街の明かりを

すべて消したら

醜い心や

卑しい気持ちや

憎い思いが

リセットされたらいいのに。

そして

明かりを灯した時

自然と笑みがこぼれたらいいのに ....
描きたてろ想像をそうそうと易々安くない言い回しは存在しない
真実は光よりも暗闇にあると信じる。この信条に1条の光が射す
9.11俺がいちいち言うまでも無いがあの日失った魂から新しいや素晴らしいが
 ....
ミンククジラのパンプスの中で
小さな金魚が揺らめいている

落雷があった駅からは
洪水が始まっていて
横断歩道の境界は灰に変わる

賭けに出る前に
豪雨の隙間ですれ違った少年は
折れ ....
秋のりんご園では
赤に染まったりんごが
元気にりんりん実っていて

枝は垂れ下がり
重たい実
それに丁度よい枝

葉は光をつかもうと手を伸ばした
あのままの形
その向こうに広がる
 ....
―眠る時数える羊に
   なぜ人は安らぎを求めるのだろうか?―


夢追い羊は
たった1匹で
人の夢を追いかける

ただひたすらに
決して追いつくことはないけれど
人の夢を追いか ....
すべり込みセーフで

ベースの上を駆け抜けろ

たとえ誰かが

試合の終わりを告げたとしても
今宵の月は雲隠れ

君の思いは届かない


次にお目見えする時は

いつまでも聞こう

君の声を
 わたしよりウチとか言ってる息づかい君に会えたと確認してます

 あほやなぁそれで駅へと行きますか次に会う日が未定というのに

 急かされて、はよう決めやと言われてるそんな時間が大阪と思う
 ....
掃き清められた玄関先に打ち水しませんか?

天井にファンをつけても
南国特有の怠惰な湿った雰囲気は味わえない

そう、
空調で管理された夏が
置き去りにしてしまった夏もある

蝉時雨 ....
+四杯目から+

 店の一番奥に大きな真っ黒なドアがあって
 それはちょっとやそっとでは動かせそうにもないタンスで蓋をされてる
 さらにはドナセラなんたらとかいう幸せの木の鉢植えでカムフラージ ....
からだのすきまからくうきが
めにみえない
こぼれものがこぼれていく
それはうちゅうのもととなるものかもしれない
どんどんじょうはつしていくの

ひきとめておいてください
そのてをひっぱっ ....
バルサミコソースが複雑に酸っぱくて
関係ないのにあの汗の味に似ていたからって
ああもうぜんぶだめなんだとフォークを置いた
まったく大げさな話だ
こうやって一日中町をふらついたあと
溶けた飴で ....
あの緑陰に佇んでみたものは
光るまちだったのか 雲の流れになぞらえ
かすかに形を変えてゆく思いなのか
今はもう分からない黄昏に包まれる
やるせない影ばかりがのびて 路に夕べに


項垂れ ....
屋上はあった
屋上は食べた
金属の感じがする手すり
その向こうに
川は鈍く流れた
その流れの先に
わたしの家はあった
ドアノブがゆるくて
屋上のない家だった
食べなかった
少し曲が ....
やりきれない憂鬱に
身体ごと飲み込まれそうなときは
とにかくバナナを食べる
何も考えずに食べる

午後のダイニングテーブルの上に
少し茶色く変色したバナナの皮が
脱ぎ捨てられた下着みたい ....
子供の頃世界は
今より青かったとおもう

あめふり

電車に乗って目を閉じる

水の匂い

目を開けると
世界は青くて
子供に戻れる気がした。
確かに存在するのに

掴まえる事ができない

掴まえたと思った瞬間

それは形を変えてしまう

目の前に飛び出そうとしているそれが

ぎっしりと並んでいるのに

飛び出した瞬間 ....
ホームランは打たなくていい
とにかく一塁ランナーを二塁へ
確実に送れ
自分が塁に出ようとは思うな
観客にかっこいいところを
見せようとは思うな
チームのために仕事しろ

