえれば
砂の虹が くずれる
言葉の なきがらを
なきながら ふんで
風の道に とどまる
ついに機械は人間を征服した
自ら創り出した機械に追われた人間は
やがては
絶滅の道を進んでいった

地球を征服した機械は
だからといって
自然を支配しようとはしなかった
むしろ
自然 ....
「一番星はどこに」


風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏

どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋

この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
鱗が一枚一枚
剥がれ落ちるように
今はまた
別な種類の魚になって
あなたを飼うことに
とても忙しい

引き出しを開けると
テーブルと水草がないので
ホームセンターへ買いに行く ....
  結膜や角膜も干上がっている
   内耳や外耳も塞がっている
    鼻翼や鼻腔も欠けている
   口腔や口唇もむくんでいる
        そんな そんな
     孤高の埴輪を黙殺して ....
私がここで
見上げた魂は
小麦色の女の子に

吸い取られちゃう
くらいに軽いんだけど
だけどそれで
ピュアにもどる

この道が
続くなら 
泣いた子供が母親を 呼ぶ声で

 ....
ありがとう。

さようなら。
アクセルを踏み込む足は
わずかな躊躇を阻み
回転数をあげていく
ミラーを横目に
流れる景色を客観視しては
座りこんだ目に
命を預けてみる


緩める事に躊躇いを感じ
加速させたままの風
カーブに鳴くタ ....
湖の上
淡く、輝く光が
ちらちらと
飛び交っている、その横で
 
私は息を潜めて
空を
じっと、眺めている
 
 
儚く光る
空の、瞬きと
目の前を飛ぶものが
重なる
 
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
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