このために
 ....
「遠くまで来てしまった」

そういう感覚は

地方都市への出張で立ち寄ったコンビニで
訛りの強いレジ係と短いやり取りを交わす瞬間でもなく

海外の小さな空港のロビーで
トランジットの待 ....
夏がはじまる

簡単なこと

色画用紙をぺらりとめくる

緑の次は青

それくらいの
遠くにそびえる
黒い山々
深い緑の杉林に入る
つんとする匂い
冷気が身体を包む
見上げても空は少なく
灰色で
まるで薄荷の中にいるように
涼しい

林の中では遠くまでは見えないのに ....
目の前を足早に通り過ぎる人々
僕なんて視界にすら入らないみたい

淋しいのは慣れっこだよね


ゆいいつ差し伸べられた手
温かくて大きくて

淋しいのは慣れっこなのに
不意 ....
何処の誰だか存じませぬが、
それでもやはり生きていて欲しいのです
私を死刑にしてください
私を死刑にしてください

街行く人に向かって
私は大声で叫びます
みんなが私を振り向いて
みんなが黙って去っていきます

お嬢ちゃん
一人の紳士 ....
誰も
踏んづけなかった猫が
月明かりを探している
綺麗な光の下じゃないと踊る気がしないんだってさ
踏んづけられた猫は
歌にされて
とても怒っている
だから街灯の明かりが漏れ入ってくる ....
五月雨に打たれて果てる卯の花に永遠には咲けぬ理を知る 忘れかけていたフレーズが
検索にたまに現れて
クリックしそうになることを
僕は言わなくちゃいけません

気にしないなんて言ったのは
誰にも興味がないためで
アイスクリームが好きだから
 ....
・2007-04-14

このごろは平和が白く見えますね

錠剤の錠という字に諭される

東ハトは菓子屋なんだよなあ中田

百円で三分動きますけれど

尻尾にはピアスを開ける予定で ....
お前の母さんだよと恐竜が言う

地下室の扉はひんやりしている

地下室の天井から縄が一本降りている

恐竜が肩を抱き、母さんに会いに行こうと言う

恐竜の皮膚はざらざらしている

 ....
アダルトビデオから男優が逃げた
かわりに僕が入れられた
男優はそのままビデオショップに返却し
自由の身となったようだった
ビデオがレンタルされた
借りたのは彼女だった
僕は女優をビデオの中 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スイッチ- 來稚自由詩5*07-5-31
The_Good_Spirits- takamc自由詩207-5-31
合図- 士狼(銀)未詩・独白9*07-5-31
りんご園- ふるる自由詩12*07-5-31
夢追い羊- 麻生ゆり自由詩6*07-5-31
すべり込みセーフ- 快晴自由詩6*07-5-31
雲月- 森川仁自由詩307-5-31
大阪LOVER- たにがわ ...短歌607-5-31
*扇風機にコエ*- かおる自由詩11*07-5-31
source- 水町綜助自由詩16*07-5-31
きみをみつめるからちきゅうがたんじょうした- ki未詩・独白407-5-31
sauce- 水町綜助自由詩13*07-5-31
あの緑陰に- 石瀬琳々自由詩15*07-5-31
屋上- たもつ自由詩707-5-31
バナナ- 大覚アキ ...自由詩607-5-31
花嫁の装い- プル式自由詩4*07-5-31
「無題」- 広川 孝 ...未詩・独白107-5-31
2番バッター- ぽえむ君自由詩6*07-5-31
distance- 大覚アキ ...自由詩507-5-31
- 曠野未詩・独白407-5-31
杉林- ふるる自由詩16*07-5-31
ぬくもり- 優飛自由詩8*07-5-31
つぶやき- FUBAR未詩・独白5*07-5-31
少女の死刑- なかがわ ...自由詩5*07-5-31
猫「寄るな」- 花平すり自由詩907-5-31
卯の花くたし- いまいま ...短歌4*07-5-31
静物- 若原光彦未詩・独白407-5-31
雑句(2007-04-14、2007-05-27)- 若原光彦川柳1107-5-31
きょうりゅうとわたし- ミゼット自由詩6*07-5-30
アダルトビデオ- 小川 葉自由詩9*07-5-30

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